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(最終章)サクラ行為の全容解明。パチスロファンのみなさまに是非とも考えていただきたい問題です

物申したい話 | コラム

(最終章)サクラ行為の全容解明。パチスロファンのみなさまに是非とも考えていただきたい問題です

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業界FTWさん
パチンコ・パチスロ業界歴18年。主に打ち手として、酸いも甘いも、裏も表も見てきたつもりです。それほど文章が書けるとは思ってはいませんが、興味深いお話しをさせていただくことはできるかと思います。その辺のタレント化したパチスロライターさんよりはマシなのかと。とりあえずは、皆様の反応を見ながらではありますが、コラムを書かせていただきます。ちなみに画像はパチンコがグッチから日本のカルチャーとして世界に発信されたもの(?)で、本人はただのオッサンです。
投稿日:2016/07/13 13:04

これまで私なりにサクラ問題について深く掘り下げてきましたが、意外と“面白いボタン”を押されることが少ないのだと痛感しております。これまで3本アップしましたが、見られた数は平均で486view、そして“面白い”の数は平均で13と自分なりには手ごたえがないですね……。多少、文章は書けると思いあがっていたのかもしれませんし、当サイトの閲覧数としてはいい方なのかもしれませんし、いろいろと分かりかねますが。

たとえば、私が非常に面白いと思っている佐々木真氏の『パチスロ攻略ライターの思考ルーチン』も受け入れられてないのでしょうか。あの記事は本当に興味深く、書き手のこだわりとパチスロに対する深い知識、そしてウェブサイトの特性を利用した“読ませる技術”を感じています。それだけに、私には読ませる技術がないのかも知れませんし、そもそものテーマがウケないのかもしれません。それでも今回もしつこくサクラ問題について書きます。

おそらく「サクラという存在はもちろん知ってるよ。でも、これからもなくなることはないんだったら、今まで通り気に留めないほうがいいんじゃないか」と考える人も少なくないのでしょう。

しかし、本当にそれでいいのでしょうか。人は『過去を知らないで、現在を知ることはできない』のです。これまで起きてきた事象と向かい合い、その経験と知恵を活かして、よりよい未来を創造すべきです。今の行動と意思こそが、未来の自分の環境を造り出していくのではないでしょうか。あきらめてしまうのはもったいないことです。ゲーテの言葉を拝借しつつアレンジしてみました。

実際にどのようなことが起きているのか。これまでどういう手口があったのか。私の知ってるケースを少しでも紹介することで、みなさんが興味を持ち、今後の対応策になればと考えております。確かにサクラをなくすことはできないかもしれません。それでも知っておくことは大事なんだと、啓蒙記事として書き進めていきます。

まず、サクラ行為に気づいたら、前回書いたように台を奪い取る以外にも重要なことがあります。そのホールの責任者などに通告する、これに限りますね。ここで大事なのは“情報漏えいしている本人に精神的ダメージを与える”ことです。単純に「サクラがいるよ」では通りません。「今日の何番台と何番台、昨日は何番台、同じ人が先頭に並んで打つなんて、いくらなんでも不自然じゃないですか?」などと、冷静かつ丁寧に伝えてください。そうすれば情報漏えい者は必ずビビります。

感情的になっていると、負け犬の遠吠えやイタズラにしか受け取ってもらえません。それこそ先日、埼玉県八潮市で、斬馬剣の代わりに包丁と、調整のためではなく、破壊のためのハンマーを振り回した人物と変わりないのです。

この情報を漏えいしている人物にプレッシャーを与えるという方法は、私も過去に何度かやってきました。ピンで動く私にとって、組織化されたサクラグループはなかなか手に負えません。ホールに電話した結果、行為自体なくなることはありませんでしたが、一時期サクラは鳴りを潜めたし、確実に投入されるサクラの数は減り、我々一般のプレイヤーが⑥をツモる機会が飛躍的にアップしたのです。

