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ヒストリーオブジロー

佐々木真のお題帳『自分を作り上げたパチスロ4選』 | コラム

ヒストリーオブジロー

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ゲッチュージローさん
熊本出身。目押しポンコツ知識は皆無。歴だけは異様に長いおじさんです
投稿日:2020/03/17 12:54

このお題がハッシュタグでツイッターに流れてきた時、私はすぐ自分のブログを書こうと思い付きました。それは自分の歴史をどれくらい凝縮して皆さんにお伝えできるかを試したかったからです。

私のフォロワーさんも思い出込みでたくさん発信されていました。大げさですが、4つ選ぶだけでその人の歩んできたパチスロ人生を垣間見る事ができると言いますか覗くことが出来るって本当ワクワクします。

どちらかといえば私みたいな古いタイプの人間の歴史を知るより、まだ歴が浅い人たちを作り上げたパチスロがどんな台なのか?の方が興味あります。その人がどこに惹かれ、どんな気持ちでパチスロを楽しんでいるのかが分かりますから。間違いなく言えるのはおじさんとは視点が違うなって事です(笑)

前置きが長くなってしまいましたが、自分のブログではなく自由帳に投稿するのはたくさんのユーザーとひとつのテーマで盛り上がりたい気持ちからです。さぁ一緒に盛り上げていきましょう!

【デビューはコイツ】

時効にしていただけるとありがたいのですが、私のパチスロデビューは相当早く(苦笑)、地元の友達と近所の小さなパーラーに入ったのがきっかけです。
そこで初めて打ったパチスロはバルテックの2号機『JUMP』という台でした。

メダルは1枚掛けでも回せるけど3枚掛けをしないと損をするということ。ボーナスは狙ったら常に揃えることが出来るという勘違いから『目』が入らないとボーナスは揃えることが出来ないということをJUMPから学びました。

ちなみに『目』というのはリーチ目のことです。私の周りの人たちはそう呼んでいました。

これは私を作り上げたパチスロとは言い難いので、4選には入りませんでしたので軽く紹介する程度にしておきます。


【私のパチスロ人生の基盤になる1台】

パル工業の1.5号機『ニューペガサス』

{Photo01}



JUMPの次に触れたパチスロがニューペガサスです。友達に誘われて右も左も分からないまま数千円失ったのがコイツとの初戦でした。この台が無かったら私のパチスロ人生は無かったかも知れません。



メダルサンドは2台に1台、隣の人のメダルが残っていないかを確認して千円を入れないと怒られてしまいます。呼出ランプはデータ表示などあるはずもなく、本当に店員さんを呼び出す為にだけ使うボタンでした。夕方から行ってもどの台が優秀台なのか判りません。それだけでも朝から行く意味がありました。

JUMPとは違い、なぜ右から押す人が多いのか

自分が辞めた後になんですぐ別の人が大当たりさせてしまうのか

『入った』ってなぜわかるのか

7や馬(レギュラーボーナス)がどうやったら見えるようになるか

人の観察をしてる人が多いのはなぜなのか

いつ辞めたら正解なのか



この疑問を持つまでにまず時間が掛かりました。当時を振り返ると、あの独特なパチスロコーナーの雰囲気に飲まれますし、パチスロをただただ打ちたいからお店に行ってたので勝つとか負けるとか以前の話だったんですよね。

今とは情報の仕入れ方が全然違いますし、もちろん誰も教えてくれません。知識無い人をバカにする人なんていません。知らない人がいるから勝てる人がいますしお店も設定を入れられるんです。

パチスロを打ちたいのにおこずかいが足りない!どうしたらいい?そこからたくさん出してる常連さんの動きを見るようになりました。顔を覚えてもらい仲良くなって少しずつ疑問を解決していった結果、私もニューペガサスで景品交換出来る日が増えてきました。

たくさん勝たなくていい。全部無くなってしまうよりも少しでも交換して帰ることで明日も打てる。早い段階でこれを学べた事が1番大きいかも知れません。まぁそれでも好きなもんだから打ち続ける日々がもう少し続くんですけどね。


【負け組からの脱却】

恋愛もそこそこやってきた記憶はありますが、青春時代に費やした時間の割合で考えたら圧倒的にパチスロの2号機と3号機なワケでして。セット打法やその他攻略法など知る由もなく、いつもお金が幾らあっても足りないくらい負けていました。そんな折に


