元店長カタギリのしくじり機種～歴代パチンコパチスロ事件簿～

クソ台じゃないよ！ ちょっとしくじっただけ！ 元ホール店長が語る「パイレーツワールド(大都技研)」のしくじり物語。

新台の評価で良く聞かれる「通常時がつまらない」の評価。大当りに至るまでの経緯が退屈では駄目。ならば退屈させぬよう、過度に煽ってみようじゃないか。開発チーム間でそのような議論がなされたか否かは定かではないが、挑戦の姿勢は感じられるマシンについて今回も単発製造機ことカタギリおじさんが真っ白なオーラを放ちつつお喋りします。

クソ台じゃないよ！ ちょっとしくじっただけ！ 元ホール店長が語る「CR A-gon昭和物語(A-gon)」のしくじり物語。

1発の銀玉に願いを込めて弾き出し、気まぐれな軌道に感情を揺さぶられた時代がありました。そんな小さな興奮を今いちどホールで再現させるために現れたるはパチンコの元祖にして原点、手打ちパチンコ。果たして庶民にとって敷居の高くなり過ぎたパチンコ遊技場の中で、人は流れ去ってしまった時間を遡り、美しい記憶を取り戻せるのか。かつて100円玉を手元に積み上げてハネモノを打っていたカタギリおじさんも知らない世界を、地面師のような表情で今回も決めつけます。

クソ台じゃないよ！ ちょっとしくじっただけ！ 元ホール店長が語る「ビーナスライン(オリンピア)」のしくじり物語。

秀逸なゲーム性を誇りながらも、攻略打法の絶大な効果ゆえに早々にホールから消えた悲運の女神。パチスロという遊技をユーザーはどのようにとらえているのか、果たしてどのような存在なのかを、変幻自在の乱れ打ちオジさん、カタギリが皆様にクエスチョンしちゃいます。

クソ台じゃないよ！ ちょっとしくじっただけ！ 元ホール店長が語る「ブルーハーツ(銀座)」のしくじり物語。

役立たずと罵られて、最低と人に言われて、要領良く演技できず、愛想笑いも作れない。10代にして早くも強い疎外感を抱きながら、後ろめたさを感じつつホールに足を運んでいたあの頃。もしもブルーハーツの唄が無かったら、あるいはパチンコやパチスロが無かったら。より青く、より強く光り輝く早春の胸の高鳴りを夢想しつつ、今回もカタギリおじさんが思いの丈をブチ撒けます。

10周年記念特別編：しくじりサイト？ パチ7の10年物語。

十年一昔。盤面に散らばる銀玉を目で追い、鈍色のメダルを筐体に投入する日々。日常から逸脱した空間に身を投じ続けた末に待っていたのは、残酷に流れた時の中でいつのまにか塗り替えられていた、期待とは裏腹な見覚えの無い景色だけ。自身が愛し続け、愛されたかったパチ7の10周年。記念すべき旗は無くとも、誰かの心にフラグは立っている。何を言いたいのかサッパリわからなくなったカタギリおじさん、今回は特別編としてパチ7について語っております。

クソ台じゃないよ！ ちょっとしくじっただけ！ 元ホール店長が語る「ブラボーキングダム(平和)」のしくじり物語。

「大当り確率225分の1だなんて、そんな訳ないだろ絶対！！」と、もう恋なんてしないなんて言わないよ絶対みたいな感じで当時の流行歌になぞらえて心の中で文句を放つ私。知らなかったのです、そんな仕組みだったなんて。当時まだ19歳、パチンコの裏側どころが表すら満足に出来なかった自分を精神的に、そして経済的にも追い詰めた憎き王国について、あれからすっかり汚れちまったカタギリおじさんが今回も小動物に投石するような気持ちで思いの丈をブチ撒けます。それもやっちゃだめ、絶対。

クソ台じゃないよ！ ちょっとしくじっただけ！ 元ホール店長が語る「バイオハザード ヴェンデッタ(ロデオ)」のしくじり物語。

人気シリーズ初のスマスロ、遂に登場。その謳い文句に寄せられる期待をメーカーは、そして携わった開発者はどこまで受け止めきれるのだろうか。負け続けることでパチスロシーンの現実を肌感覚で味わい尽くしてきた現場主義者・カタギリおじさんが今回もハンドガン片手にネメシスとの闘いに挑みます。

クソ台じゃないよ！ ちょっとしくじっただけ！ 元ホール店長が語る「ゴールドX(ミズホ)」のしくじり物語。

お金を得るためには、まずは信頼を得ねばなりません。お金を失わないためには、まずは信頼を失わないよう努めねばなりません。それなのに何故、人は過ちを犯した時に、お金を守ろうとして自らの信頼を失うのでしょうか。『苦笑ィせぇるすまん』の異名をもつカタギリおじさんが今回もアナタの心のスキマスイッチに全力中年でダイブします。ドーーーーーン！！

クソ台じゃないよ！ ちょっとしくじっただけ！ 元ホール店長が語る「リズムボーイズマスター(大東音響)」のしくじり物語。

時代の変化の過程において淘汰される存在は必然。パチスロもまた例外なく、時代遅れの烙印を押されてしまった機種がありました。一部のマニアを熱狂させた人気機種の後継機ならば変化させるべきでない柱、そして進化させるべき要素が必須条件。その掟が破られた果てには何が待つのか。時代の変化についていけず、ただ流されて生きている無冠のベテランユーザー・カタギリおじさんが今回も高架下のアスファルトの上に敷かれた段ボールに寝転がりながら、通りすがりの野良犬に向かって昔話を淡々と述べております。

クソ台じゃないよ！ ちょっとしくじっただけ！ 元ホール店長が語る「CRサンダードラゴンZ(ジェイビー)」のしくじり物語。

平成初期に突如として出現したマシン、サンダードラゴン。羽根モノの常識を覆したスペックによって実現された大量出玉にユーザーは狂喜し、瞬く間に大ヒット機種の座に君臨する。そして25年後、我々の前に再臨した2代目の姿や如何に。時を駆けず、ただ流されて辿り着いた場所はやはりホールだったカタギリおじさんが今回も夢見る少女のような気持ちで思いの丈をブチ撒けます。