『稲荷神社参拝打法』を検証。

『稲荷神社参拝打法』を検証
究極のオカルトを求めて　その５

どうもこんにちは。あしのです。
まずは前回の「陰毛お守り打法」についてですが、言葉が下品すぎたのに加えて内容がゴミでした。せめてもうちょっと笑いに繋げられれば良かったのですが力及ばず、むしろ不快に思われた方がかなりおられるようなので、内容を大幅に削除・改定しております。
もうちょっと早く書き換えたかったのですが、対応が後手後手に回ってしまい申し訳ございません。以後、ここは自分のブログとは違う場所で、他所様の軒を借りて書かせて貰っているのだという事に留意しつつ、直接的な表現等は避けるようにいたします。
不快な思いをされた方におかれましては、重ね重ね申し訳ございませんでした──。
今後共よろしくお願いできれば、是非ともお願いいたします。

あしの。

──というわけで究極のオカルトを求める連載その５だ。
今回のネタは「稲荷神社参拝打法」だけども、そもそもなんで稲荷なの？　というところから説明した方がいいかもしれない。

パチンコやらパチスロに限らず、ギャンブルを構成する要素には少なからず「運」が絡む。
というか、運試しの要素が一番デカい。
んで運の事を「ツキ」とか言うけども、この「ツキ」は「憑き」である。
要するに本邦において「幸運」は「何かに憑かれて訪れるもの」なのだ。

んで古来より伝わりし巷説の怪談で、よく人に憑くものと言えばズバリ「狐」だろう。
実際江戸時代なんかは精神病を患った人を「狐に憑かれた」つって座敷牢にアパルトヘイトしてたらしいし、オカルトファンの教科書である『和漢三才図会』においても、「勇猛な武士が突然臆病風に吹かれる事がある。即ちこれ狐憑きなり」みたいな文章が載ってたりする。
悪いのはだいたい全部憑きのせいなのである。

んでこの「憑き」と「狐」と「運」がミクスチャーされた結果、いつしか「お稲荷さんはギャンブルの神様」という事になってるらしい。

我々スロッター・パチンカーもボコボコに負けて死にそうになった時、一回くらい心のなかで「神様たのむからフリーズおなしゃす」とか思ったことがあるハズだけど、我々が心に思い描く神様は恵比寿でもイエスでもなく、お狐さまであるべきなのである。

というわけで参拝してきた。

●レッツゴー探索

本来は新宿の皆中稲荷神社に行きたかったのだけども、すでにご利益が確定（？）してる有名な金運神社にいってもつまらんので、よく知らん横浜の街を散策がてら歩きまわってみた。
なんで横浜かというと、横浜市内には『杉山神社』という名前の神社が３５社もある上、由来がさっぱり分からんという話を以前聞いたことがあり、それ以来なんとなく「神社巡るなら横浜だな」と思ってたから也。ちょっと怖いよねこの話。ワクワクする。

横浜駅から北上する事数分。
最初に見つけた神社は──。

州崎大神。
スマホで調べたところ、祀神は「天太玉命（アメノフトダマノミコト）」らしい。
ちょっと分かりづらい文章になるのでこっからは神名をカタカナにするけど許してね。
ええと、フトダマはアマテラスが岩戸に隠れた時に出てきた神様だ。
この『天岩戸（アメノイワト）』のエピソードの時はあんまり有名じゃない神様が一斉に出てくるので非常に覚えづらい。
まずアマテラスを岩戸から出すのにどうやればいいか考えたのが「オモヒカネ」で、お祭りの道具を作ったのが「アマツマラ」、八咫鏡（ヤタノカガミ）を作ったのが「イシコリドメ」で八尺瓊勾玉（ヤサカニノマガタマ）を作ったのが「タマノオヤノミコト」、ハダカになって踊ったのが「アメノウズメ」だ。
ウズメさんだけすげー有名。
フトダマは「この作戦で大丈夫かどうか占った」人らしいが、俺は名前しか知らなかった。というかこないだプレイした女神転生に出てきたんで聞き覚えあっただけで、この神社に来なかったら一生何した神様か知らなかっただろう。
ありがとう州崎大神……！
でもここ稲荷じゃないからパス。
あ、一応お参りはしっかりやりました。
かしわ手パンパン。