『パチスロが4号機になるよ』

何かリプレイってのが付くらしい

1度のBIGで取れる枚数が固定ではなくなる(3号機にも期待値方式の台はあるのですが)

リセットで店員さん呼ばなくても良いらしい

パチスロの色んな種類が出てくるってよ

お店によっては旧台も混在する中で、4号機を打ち始めた素直な感想はとにかくやりにくい。

私が最初に打った4号機はニューパルサーだったかチェリーバーだったか記憶が曖昧なのですが。リプレイってヤツが揃った後にメダル入れると下皿にチャリン!って落ちるんです。(イライラ)

4号機初期の頃までは貯まったクレジットを使うよりも自分で手入れしてプレーするスタイルの人が多かったと思うのですが、リプレイが揃うのを確認する前に投入口からついメダルを入れちゃうんですよ。慣れるまで相当時間が掛かりました。

この頃からだったと思うのですがKKKやDDTという小役をちゃんと狙いましょうね!と、オヤジ打ちとの比較やリプレイ外し手順がパチスロ雑誌に載るようになります。所謂『技術介入』です。

ニューペガサスで鍛えられた目押しが少しずつ役に立つ時がやってきました。

そしてコイツとの出会いになります。

ユニバーサル販売の4号機『クランキーコンドル』

{Photo02}



7枚交換のお店が多い時代でみんなが目押しが出来る人ばかりではなかったというのもあって、中間設定で放置みたいなお店でも2コマ目押しさえ出来たら戦える機種って印象でした。

リプレイ外しの効果はかなり高かったと思います。
1BIGで1000円変わるとなるとそりゃ誰もが目押しを必死になりますよね。

コンドルでたくさん儲かった?いえ、基本パチスロが大好きな青年は浮いた分で打ち散らかすクセは治らなかったですね(笑)勝ってはいましたが財布の中身はずっと一緒のままだったと思います。

それでも大好きなパチスロが毎日打てる。それだけで幸せでした。



【パチスロは高設定を掴んでこそ】

サンダーVを初めて見た時の衝撃は忘れられませんが、自分を作り上げたパチスロならこちらです。

ユニバーサルの4号機『花火』

{Photo03}



クランキーで自分の技術を磨くことが出来ましたがまだ完成形ではありませんでした。それは設定をそこまで気にしていなかったからです。

今は無くなりましたがモーニングという朝からの稼働を上げる為のサービスで初期投資を抑え、減算値を利用した設定判別で高設定を見つける。私が通うホールには花火20台中常に3台は設定5以上が入ってました。それを確実にツモれるようになった時、私は仕事を辞めてました。

ライバルも少なく並び順で入れるホールはまさに天国で、モーニングもほぼ取れるので投資は1000円。1日のノルマは2000〜2500枚。負けている常連のオヤジに夕方には席を譲り、また明日!なんて言いながら別のホールでちょっと趣味打ち。まぁ、それでも月に相当勝ってたと思います。

なんでスロプロになってまで趣味打ちをするのか?
そう思う人もいるかもしれません。この頃は色んな楽しいパチスロが出てて花火だけじゃ我慢出来なかったんですよ(笑)それに仕事だと割り切って花火だけしか打たなかったらきっと途中でパチスロ嫌いになってたかもしれません。毎日打てて幸せなハズなのに。


【目押しだけでは食えない時代へ】

4号機もそろそろ終わりを告げるという頃は大量獲得機や爆裂AT機、ST機などが入り乱れ、設定よりもゾーン狙いやハイエナの立ち回りが正解になってきます。私はどうしてもそれに抗いたくて設定狙いに固執しました。

大都技研の4号機『押忍番長』

{Photo04}



以前パチ7のコラムに書いているので、知っている方もいるかもしれません。私がパチスロで飯を食うのを辞めるきっかけになった台です。

朝からボーナス5回引くと高設定ならトップランプの色が変わりそれを示唆するというイベントをやってるお店。私はほぼ毎日のように高設定をツモりながら展開が噛み合わず負ける日々。

