パチスロワイルドサイド-脇役という生き方-

動画デビュー～エヴァまご肆～

ボロボロの新居へと引っ越し、より一層ライター業を頑張ろうと心に誓った新人ライター・ラッシー。機種の知識を蓄え、会話のシミュレーションも幾度となく行い、準備万端で収録現場へと向かったが…。「動画演者なんて誰だって出来る」。若き日のラッシーもそんな風に思っていたが、現実はまるで違っていた！ 脇役として生きることを決めた、いや決めざる得ない精神状態となったクソダサいエピソード――

vsガン見マン～エヴァまご参～

連日「エヴァまご」を攻め続けているものの、強力なライバルに阻まれ、思うように立ち回れないラッシーと虎さん。立ちはだかるのは他者のBIG中の小役を数え、ベル回数を盗み見る猛者「B」。しかし、そんな相手だからこそ隙があった！ のちに根城となる「ヤ〇ザ経営っぽい店」で、その立ち回り方を決めた一戦を振り返る――

カウント時代～エヴァまご弐～

『エヴァまご』へのリベンジを誓った虎さんとラッシーは、とある高級住宅街の小さなホールへ。まだ導入直後で解析数値は出揃っていないものの、攻略誌の実戦値を頼りに高設定を狙う2人。ベル出現率に翻弄され大きな負債を背負ったラッシーは、起死回生を賭け目を付けていた別の台へ移動する。するとノーマルタイプのイメージを覆すドラマが待っていた！ 小役カウントの重要性に気付かされた思い出の一戦を振り返る。

優良店の凋落～エヴァまご零～

入籍に向け大きな買い物をした翌日、借金返済のため虎さんと都内を攻めることにしたラッシー。しかし、まだ日が高いうちに撤退を余儀なくされる。落ち込むラッシーだったが、虎さんの提案で導入2日目の「エヴァまご」を並び打ちすることに。とはいえ導入2日目の注目機種だ。空き台なんてあるわけがない。そう思ったのだが…。虎さんが案内してくれたのは意外な店だった。4号機から5号機へと移り変わる激動の時期。苦しみ喘いでいたのはプレイヤーだけではなかった――。

『ボッタ店で117％』～5号機新時代～

虎さんに呼び出されて行った先は、ガセイベントで悪名を轟かせた超ボッタ店。しかも狙いは嫌いと言い切れる機種だった。設定6の出玉率は117％もあるが、超ボッタ店が使うとは考えにくい。恐る恐る設定判別を続けると、総投資は6万円を突破。やはり店も機種も好きになれない。そう思っていたのだが――。ホールの方針は変わるし、機種の印象だって設定によって大きく変わる。それを思い知らされたエピソード

『リスタート』～闘病生活～

集中治療室へと入れられ、いよいよ入院生活がスタート。そこには思わぬ羞恥プレイが待っていた。退屈や羞恥心と戦い抜き一般病棟へと移ると、そこにはまた別のストレスが待ち受けていた。地味な副作用を伴う連日の検査。耳栓必須の病室。そして襲い来る〇欲…。25歳のラッシーは苦痛に喘いだ果て、人の温かさを知ることになる――

『イッパツ』～無念の途中降板～

【R-18・ピュアな方はご遠慮ください】25の若さでくも膜下出血を患ったラッシー。これまで隠し通してきた驚きの発症理由が遂に明かされる…。血圧が高めの人はアレにご注意ください。そして緊急入院により、やっと掴んだチャンスを逃すことに…。これがライターになって一発目の挫折だった

『最大の危機』～デビュー直後の脳内クラッシュ～

編集からライターへと転身し9ヵ月が過ぎたある日。頭蓋に釘を打たれるような激しい痛みが！ しかし仕事や帰省があり、病院へ行ったのは発症から3日後。医師の診断はただの偏頭痛。安心してホールへ向かい、大好きな「イミソーレ-30」を打ったら…。押し寄せる幸福と不幸の連続。新人ライターにとって、あまりに大きな苦難が待ち受けていた――。

『パルス』～裏南国育ち～

誌面企画の下見で数年ぶりにアノ店を訪れたラッシー。すると、いかにもな雰囲気を醸し出す南国育ちを発見。オモテから離れしばらく経ったが、撤去期限は2～3ヵ月後に迫っている。打たずに後悔するよりも、打って後悔したほうがいい！ そう思い打ち始めると、これがオモテ以上に立ち回りやすい仕様だった。当たり前のようにホールに狂気が潜む時代。恐怖と表裏一体にあった「仕様を探る面白さ」を振り返る。

『分かれ道』～安定という果実～

ライターの必須アイテムであるパソコンと複合プリンター。それらを少々トリッキーな形で手に入れ、ますますライター業にチカラを入れようとしていた頃、思いもよらない誘いを受けることに。目前に迫る完全5号機時代。そして結婚。舗装された道か、あるいは茨の道か。若いうちなら回り道をしたっていい。ライターなんて就職したあとにでもなれる。