このケースでは、首謀者は主任クラスの人間だったのですが、後日解雇されたようです。というのも、このホールの本社にも“通告したらサクラが減った事実”を伝えておいたのです。通告があった時点でヤメておけばよかったのに、また再開してしまうとは、甘い蜜が忘れられなかったのもあると思いますが、組織を編成する者からの圧力もあったのでしょう。まさに“抜け出せなくなる蟻地獄”ですね。

ほかに、サクラの存在にいちばん気づきやすいのは、ホールの中でお客さんの遊技状況を、毎日冷静に分析できるホールスタッフだと思います。「あのお客さん、最近来るようになったけど毎日出しているな」など、よっぽどのボンクラ店員じゃなければ、そのサインに気づくはずです。

もし、実際に気づいたのであれば、証拠を固めて第三者を立てるなどして、店長よりももっと上のオーナークラスに伝わるように画策するべきです。もし、今、非役職者であれば上の役職が詰まっている状況を打破するチャンスにもなります。いわゆるクーデターですね。上を目指したければ、こういう荒療治しかないかもしれません。そして、それは“一般のプレイヤーが⑥を平等にツモりあうことができるホールづくり”にも、きっとつながるはず。そう思えば苦にならないでしょう。

さて、ここまで対策法などを書いてきましたが、実際にあったサクラの手口について紹介いたします。ただ、ここでリアルなやり方などをお伝えしようとも考えましたが、それを書くことによって模倣犯が現れることを危惧し、詳細は伏せておきます。

たとえば、店長と知人が共謀して行う場合は想像しやすいと思います。「明日はココとココだからツモれるよう頑張ってねぇ」などと電話するのでしょう。メールやラインでは証拠が残るため、避ける傾向が強いです。

一方、面倒なのは組織化したサクラグループです。私が知る限り、ヤツらのやり方はかなり手が込んでいます。情報漏えい者からリーダーに⑥入るすべての台番号を伝え、そのリーダーから入場抽選の結果によって子分に割り振るのです。これは子分から、さらに第三者へと情報が洩れることを防いでいるためでしょう。

実際にサクラを行う子分も曲者揃いで、自分で聞いた台番を自分の仲間に回したり、投資金や獲得枚数をごまかすことを平気でやります。しかし、有能な(?)リーダーはその問題すらも自らの努力でクリアにします。どのような立場であれ、管理するということは大変なのです。

これらはほんの一例ですが、実際にこのリーダーの労力は相当なもの。⑥が10台あれば子分を6人入れて、残りの4台を一般のプレイヤーに回したり、子分も中2日制にしたり、稼働時間を区切ったり。出玉状況に関わらず、いきなり途中でヤメて、それを新たな子分がツモるという、ポゼッション重視のバルセロナもびっくりのパス回しもやるようです。

自分たちで占拠してしまうとバレてしまうリスクが高まるため、ほかのお客さんにもツモらせるなど、恐ろしいまでに計算されています。リーダーはもちろん情報提供者の危機管理能力は総じて高いです。

それだけ、このリーダーのスキルがほかのお客さんに気づかせないためには重要。もちろん取り分もハンパじゃないです。実際に月の最高額として○千万円という信じられないような金額を聞いたことがあります。眉唾モノですが、リーダーの権利をめぐって、殺傷沙汰になった噂も耳にしたことがあるので……。どちらにせよ、マンガのような世界ですよね。

ここまで長文に渡ってサクラについて書いてきましたが、みなさんがどのように感じたのかは不明です。それでも、とりあえずは自分で最初に決めた「ひとつのテーマを終えるまで書く」というルールは達成できました。今後、どのような記事を書くかは決めていないですが、とりあえずはいろんな文章を拝読していきたいと思います。長々とお付き合いくださり、ありがとうございました。

最後に。
「人間は自由であり、つねに自分自身の選択によって行動すべきものである」(サルトル・哲学者)
遊技をするのも、ホール選びや台選びもそのすべてが自己責任であり、決定権は自分にあるのです。常に心は自由であると確認したうえで、自分の意志で進むべき道を選択してください。

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業界FTWさんの

※本記事はユーザー投稿コンテンツです。

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このコラムへのコメント(9 件)

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パチ7編集長
投稿日:2016/07/14
まずは投稿ありがとうございました、そしてお疲れ様です!

