カウンター嬢時代のおはなし

おはようなのです。

いつもお世話に（なりたい…）カウンター嬢を、実は数年前バイトでやっていました。
その時の思い出話をば。

当時暇ニートだった私は、たまには働いてみるかと派遣登録をしたのが始まりでした。
「アミューズメント系」の業種としか求人には書かれていなくて、よく分からないまま登録をしたのですが、その足で担当さんに連れられて某店へ。
緊張する暇もなくお店に入って「あ、アミューズメントってパチ屋なのか」とそこで把握した所、店長登場。
一目見るなり「明日から来れる？！ 」と言われたのですが、私はあまりのスピードに面食らってしまい、明日は猫と昼寝をするでござる…という気分になったので、翌々日から勤務ということに。

内容はカウンター内で景品を出す事がメインでした。
初日は研修というかやり方を先輩の後ろに立ってみているだけで気楽でしたが、その翌日から晴れてカウンター嬢デビューでした。
いや、まだ何が何だか全然分かってないんですけど…状態で、インカムからの指示でアナウンスまでこなすことに。

しかし、私は元来接客業が大好きなのでカウンターにいらっしゃるお客様とお話するのが楽しく、すぐに仕事の手際はともあれ（どんくさいので時間は掛かる…）バイトに行くのが楽しみになりました。

そのお店は地域密着型だったので常連さんも多く、すぐに顔を覚え、あだ名を心の中でつけて、毎回選ぶ端玉景品も把握しました。
どうやらこれが好評だったみたいで指名でカウンターに来て下さるお客さんもしばしば…

…と、ここまではなんだかきちんとした接客を出来たよ自慢みたいですが…それではつまんないですよねw
一番思い出に残っている男性客のお話があります。

常連さんで朝から打って夜帰られる方だったのですが、なぜか毎回煙草だのジュースだのをカウンターに取りに来るのです。お店のサービスとして店員がお遣いをするんですが、その人はそれを断ってやって来ては一言二言話して行きました。
私は呑気に「あー、打ってる間喋れないからなあ」位にしか思ってなかったのですが、ある日スッと四つ折りにした紙を渡すだけで戻って行きました。

？？？と見てみると…電話番号とアドレスが。
ナンパという軽い感じじゃなくて、結構びっしり思いの丈を書き綴られていたのですが、その紙…店の配布ティッシュの裏紙www

規則上、お客様と個人的に関わることはできないので店長に報告した上で、その旨伝えてもらいました。

しかし、彼はしぶとかった。
翌勤務日、遅番の私を出待ち。
丁重に飲みの誘いを規則なので…とお断りすると、あっさり引き下がり「じゃあ遅いんで駅まで送るよ！」と。
…駅、目の前っすw

その事も店長に報告したからなのか、カウンターにも来なくなりました。

他のお客様にも端玉で取って行くライターの色を覚えて、今日はこれにします？とかやってました。
閉店までいる常連さんのおばちゃんは2機あるカウンターで絶対私の方に来て、ちょろっとお話ししてくれたり。
本当に楽しかったです。

ちなみにカウンター嬢が内心一番盛り上がるのは、特殊景品を大量に出す時ですw
最高で大104枚が忘れられませんwww
爽快感ありましたw

しかし、空調が直撃していたカウンターだったので喉を壊し、退職する羽目になってしまい残念でした。
風の便りでその直後、そのお店は出し過ぎで潰れたそうです…
そりゃそうだよ、毎日大景品50オーバーとか何人もいらっしゃったもの…

しかし、打ち手になって考えてみると惜しい店を無くしたなあと今では思っています←店員やっちゃったから打てないけどw

今回は長めの投稿でした。
お読み下さった方、ありがとうございました^^

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