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THE オトナの社会科見学
THE オトナの社会科見学
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久兵衛さん
店の看板機種を無視してバラエティコーナーで散財するのが好きな人。大型店より中小店。珍古台LOVE。 ついった⇒ QB0083 - 投稿日:2017/09/25 10:32
田舎の朝は早い。
ニワトリの鳴き声と共に起床し、顔を洗いSNSをチェックすることから始まる。
#パチ7工場体験会
このハッシュタグを使った呟きが目に入るなり、私も呟いてみた。
はい。
きっと間違った例ってこうなんだろうなァ……とか考えていたら待ち合わせの駅に到着です。
せんげん台なんて本当に久々に降りたなー。
5年ほど前に香ばしい店があったんだけど、今は別の店になっていましたね。
そして、ここからバスに乗って、近場から徒歩で愛喜さんの工場へと向かいます。
■■ここが愛喜さんの工場だ■■
パチンコ台の受注生産自体が少なく、従業員の人数も数名という話は以前から聞いていたので
小学校の体育館くらいはあるのかな?って思っていたのですが、倉庫を利用した工場のようで
予想以上に小さく、町工場の様な印象を受けました。
しかし、そのイメージが覆されることになります……。
・愛喜流の朝礼
見学会参加者が全員揃ったところで社長の挨拶と従業員の方からの質疑応答があり
その後で工場内に入り実際に朝礼を見せてもらうことになります。
社長も従業員も全員がザッザッザッ!と軍隊の様に縦一列に並びます。
フルメタルジャケットという映画があるのですが、あの行進シーンを彷彿とさせます。
ファミコン世代ならファミコンウォーズのCMを思い出してみてください(笑)
ハキハキとした大声で一人ずつ名乗り出た後で肩揉みと肩叩きを10秒1セット×2回。
従業員がプライベートであった日常の話を全社員の前で発表し、ズボンから小冊子を取り出し
暦の話を朗読し、最後はベルの音で終了。
掻い摘んでいるので本当はもっと色々ありましたが、とても朝礼とは言えるようなモノではなく、
従業員の方が質疑応答時に「引く」と説明していたように、最初は唖然としました。
けれども最後には拍手喝采で、もはや伝統芸能の域。そこで見ていたのは、朝礼ではなく『芸術』でした。
朝礼が終わって移動中、目の前に同じ見学チームのひげ紳士が居たので
「ひげさん、幸チャレでもアノ朝礼やりましょう!」と声をかけると、満面の笑顔で
「イイですねっ!」と。
また同じ事を編集長にも聞いたら「ウチじゃやらねーよw」と返されました。
ああばさん、せせりくん、ヨカッタネ!!
・ぱちんこが完成するまで
1チーム7名程度の4グループで工程順に回って行きます。
自分は3番手だったかな。
最初は、機械による盤面の釘打ちを体験させて頂きました。
この1枚の盤面に……。
釘が高速で打ち付けられていきます。
実は、横から見ると少しだけ斜めに打ち付けられているのですが、これは正村ゲージと
呼ばれるもので、この方法によって玉が釘に弾かれるゲーム性が完成し
現在あるパチンコの基礎となりました。詳しくはグーグル先生で(笑)
釘打ちの工程が終わったら、次は電動ドライバーによる入賞口の取り付けです。
釘が小さいので苦戦しましたねー。
入賞口の取り付けが終わったらネジで固定し、配線を繋げてからいよいよ台枠の設置です。
ここではペダルを踏むことでローラーの位置が上下する仕組みになっていて、重いパチンコ台を
ワザワザ持ち上げずとも作業が出来るようになってました。
・完成、そして試打会
全ての工程を終えてぱちんこが完成すると、次は試打会です。
普通機というアナログなパチンコに関わらず盛り上がったのは、純粋にパチンコ本来の面白さを
皆が体験出来ているんだろうなと思いましたね。
デジパチでアツいリーチが来て「これ、当たるよ!」と隣の台にいる仲間に声をかけるような。
その興奮がアナログ台でも出来るのだから、パチンコの楽しさって演出だけじゃないんだと
改めて考えさせられました。
写真は貴重なツーショット(笑)
試打が終わると女将さ……社長の手作りカレーライスによる賄いが待ってました!
野菜はトロトロで隠れた主役のキノコも素晴らしいアクセントとなっているカレーライス。
肉と野菜の調和が織り成したその芸術は、控えめに言ってもミケランジェロの彫刻のような美しさで
一口食べたらダルシムとキレンジャーがカレーライスを持って手招きする幻覚が見えるような
味わい深さもあり……って、最早自分で書いてて何言ってるか分からなくなってきたけど
何だろうなァ。
あ。
母親の作ってくれた『実家の母ちゃんカレー』だ!!!
■■まとめ■■
過度な液晶演出や派手な役物、眩い台枠に巨大な筐体が現在のぱちんこの主流だけど、
このような普通機が主流だった時代もあった。
『時代錯誤』『時代遅れ』
悪い言い方をすればこう表現できるアナログ機を今のこの時代に作り上げ、ホールに設置させた
愛喜さんの行動力は見習うべきポイントも多く、自身のこれからにも役立てたいと感じました。
企画を立ち上げて実行に至るよう努力してくれたパチ7にも感謝!!
一生忘れない思い出になりました。
ユーザー同士が協力し、ひとつの台を作り上げる。
……なるほど。
『みんなで繋がれ3周年』の言葉には相応しい企画だったのか。
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久兵衛さんの
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このコラムへのコメント(8 件)
編集長ォー!せせりくんが愛喜式朝礼をやりたいって言ってますよォー!
確かにこの向きだとびっくりしますね(笑)
どうオチをつけるか悩んでいた時に3周年のテーマを思い出したんですよ。
それでこの様なオチになりました。
『みんなで繋がれ3周年』の言葉には相応しい企画だったのか。
よく気づきましたね。私も今気づきました。
つまらないワケがなかろうて。
やっぱり楽しかったですか?(;_;)
そうですね。
氏の性格が良く分かる言葉ですよね。
財産を独り占めしても、更なる発展は見込めませんから
この行動は間違っていなかったと思います。
正村竹一氏の言葉が響きますね。
アクリルじゃなくベニヤ盤面だと、納品時の釘の角度はかなりバラバラなイメージがありましたが、そのまま試打できるとなると中々に精度高そうですね。