番長を打たなければまだ続けられたかもしれませんが、これで良かったのだと思っています。

しばらくパチスロに触れない時期もありましたが復帰した時にはすでに5号機。


高設定を確信したらお金と時間が許す限り粘るのも1つの選択肢。ですが、

『高設定でも負けることがあるよ。引く事も大事』

今日でパチスロが、ぱちんこ店が無くなってしまうのであれば、有り金を全部ぶち込む勝負でもいいでしょう。でも明日も明後日も何も無ければまた勝負出来ます。ただでさえ昔から養分思考で熱くなりやすい私の性格はギャンブルには向きません。

番長がパチスロとの向き合い方を教えてくれたような気がします。


【結局4号機で止まってる?】

懐古厨特有の過去を振り返る文章で終わりを迎えるわけなのですが(苦笑)自分を作り上げたパチスロとなるとこういう選び方になってしまいます。この4機種に出会った時に自分のパチスロ観が変わりましたしその都度成長してきたと思います。

そのおかげといいますか。何号機になっても私の打ち方や立ち回りはこれからも変わらないでしょう。

私は毎日チョロチョロ遊べるようなパチスロが好きです。純増が早いのも良いですが、下皿モミモミのまったりとしたパチスロを待ち望むユーザーもいる事を忘れないで欲しいです。

たまには事故って大量出玉も欲しいですがね(笑)



8

ゲッチュージローさんの

※本記事はユーザー投稿コンテンツです。

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このコラムへのコメント(10 件)

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ゲッチュージロー
投稿日:2020/03/19
師匠2さん

換金ギャップで負けるのがお店的にも1番上手な遊ばせ方ですね!打ってる本人もあんまり負けた気がしませんし(笑)
ぱちんこからパチスロの流れは私も同じです。タッチダウンの存在は当時知りませんでした。触れてみたかったですね…
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ゲッチュージロー
投稿日:2020/03/19
パチ7編集長さん

そこで人生踏み外さないから立派ですよ(笑)
私なんてもう後戻り出来ませんから。
お金の価値も分からず稼いでる時に蓄えをしなかったあの頃の自分をぶん殴りたいです
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ししょー
投稿日:2020/03/19
この時代の話ならわかるw

ニューペガサスは良く打ちました。たまに連チャンモードのループで大勝ちするけど、交換率負けってのが多かったですね。
当時はパチンコで勝ってパチスロで遊んでって時代でした。バルテックJUMP懐かしい。
この後のタッチダウンって集中機をあわせて思い出しました。
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パチ7編集長
投稿日:2020/03/18
私もモーニングと判別であわや大学を辞めるところでした。クッソ貧乏学生だったので、お金がある、という自分に強烈に戸惑った覚えがあります。

多分、あの頃が一番月収高かったなぁ(笑)
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ゲッチュージロー
投稿日:2020/03/17
トリオレの三男さん

私がパチスロ始めた時に生まれた子供はもう三十路越えですもの(笑)
何号機になってもニコニコしながらパチスロ打ちますよ!ご一緒にどうですか?
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トリオレの三男
投稿日:2020/03/17
自分で台や人の打ち方を観察し、探っていく楽しさ…

今は6号機、時代の流れは早いですね…
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ゲッチュージロー
投稿日:2020/03/17
佐々木 真さん

手練のプロに物怖じすること無くニューペガサスの遊ぶコツを早い段階で教えてもらえたことは、自分の人懐っこい性格のおかげですね(笑)
もちろんイン枚数までは教えてもらえませんでしたが。
この頃から自分の台はほどほどに、周りばっかり観察するクセがついてしまってリーチ目を知らない覚えない人間が完成してしまうのですが…
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ゲッチュージロー
投稿日:2020/03/17
ひろしさん

全部が全部好きな機種4選かと言われれば、そうじゃないのもミソですね(笑)
読んで頂きありがとうございます!
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佐々木 真
投稿日:2020/03/17
1.5号機も残っている時代の2号機デビュー。技術介入機時代を謳歌し、演出と複雑なシステムの時代にも新たな楽しみを見つける。機種は違えど、まったく同じでニタニタしてしまいました!

私はニューペガサスの現役当時、そこまで理解できず。後から残存店で猛復習しましたけど( ̄▽ ̄;)
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ひろし
投稿日:2020/03/17
厳選4機種に人の歴史ありすね

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