パチ7演芸場

松蔭寺　「どうも〜ロンリネス、ロンリネス。ぺこぱです。自己紹介します。俺が松蔭寺太勇です。」

シュウペイ　「どーもー！シュウペイでーす。あのさ、ちょっと思うんだけど。」

松蔭寺　「どうした？ふぁいかた。」

シュウペイ　「今、こんなご時世だからパチンコ屋さんに行けないじゃない？だからこんな台があったらいいなぁっていうのを考えてきたんだけど聞いてくれる？」

松蔭寺　「ヒュ〜。何も出来ない時間を有効に使う。素晴らしいじゃないか、ふぁいかた。で、どんな台を考えたんだい？」

シュウペイ　「図柄が揃わなくても当たっちゃう台。」

松蔭寺　「そんな台ある訳ないだろ！とは言い切れない！そうだろ。ちょっと前に『CRダークローズ』っていうどうかしてる台があったんだ。パチ7の機種紹介にもあると思うので調べてくれ。」

シュウペイ　「後はヒットしなかったけど『海物語inカリブ』の続編とかもいいなぁ。」

松蔭寺　「大コケしただろ！…とは言えない。そうだろ？どんな台にもマニアはいる。かくいう俺も昔、平和の『ブラボーアトラス』という台が好きだったのに全く記録が残ってないんだ。悲しいね。」

シュウペイ　「新しい演出としては泡予告とか魚群予告とかいいよね。」

松蔭寺　「それ、パクってるから！と言うのは簡単だ。そんな事例は過去にも幾らでもある。だけど、最後にはオリジナルが残るんだ。」

シュウペイ　「あと、パチンコ打ってると右手が疲れるからハンドルは固定OKにしまーす！」

松蔭寺　「ハンドル固定は駄目だが、自分の体をいたわるのは大事だ！ハンドル固定と勉強しないで遊び回ってるのは似ている。…………バカになる。………。どうもありがとう。どうも…。ていうか、全然新しいアイデアなんか無いじゃないか！ふぁいかた！」

シュウペイ　「だってパチンコなんてどれも同じでしょ。」

松蔭寺　「そんな事ない！とは言い切れない！！そうだろ？結局は疑似連や赤保留、金保留が絡まないとどうにもならないんだ。おい…ふぁいかた。お前…今のパチンコ業界を憂いているのか…？」

シュウペイ　「なのでスロット打っちゃいまーす！」

松蔭寺　「スロット打つのかよ！でもそれは自由だ！打ちたいのを打つ。それが何よりの喜びだ。」

シュウペイ　「でも10万負けちゃいまーす。」

松蔭寺　「負けたら駄目だろ！とは言い切れない。人は負けを知った時、人に優しくなれる。でも、ふぁいかた…。確か先月の給料14万円だったろ？大丈夫なのか？」

シュウペイ　「残ったお金で『天龍』にぶち込みまーす！」

松蔭寺　「絶対駄目だと！決めつけるのは全ての可能性を否定している！。そもそも芸人をやってる事がもうギャンブルなんだ。ふぁいかた。勝ってくれよ…。」

シュウペイ　「でも今はパチンコ屋さん閉まってますけどね。」

松蔭寺　「じゃあ、開いてる店を探してでも打ちにいけと言うのは俺が間違っている！今は…我慢だ。辛いのは君だけじゃない。なぁ…ふぁいかた。ふぁ…おい？ふぁいかた。どうした？急に止まって…？」

シュウペイ　「フリーズです！」

松蔭寺　「漫才中は困るが、スロットなら大歓迎だ！でも今は漫才中だ。フリーズはやめてくれよ。」

シュウペイ　「あ、ネタ飛ばしちゃいました〜。」

松蔭寺　「ストック飛ばすよりはいい！そうだろ？4号機のストック機はそれが1番のタブーだった。それを知らずに俺は負けまくった。」

シュウペイ　「負け組〜。」

松蔭寺　「そんな事を言われると傷つく時代はもう終わった！俺は負けを重ねて人に優しくなれたんだ。このツッコミもそうして生まれた。…そういう事にしてくれないか？」

シュウペイ　「いい加減にしろ！」

松蔭寺　「お前が終わらせたっていい！どうもありがとうございました〜。」

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