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自分にとってパチとは
自分にとってパチとは
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咲夜 一咲(サキヤイッサ)さん
月一ペースでコラム書いてます 偏見もあるので生暖かく見守って下さい - 投稿日:2016/03/01 14:59
コラム、というより愚痴になります
書いといて何ですが、あまり見ない方がいいと思います
前回のコラムで偉そうに、こう言いました
『パチを打つ事が人生の最上位であってはならない』
けど、いざ自身を振り返ると
自分にはパチンコ、パチスロを打つ事しか生きがいが無い人間なんだ
と、自覚してしまいます
ここまで読んでブラウザバックしなかった物好きな方に自分の過去をお話します
昔から、どこのコミュニティーにも居たと思いますが
なんか、集団に入れない奴
そいつが、何かした訳でもなく
いや、何かする前から
なんか集団に入れない
そんな人、学校とかに居ませんでしたか?
俺は、その立場の人間でした
もしかしたら、俺には『関わる価値がない』という雰囲気が有ったのかもしれません
未だに、何が原因なのか
何を直せば良かったのか
よく、分かりません
そんな人間が大人になったんです
人付き合いが長続きしない
偏屈、屁理屈ばっかり
いっつも独り
そんな人間が出来上がってしまいました
そんな俺がパチにハマるきっかけになったのも馬鹿な話です
高校を卒業した俺は映像メディア系の専門学校に行きました
華やかなテレビ制作の輪に入りたい
そんな、現実の辛さなんて分からないで妄想やテレビやゲームに夢中になってたガキの頃に夢見た世界に入る為に通った専門学校…
しかし、いざ通っても孤立してる、という立場を繰り返すだけ
ただ月曜日から土曜日まで学校に行き勉強をする日々
他のコミュニティーへ行っても馴染みきらない
そんな中、就職を決めようとした時期に親から、こう言われました
「東京で就職するのは止めて」
それは、自分が夢見てた世界は諦めなさい、と言われるに等しい命令でした
いや、それも言い訳です
よく分からない親からすれば、どこも一緒だと思ってたんでしょう
俺も本当に夢見てた世界に入りたいなら親とケンカしてでも行くべきだったんだと今は思います
けど、親に逆らう、という事をしてこなかった俺は、その通りにしました
地元の地方局に就職活動しましたが、半ばやる気のない就職活動です
当然、どこにも就職出来ずに卒業してしまいました
そんな中、同じく業界に入れずに卒業した奴が居ました
仮に真島、としましょう
大して仲良く無かった真島と会話などをするようになったのは卒業の準備を始めた頃でした
その頃、既に就職も半ば諦めかけてた俺に急に仲良く話しかけにきた真島も、またメディア業界での就職は、もう考えていないようでした
同じ境遇というのもあり仲良くなるのに時間はかかりませんでした
そして真島からパチスロを誘われるのも…
パチ業界は当時、四号機AT機の末期でした
GODや裏モノによる苛烈な爆発力、それに伴う投資額が破産者、あるいは自殺者…それは、まさに『ギャンブル』『鉄火場』と呼ぶに相応しい環境でした
それを問題視した行政により多少の出玉性能は抑えられましたが、それでも今よりは圧倒的な投資額…そして出玉もありました
20万突っ込んで40万帰ってくる
その当たり前が少し熱を引いた頃、真島からパチスロの楽しさを教えて貰いました
そして、卒業間近に真島から、こんな話をされました
「攻略ライターのスカウトを受けたんだけど一緒にやらないか?」
バカな俺は卒業してからの何も見えない人生が、もしかしたら楽しくなるかも、なんて希望を胸に、言われるがまま真島の言う事を鵜呑みにしていきました
空手の若造が手っ取り早く金を得る手段は多くありません
俺が消費者金融で借金をし、なんとか勝負金を手にしました
二人分の
さすがに、今なら分かりますよ
何故、何百万人といる打ち手のなかで、わざわざ若造の真島にスカウトが来たのか
何故、俺一人が二人分の投資を負担しなきゃなんないのか
まぁ、嘘だって他の人は分かりますよね
馬鹿だった、としか言いようがありません
全国のホールでモヒカンがアベシ!ヒデブゥ!と断末魔をあげてる頃、俺らは足繁くホールに並びました
と、言っても、大した下見もしない
ただ、近場の良さげなホールに
子役カウントもロクにせず
データ取りもいい加減で
ただ、遊んでました
ハッキリ言って、ライターさんを侮辱してるかのような立ち回り、仕事の真似事をしてました
