トキプレ仙人との出会い

私が通うマイホの羽根モノはトキプレ３台、トキデラ１台、サブちゃん１台の計５台しかありません。
しかし等価でありながら色々な意味で悪くない日が多いので固定客が付いています。
今年に入ってから１日３~５時間実践で週５程通っていますがなんとトキプレのみで既に＋１０万発オーバーといった感じで本当に良いんです。
そんな中、最近固定客として加わったおじいさんの話をしたいと思います。


まずはじめに、このおじいさんは自分は打たずに客の後ろにべったり付きまとって一人でブツブツと喋っているような人であった。
勿論、知らない人にもべったり。私も被害者の一人である。

人が金を払って見ている演出を無料で見るわ、常にガラスにおじいさんカットイン状態が気に入らなく
打っていると無駄なストレスが溜まるので最近は張り付いた時点で店員を呼び何とかしてもらっていた。

そんな事を続けていたのでそろそろ察して私の後ろには立たなくなるだろうと思っていた矢先に何を思ったのか、いつも独り言をブツブツ言っているはずのおじいさんが話しかけてきた。

しかし、前歯が上下合わせて８本程足りていない。何も聞き取れない。
秘技・愛想笑いでスルーしようにもその対応に満足なのか一向に話すのを止めない。

そんな中で唯一聞き取れた言葉は「あんたいっつもこういうの（羽根モノ）打つよな？」
なんとか聞き取れたのでさすがに何か返事をしてやろうと思い「フィーバー機より分かりやすいですからね」
と答えてやったが一切聞き取れていないご様子。滑舌も悪けりゃ耳も悪いってか。となかなかにヘビーな毒を吐きそうになったが今にして思えば踏みとどまって良かったと思う。

やっとレスが返って来てよほど嬉しかったのか次々と羽根モノとは何処を見るべきか、何が大切かを力説している。
いや、あなたが打っている所を私は見た事が無いんですよ。何を根拠にそんなに熱くなれるのでしょうか？
とにかく不思議で仕方ないこのおじいさんはスキンヘッドで真っ白な長い髭をたくわえていることから仙人と言う名を付ける事にした。

そしてパチンコ店がとても賑わう年金支給日がやってきた。仙人に話しかけられた次の日である。
私が前日に５０回当てたトキプレの角台に仙人が座っている。しかも１３時の時点で３０回程当てていた。
とりあえず無駄に話しかけられないように３台離れたトキデラに座るが今日は酷い。
仕方なく一つ仙人に近づくもあまり良くは無い。やむなしで仙人の隣へ。しかしそこがＨＩＴ！
・・・とともに仙人の有難いお言葉ラッシュにも突入。相変わらず何も聞き取れない。
ただひたすらに首だけ動かしてなんとか乗り切る作戦に出たものの遂に分煙ボードをしまい身を乗り出して話しかけて来た。もう怖いの一言。

その日は何とか愛想笑いのみで乗り切ったものの次の日も同じ台を打つ仙人。
マイホは何日か放置する傾向にあるのでまたもや出ている仙人。私も仕方なく隣に座る。
そしてまたもや分煙ボードを・・・といった感じで二週間程経過。

仙人相手がなかなかにしんどくなってきたので一日空けてみたら、やはりいる。
どうやら連日コツコツと勝ちを重ねて余裕があるらしい。
すると仙人から「昨日来なかったのはなんで？」と聞かれた。そんな事を聞かれても正直に話す訳にはいかない。
適当に誤魔化し、唯一空いていたトキデラに座る・・・もかなり酷い。
今日で遂に連勝記録も途切れるなぁなんて思っていたら仙人が「俺の台打つ？」と止める前に声をかけてくれた。
１４時の段階で３７回当たっているお宝台だ。

いつもなら１９時過ぎまでは打つはずの仙人が離脱するのはおかしいと思い、つい
「打って良いんですか？具合でも悪いんですか？」と聞いてしまった。
すると仙人はニカッと笑い「jidfojgadojgjフジコ！」と叫び背中をバンバン叩いてきた。もう意味が分からない。
聞き取れた単語を繋いでなんとか出た答えは
「腹減ったから休憩出そうか悩んだけど３Ｒ続いてきたしアンタのその台はダメだから譲ってやる」って感じか。

あの時に暴言を吐かなくて良かったと心底思った。
この後むちゃくちゃ１６Ｒした。（＋８０００発）

今日は数日振りにマイホへ行くので仙人がいつも飲んでいるタリーズのコーヒーでも差し入れようと思う。

老人には優しくいないといけないんだなぁと思った出来事でした。

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