これだけの文章になると構成考えるだけで相当な労力ですね。画像ナシでここまで書ききって、読ませるというのはかなりの技術だと思いますよ。多分、僕には書けません。絵に頼ります(笑)

内容も刺激的。少なくとも僕は引き込まれたし、もっと言うと考えさせられましたね。これって凄いことだと個人的には思います。

次回作、個人的にお待ちしております!
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投稿日:2016/07/14
文章に関しては、自分も思う所あります。

でも、何もしない。

なぜなら、自分はライター目指してる訳でもないし、人気取りたい訳でもない。クオカード?だかの商品目指してる訳でもない。

大事なのは、途中で投げずに継続してやること。それだけだから。

内容の硬さや、書き方、文章量なんて、二の次の気がします。
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鬼倉みのり
投稿日:2016/07/14
なかなか冷静に分析し不正を暴くのは難しそうですね…
この業界?世界に足を踏み入れて半年ほどですが、
なるほど、と興味深く拝見させてもらってます。
まだまだ奥が深いなーと思うことばかりですが
次の話題も楽しみにしてます!
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業界FTW
投稿日:2016/07/14
佐々木 真さん

うおぉぉ! 嬉しいですっ、佐々木さん、ありがとうございます!
(すいません、興奮してしまいました……)

素晴らしいだなんて、このお褒めの言葉にすべてが救われた気分です。この自由帳というものに、自分を隠して言葉遣いも変えて挑戦した意味があったように思います。

見え方に関しては勉強が足りませんでした。どうしても”文章の内容で段落をつけるもの”だと堅く考えてしまっていたようです。

そうですね、今後は機種やホールの考え方についても単発ながらも書いていけるようにしたいですね。

それにしても、「出す日の基準」に関してはポジティブな話題ですよね。私の場合、性格上どうしても逆方向からのアプローチになってしまいます。「締める日」に関してなら、代表的なのは年金支給日である偶数月の15日の後とか、すぐに答えられるんですが(笑)。

これからも、誰にでも書けるような内容ではなくセンセーショナルな話題を中心に、楽しみながら、書いていきたいと思います。
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業界FTW
投稿日:2016/07/14
岡井モノさん

おお。ありがとうございます!
私が伝えたいこともしっかり届いていて、
とにかく嬉しいの一言に尽きます。

岡井モノさん…あ。今変換していて名前の意味に気づきました!
そういう意味ですよね! ショッピ……的な。
なんかカチッとはまった瞬間です(勘違いだったらすいません)。

岡井モノさんの「BAR BIG BONUS」の連載もすごく面白いです。
あの設定を思いついたのは素晴らしいなと。魅力的すぎです。
シロウトなどと思えない発想力ですね。
ナミエの回の「片方だけ見せる蒼い瞳が印象的だ」の
一文は”あのパネル”を鮮明に思い起こせました。

私もこれからも細々と続けていこうと思います。
ディープな内容から、浅くライトなものまで楽しくやりますね。
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業界FTW
投稿日:2016/07/14
こーしろーさん

いろいろなアドバイスありがとうございます。

改行に関しては、SNSの特性を活かした独特な方法が必要なのですね。コメントの返信に関しては、意識していたのですが、本文も変える必要がありそうですね。

アンケートを取るというのは私にはなかった発想です。
これもSNSの長所なんですね。
いつか取り入れたいと思います。
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佐々木 真
投稿日:2016/07/14
毎回、面白かったを押させていただいています。コメントが久々なのは、最初に「次からの展開を書いてしまった」と思ってしまったからです(笑)。


一時的な反響も大事かもしれませんが、検索などで引っ掛かるなどボタンを押せない非会員さんからのアクセスでジワジワ上がるのも大事かと思っています。

もちろん、サイトの強さ(アクセス対策)などあるかもしれませんが、私のコラムの「5.9号機までの規制の流れ」は、googleさんで「5.9号機」と検索すると2番目くらいに上がっていました。目押しにしろ、ボーナスなしろ。本当に知りたい人がたどり着いてくれる場所。これを作りたいな……というのがあの連載です。

