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お盆の思い出のお時間
お盆の思い出のお時間
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タイルまんさん
世の中で一番必要ないものって知ってる? お金だよ。 お金さえなきゃ戦争だって起きず平和になるんだ…。 だから皆のお金を処分してあげるからオラに皆のお金をわけてくれ! - 投稿日:2015/08/17 00:01
お盆も終わりましたな…。
皆様墓参りしましたか?
僕は3年程しておりません。
何故か?
盆休みなんて無く通常営業だからだよ!!
アホみたいな顔して涎と鼻水を垂れ流してわざわざこんなクソ田舎まで盆休暇利用して来やがって…!
アホか!!
あ
アホか!!
俺だってどっか行きたいさ!
行きたいよ!!
そうだ
京都へ行こう
行かねーよ!!!
そんな暇ねーから行かねーよ!!!
お盆と言えばひとつ変な体験があります。
あれは毎日猿のようにシコシコしてた中学3年のお盆。
実家は母屋(おもや)と離れがございます。
離れと言っても裏口から2歩程外に出ればすぐ着く訳で。
親父の仕事上事務所兼生活スペースとなっていた訳です。
そちらには父親と母親と妹が寝ておりました。
母屋には自分の部屋がありじいちゃんとばあちゃんと3人で夜は過ごしていた形になります。部屋は別々ですよ?
その年は一緒に住んでいたじいちゃんとばあちゃんがどちらも入院しており、1人でお盆を過ごしてました。
お盆最後の夜。
じいちゃんの容体がちょっと悪くなり親父が病院に泊まる事になりました。
離れに母ちゃんと妹。そして母屋に自分1人。
当時はまだ部活をやっていたので夏休みもクソもなく毎日朝早かったので早く寝てましたがその日は珍しく夜中まで起きてました。
深夜1時過ぎに流石に寝ないとマズイとなり電気を消して就寝。
ウトウトして寝れそうってなった時に事件は起こりました。
部屋の外の廊下の遠くから足音が聞こえてきたのです。
自分の部屋の隣は台所、その隣は洗面台と風呂場で突き当たりが家の裏口となっています。まぁ田舎なので古い形の家です。
その裏口の方から足音。
人の足音ではありません。
小動物…猫の足音。
あー…猫入ってきたのかー…。
ウトウトしながらそう思いました。
何故猫のような足音と分かったか。
昔我が家は猫屋敷呼ばわりする程猫を飼ってました。
最大で15匹だったと思います。そんないれば猫の足音も嫌でも分かります(笑)
しかし中学3年の頃には1匹もいませんでした。
なので
猫?
待て。
戸締りはしっかりやったぞ?
何故猫がいる?
タッタッタッタッタッ……
その猫のような軽快な足音は自分の部屋の前まで来てぴたりと止みました。
そして裏口へ引き返していきました。
なんだったんだ?
タッタッタッタッタッ…
また裏口から自分の部屋に向かって足音が聞こえてきました。
タッタッタッタッタッ…
タッタッタッタッタッ…
1つじゃない!!
増えてますけど!!
なんか2匹になってる!!
謎の足音が増えてる…家に猫が入る隙間は空いてない。
これは…。
そう思ってるとまた部屋の前まで来て裏口へと戻っていきました。
目的はなんだよ!!!
当時恐怖と戦いながらのツッコミを入れたのを覚えてます。
目的が分からなかったのです(笑)
でもなぁ…お盆最後だし帰ってきたよーって伝えたかったのかな
ふとそんな事を思いました。すると恐怖心は無くなり歴代の猫を思い出してました。
するとまた足音。
また2匹です。
部屋の前で足音が無くなり、
どいつが帰ってきたのかなー?
そんな事を思ってると
ペタ、ペタ、ペタ…
裏口から人の足音が聞こえてきました。
女の人のような静かな歩き方。
母ちゃんかな?
台所まできて足音は裏口へ戻っていきました。
なんでこんな夜中に台所に用事あったんだよ…
ん?
台所に用事?
離れから家に入ってくる戸の音がしなかったぞ?
誰か来れば古い家だし裏口も近いっちゃ近いので外から入ってくればガラガラと音が部屋に必ず聞こえてきます。
その音が聞こえず足音のみ。
今現在この家には自分1人。
なら…誰だ?
一気に恐怖が襲ってきました。
いや
カムバック恐怖です。
おいおいおい…待てよ…勘弁してくれよ…
その時でした。
頭からスーっと足元に下がるような感覚で体が動かなくなりました。
人生初めての体験。
金縛りです。
パニック。
本当にパニック。
パニックのせいか息苦しい。
本当に体が動かない。
ヤバい!なんだこれは!!
声も出ない…。
ただ目だけは動く。
恐怖…。
果てしない恐怖…。
そして…
ドタッ…ドタッ…ドタッ…
また裏口からゆっくりと足音…。
しかも今回の足音は明らかに男…。
親父は今家にいない…。
なら誰だよ!
待て待て待て!
ドタッ…ドタッ…ドタッ…
台所を過ぎ…自分の部屋の前へ…
これは本気でヤバい!
洒落んならん!
他の足音のように引き返す様子はありません。
部屋の前にいる…。
見えないし動けないけど気配がする…。
入ってきたらどうしよう…。
どうしよう…。
動けないからなす術ありません。
そして何か聞こえる…。
何を言ってるか分からなかったですが男の声が聞こえるのです。
終わった…。
恐怖から諦めへと変わりました。
するとフッと硬直状態が解除されました。
しかし…
動けるようになったとは言え…
どうしよう…
ドアを開けるか…
このまま電気をつけるか…
電気をつけて部屋にいたらどうする?
それなら…
ドアを勢いよく開けました。
誰もいませんでした。
確かに男の声もしたし気配もしてたのに…。
時間は3時前。
1時間以上の攻防だったみたいです。
その後言うまでもなく電気とテレビを朝までつけてました。
もちろん朝母ちゃんに確認したけど台所になんか来ていないと。親父も昼過ぎに帰ってきました。
因みにじいちゃんはその後安定して生きてました。
お盆がくると思い出す体験です。
ご静観ありがとうございました。
3
タイルまんさんの
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このコラムへのコメント(8 件)
ほら、夏だし?(笑)
・・・って、怖いわ!
自分もそんなの無いしその位ですよー?
猫はまだね…ただ人間は何か怖がらせない帰り方をしていただけると(笑)
ネコが帰ってくるならまだかわいいですけど、人間はネ…。
ひろさんがクロちゃんみたいになってる!
か…怪奇現象やーー!!!
恐怖のあまりの幻聴なんですかねぇ…まぁ昔の話なんですけどあれだけは忘れられないですね
そういう現象なんですかね、金縛りになると幻聴聞こえるみたいな