次に見つけた神社は……。

神明宮。
しんめいぐうと読む。
社務所らしきバラック（失敬）と喫煙所。そして賽銭箱を前にした百葉箱みたいなサイズの小さなお堂がひとつだけの小さな小さな神社だった。
スマホでチェキってもサッパリ情報がないので困ったなぁとか思ってたら、この写真にちっちゃく写ってる立て看板。
なんと「境内にある梅の杜『稲荷』には（後略）」とあるではないか。
よっしゃ、稲荷じゃんここ。祀神、牛頭天王らしいけど。
牛頭天王っておもいっきりインドの神様なんだけども、本邦においては「スサノオノミコト」と同一視されてる。

な、なぜ？

そもそもアニミズムが色濃い神道の世界では祀るのは正直なんでもオーケーなんだけども、神仏分離令（神と仏を分けなさい、というお上の命令）が発布された時「牛頭天王は神道じゃなくて仏教の神様なんじゃねぇか？」みたいな当たり前の疑問に対し「いや、牛頭天王は実は日本に渡ってくる前のスサノオノミコトの事なのです。だからこれはオーケー」みたいな感じのアンサーで広まったとか。
なんでそんな回りくどい事になってるかというと、実は牛頭天王はかの『八坂神社』の祀神であって、簡単に廃したり出来なかったのだね。
なるほどなるほど！
牛頭天王祀ってるところに稲荷の社があるのが良く分からんが、まあいいや！
とりあえずお稲荷さん関係の神社発見だ。
よっしゃいち稲荷ゲット！　はい二礼！　二拍手！　一礼！　大勝祈願ッ！

んで次。
さらに歩くこと３０分ほど。

笠のぎ稲荷神社！！
完全に稲荷！　間違いなく稲荷です！　ありがとう！
スマホでチェックしたところ、祀神は「ウカノミタマ」との事。
わーい穀物の神様きた。
前回のネタでちょろっと書いた「オオゲツヒメ」とか「ハイヌウェレ」と同じ系統の神様であるからして、当然、生命力を司る神聖な「女神」です！
ちなみに日本……というか世界最強の稲荷神社である京都の「伏見稲荷」の祀神もこのウカノミタマでして。むしろウカノミタマの愛称がもはや「おいなりさん」になってたりするらしい。
そう考えるとかなりお稲荷さん度高いですこの神社！
いやー良く遭遇した。ありがとう！

完全に稲荷。
よく見ると眉毛しかめちゃって可愛い。
ウフフ。コーンコーン。なでくりなでくり。（動物好き）。
バッチリお賽銭投入！　二礼！　二拍手スパンスパン！　一礼！
大勝祈願ッ！

その後、最後にもう一発お稲荷カマそうと頑張ったけど、残念ながら神社見つからず。
その代わりお寺と霊園は山程見つけ、夜の横浜をバッチリお散歩しまくってから帰宅。
日が変わり、いよいよ実戦と相成った。

●なんか犬きた。

折角なので今回は知り合いのライターも一緒に連れ打ちだ。
出来れば狐っぽい名前の人がいいなぁとか思ってたら、そもそも動物名の友達が一人しか居なかったので仕方なく呼んだ。
というか数少ないライター友達に動物名が居たのがまずミラクルだけども。

はいチワワ。
ここで彼の事を知ってる人はたぶん二人くらいしか居ないと思うけど、最近よく上野界隈に出没するんでちょくちょく酒のんだりしてる。
ライターっつっても俺とドッコイドッコイの知名度なんで顔出しオーケーのイカれた素人くらいに思っていい。

「何打つんすかあしのさん」
「俺ァ、地獄少女を打とうかなと──」
「なんでわざわざ……」
「いやまあ、撮りたい写真あってさ」
「ふぅん。まあ頑張ってくださいよ。俺はあっちでケータイ少女打ちますけどね」
「キミこそなんでワザワザ……」

合流して二分で別行動。
一人は地獄少女。ひとりはケータイ少女。奇しくも少女繋がりだ。
さあどっちの少女が先に微笑むか勝負しよう。
まあ俺にはお稲荷さんがついてるから負ける気しないけどなァ。