真面目な文章の需要が減っているのは確かですが、この表現方法が好きだったり得意なら貫くのも一つの方向だと思います。継続は力なり。

文章は素晴らしいです。あとは見え方。スマホとPCでも変わりますし、これは両方で見ながら段落の長さのコツをつかむしかないかと思います。

サクラは、センセーショナルな話題なので、機種やホールの考え方的なものとか、いずれどうでしょう? パチセブンの文字でもアクセスが多いのは「出す日の基準」なんですよね。そこまでベタだと、自由帳には合わないかと思いますけど(汗)。

ま、楽しんで書くのが一番かと思います。私も楽しすぎて、ギャラを忘れて大長文ですから(笑)。
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岡井モノ
投稿日:2016/07/14
サクラシリーズ、興味深く追わせていただいておりました。
その信念と骨太な文章は読み応えがありました。

業界をよりよくしていくために、メーカー・ホール・打ち手が努力する。
しかし、その前に不正に利益を得て笑っている人間に対処する必要がある、
そこに流出している金があれば、打ち手に還元できた可能性もあるため、ホールに通う人間にも無関係ではないはず。
私は業界FTWさんのコラムを拝読してそのように感じました。

おそらく多くのパチ7会員もサクラを歓迎してはいませんし、可能ならば排除したいはずです。
ただ、一般客にはサクラを認識することはかなり難しいのが現状なのだと思います。

毎日同じサクラが開店から閉店まで爆出ししているというならまだしも、
コラム内にあったように、巧妙化している実態をつかむのはかなり難しいことでしょう。
ホールに行く時間が限られているような一般客だとなおのことです。

落胆しないでいただきたいのは、難しいというだけで、呼びかけは決して無駄ではありません。
具体的なサクラの見分け方や対処法はとても有益な情報だと思います。
少なくとも私は今後「おや?コイツは?」といった状況になれば、対策法を実行したいと思いました。
サクラの狙い台奪取、なんてちょっとカッコイイかなと。


「面白い」「閲覧数」に関しては、業界FTWさんご自身も分析されていますし、先にこーしろーさんがコメントされているように、集まりやすい人・内容というものが存在します。
私自身も会員登録してからまだ半年程度ですが、この話題は過去度々議論されてきたようです。

これは誰が悪いなどということではなく、そういう性質のサイトだと理解すべきだと私は考えています。
日々不定期に多種多様なコラムが掲載され、不特定多数の閲覧者がいる。
その中には(内容的に)読みやすいもの、暇つぶしになるものしかクリックしないという人も相当数いるでしょう。
逆にディープな情報や読み応えのあるものを好む層も確実に存在するのですが…


ちなみに「平均486view、“面白い”数平均13」はかなり上位の数値だと思いますよ。
業界外のシロウトと比較するのも失礼だとは思いますが、私よりも多いです(笑)
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こーしろー
投稿日:2016/07/13
初めまして。
連日の投稿、お疲れ様でした。拝読しました。ルールにのっとり投稿する姿勢に感銘を受けました。

「面白い」「閲覧数」が上がらない点に対し、自分の所感ですがコメントします。

ここの自由帳ってSNS的な側面の方が強く、エッセイだったり実践だったり漫画だったり、そっちの方が受け入れられやすい傾向にあると思います。

SNSに付随して言えば、改行が見ずらいかなとも思いました。
文章の内容として段落をつくることはいいと思いますが、スマホで見る側として纏まりすぎて見辛くなるのかと思います。他の方の投稿を参考にしてみてほしいです。(ここは自分だけの意見かもしれません)

あと、サクラ話に興味がわかない人が多いのかも。どうしても暗いイメージをもってしまうのも否めません。
そこをどう書けるかは書き手の工夫次第で変わると考えてます。

また、業界裏話でどんな話できるか提示して、アンケートでも取られてはいかがかなと思いました。何に興味あるかわからないですしね。

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