そんな二人で20万という消費者金融の限度額分を負けるのに、そんなに時間はかかりませんでした
20万という借金話としては大した事の無い金額ですが返すアテのない当時の俺には大きな金でした
そして、20万負けて、どうしようかと悩んでた時に真島は
「とりあえず、バイトでもして返そう。返すのを俺も手伝うから」
そう言ったっきり、連絡がつかなくなりました
仕方なく親に相談
当然の如く大激怒
そら、殴られました
今思えば、それでも多少、甘いくらいです
まぁ、その頃の我が家は全般的に親のせいで色々と激変していた時期でもあり、多少の後ろめたさみたいなのがあったのでしょう
なんとか20万を工面し、一括返済
早めに相談したのが不幸中の幸いで、利息は大して付く事なく完済しました
いよいよ、もう何も残ってません
友人も居ない
将来も無い
しかし、俺は
いつの間にか、またホールに向かってました
今度は一人で
楽しかったんですよね
賑やかですし
出れば楽しいですし
自分のペースで遊べて
何時行っても受け入れてくれて
馬鹿だとは思います
普通の人間なら、もうしない、ってなるはずなのに
けど、俺には、それしかありません
なんで、今更、こんな事を書いたんでしょうか
それは多分、最近、パチスロを打ってて気付いたからだと思います
パチンコ、パチスロを打つ時が自分が生きてる、という存在の輪郭を一番濃く見せてくれる、という事を
パチを打ってる時が、一番生きてる実感が湧きます
勝っても負けても
依存症、というよりは必要行為、に近いんだと思います
生き物はご飯を必ず食べます
けど、常に24時間食い続ける事はありません
それを依存症とも言いません
それと一緒です
毎日打たなきゃ、とは思いませんし
負けたら素直に撤退します
大事な用事や仕事があれば、それを優先します
けど、必ず、どこかでパチを打ちたいんです
パチを打てなくなる人生なんて必要ありません
そう思ってます
環境が変わっても
仕事が変わっても
年齢が変わっても
俺は相変わらずパチ屋に足を運ぶでしょう
それが存在意義なのだから
拙い独り言のようなものです
こういう人間も居る、という事を少しの間でいいので覚えて、いつか忘れちゃって下さい
皆さんにとっては、大した話じゃありませんから
7
咲夜 一咲(サキヤイッサ)さんの
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このコラムへのコメント(8 件)
コメントありがとうございます
多分、今パチやってる人は、そういう所、あるんだと思います
俺、趣味って言う趣味がないんですよ。
基本浅い。そんな中でもスロは続いてるんですよねー。
ただ単に中毒者なのかもしれないけれど、考え事しながらだったり何かにつけて打ってるんすよ。
日本にいる以上スロが無くなるまで打ちに行くんだろうなぁーって思ってます。
コメントありがとうございます
みんな、大なり小なり似たような境遇だと思います
自分が特殊な道を歩いてるとも思いません
ただ、俺はハッキリとパチしかないという自覚があります
それだけなんだと思います
どこにでも転がってる話です
何回も読み返してしまいますね。
一咲さんのコラムは
改めて色々と考える事があるけど
今回のコラムは
ああ自分も一緒だな。
みんな同じなんだなと
安心できたかな(失礼だったらごめんなさい)
昔のように給料日にパチへ→即負け今月どうしよう(汗)はなくなりましたが
軍資金は月の予定に必ず入れて
節度を持って遊んでます(笑)
コメントありがとうございます
逆ですよ
パチ、好きですよ
他に好きと言える事が無いくらいに
社会人として節度を持ってパチと接しては居ます
ただ、ほんとに「他に何もない」んです
それだけです
大丈夫ですか?何だか嫌になってしまいましたか?
無理していませんか?
私もパチンコ・パチスロと通ってはいますが、仕事が忙しくなったり、他にすることがあったりすると忘れてしまう時もあります。
パチスロ行く道をいつもとは違う道にしてみたらどうでしょうか。少しは気分が変わって見えるかもしれませんよ。
お昼ご飯を少し贅沢にしてみてもいいかもしれませんよ。
お説教とかのつもりはありませんが、私の話もなんか言ってる程度で聞いていただけたらと思います。
文章から、ちょっと寄り道をしてみてはどうなのかな?と思い、コメントさせていただきました。
コメントありがとうございます
こんな拙い文章で、コメントしてくれるだけで十分ですよ、ほんと
なんと言うか、グッとくるものありました。これからも楽しみながら、みんなでパチスロを楽しみましょう_( ´ ω `_)⌒)_