ッしゃこれ。
９９Ｇでサラッと当たった件。
設定変更のモード再抽選で天国に行ってたんだろうか。
なんか知らんがあんまりお金無かったんでありがてぇ……。

んで、撮りたかった写真がコレ。

はい、お稲荷さん。
しかも５柱。
白い前掛けしちゃって可愛いなぁ。ウフフ。コーンコーン（動物好き）
はい二礼！　二拍手！　一礼！　本日はよろしくお願いします！

もともとこの写真撮るのが目的だったんで、天国天井まで回してサラッと移動。
ちわわの横の台に座ってドヤ顔で万枚カマして嫌がられようとしたんだけども、その台がこれ。

ハイ。麻雀格闘倶楽部。
なんか知らんがこの台死ぬほど打ってる。
去年打った台で一番稼働したのコレだと思う。
てか今年も隙あらばコイツ打ってる。
一昨年くらいに病気のように攻殻機動隊ばっかり打ってた時期があったけども、再来って感じ。
なんでこの台なのかは知らん。
スゲー面白いとかそういう突き動かされるような衝動は１ミリもないんだけども、気付いたら着座して３ｋくらいブチ込んでガースに癒やされてる感じ。
何かない？　そういう台。
てか上の写真。ずっと俺のツモ（大当たり確定）が発動してるんだけども、手牌に注目。
イエス。国士無双イーシャンテン。

「ねぇねぇ。ちわわん。ちわわん。大当たり確定だよ」

ニヤニヤしながら水を向けると、黙々とケータイ少女にメダルを飲ませ続ける若者が、薄く頷いた気がした。

で、当然のようにこっから事故る。

まず役満当たりのスタートゲーム数は１６０Ｇ。
増加速度が遅い代わりに上乗せ性能が鬼高い本機において、１６０スタートのアドバンテージは想像するに余りある。

はいこれ。
俺の推しプロ、白河雪菜さまだ。
とりあえず麻雀格闘倶楽部打つ度に最低五枚は白河プロの水着写真を激写するようにしてるんだけども、この写真、役３００Ｇを消化した時点で残りゲーム数が初期ゲーム数を超えてる。
つまり「ゲーム数減ってない」のだ。
恐るべしファイトクラブ。
ちなみに白河プロのブログの名前は「めんぴんちゅもちゅも！」。
基本的にメシの話しか書いてないが、とても可愛いので全人類ブックマークした方がいい。

はい黄龍ラッシュ。
この時のラッシュ消化中が一番面白かった。
派手な音に釣られてちわわが画面覗き込んできたんだけども、彼はこの紺野真太郎プロの事を非常に気に入っていて「ヤクザきた！」「ヤクザいいよ！」つってめっちゃ応援しててね。
んで俺この時、異様に引きが良くてめっちゃ続く訳ですよ。ラッシュが。
基本的に一回の上乗せで１雀士をやっつけるんだけども、登場雀士は限られてるんで必然的に紺野プロも複数回出てくるわけで。
出てくる度に「ヤクザきたね！」「頑張れヤクザ！」つって声援送るのね。
さらに麻雀格闘倶楽部のラッシュには「天運光臨」って一気に三人の雀士をやっつける演出があるんだけども、横ですげーうるさいんだよ。
「ヤクザッ！　外人！　女ッ！」
「劇団ひとり！　女ッ！　はいヤクザ来た！」とか。
明らかに打ってる俺より盛り上がってて謎だった。

結局。、回収約３５００枚。
増加速度から考えると１５００Ｇくらい消化してた感じになる。
面白かったッス。ありがとうコナミ。

●総括。

結果はこちら。

投資　１ｋ
回収　１４ｋ
収支　＋１３ｋ

わお、めっちゃ浮いた。
あ、当たり前だけど５スロです。
ちわわ君はケータイ少女でちょっと負けたあと、４パチでジューシーハニー打って余裕で捲ってた。恐るべし。

さあオカルト検証だけど「稲荷神社参拝打法」の効果は「絶大だった」と言わざるを得ない。
今のところ「美輪明宏」「陰毛お守り」も「効果あり」の判定なので、これにて三連発で何がしかの神の見えざる手というか、助勢みたいなのを感じる結果になってるけど、今回のはマジでなんかあるんじゃねーかと思った。
何かもう、当たり前のようにラスト１Ｇで強レア役引いて三桁載せたり、あと、一回終わったあと速攻でもっかい大三元からＡＲＴにブチ込んだのとか、ちょっと引きがおかしいと思った。
腰とケツが痛すぎたんでキリが良いところでヤメちゃったけど、閉店まで打ってたら全然もっとイケた気がする。

繰り返すが「ツキ」は「憑き」である。
この時の俺にはきっとお稲荷さんが憑いていて、俺の代わりに肉球でレバオンしてくれたんだろう。

ありがとう。狐さん──……。

──はい、今週はここまで。
ちょっとリアルの仕事がクッソ忙しくて物書きに充てられる時間がなかなか取れないでいるのがモドかしいけども、次回のネタは「人間ストック貯め打法」だ。
なるべく早めにアップするね。
それではまた次回。
シー・ユー・ネクスト・万枚！
アディオス。

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