若気の至りのお時間

はいどうも。
よろしくお願いします。


今日帰りにラジオから懐かしい音楽が流れた。

ジャパニーズレゲエ最高峰であるFIRE BALLのbring it on


別にファンでもなんでもない。



今は音楽にそこまで興味がない。



今現在この人のファン！とかはない。

良いものは良い！
悪いものは悪い！

それだけ。

そして結局ちょっと前の曲しか聴いていない（笑）

近年で未だに許せないのは倖田來未のピンクスパイダー位である。

侮辱してんのかな？と思ってしまった。

アレンジし過ぎです。

そんな話は別にいいとして。


ジャパニーズレゲエを聴くと思い出す事。


もう10年も昔の夏。


当時東京で専門学校生。

夏休みのある日。

地元の1つ上の奴から連絡がきた。



横浜レゲエ祭のチケット当たったから一緒に行こうぜ！















興味が無かった。



しかし熱弁してくる。


こんな事はない！勿体無い！行けば楽しい！


暇だったし行くことにした。


当日。



夜行バスで6時頃に池袋に着くと言われた。



もうこの時点でやる気なくした。


早いよ…。


なんで野郎1人の為にそんな早起きしなきゃなんねーんだよ…。









案の定起きたのは8時頃だった。



とりあえず9時には合流した。



怒りまくっている相手をよそにまだ前の晩の酒が抜けない俺は一言。









「二日酔いだからわーわー言うなよ…。来たことに感謝してもらいたいよ…」




ドン引きされた。



若さとは怖い。



二日酔いのまま横浜へ。



乗り気では無い。


タダとは言え興味が無いものの為に1日潰される苦痛。


元来ダメ人間の自分がとった行動は





横浜まで来たんだからお前俺に中華奢れよ！




わざわざ地元からきた人に浴びせる言葉ではない（笑）


そもそもこちらが奢るべきなのに逆に奢らせるという鬼の仕打ち（笑）


中華も食べて会場へ。


溢れかえる人、人、人！



もう嫌になった。



おもちゃの火薬入りピストルでパンパンそこら中で鳴らす輩。

明らかにヤンチャな方々。


何ここ？



無法地帯？



大体なんでピストルをパンパンさせてんのよ？



お巡りさん



銃刀法違反もどきで逮捕してください。





で、喧嘩らしい事がその辺でおこっている。












え？


ダウンタウン？




これは何かの罰なの？




マジで嫌いだわ…ここ。













帰りたい（笑）






そうは思うが帰れないのが現実。



そして始まり知らない人達が歌っている。


会場は盛り上がる。


湘南乃風…まだ出ねーのかな？


そんな事ばかり考えながら見ている。


そして湘南乃風の登場！



盛り上がる。



終了。

会場は

ここからもっと盛り上がろうぜー！！

的な雰囲気。

まだまだレゲエ祭は始まったばかり。

俺が一言。





















「帰るわ」




まさに相手は鳩に豆鉄砲現象。


ここからだぞ？

お前絶対損するって！


そう止められた。

普通は帰らない。

帰りたいと思っても帰らない。




何度も言おう。



興味が無かった。



知らん！つまらん！帰る！疲れた！眠い！




そう言って会場を後にした。

女子か！ワガママ駄々っ子の女子か！

しかしそこで有言実行するのが俺である。

堂々と帰った。なんなら捨て台詞の様に吐いて走り去った。

今思えば失礼な話である。


けど本当に苦痛のなにものでも無かった。


設定1のジャグラーを永遠と打てるか？


苦痛でしかないぞ？



良い事と言えば


会場の外にいたダフ屋のオッさんに会場に入場する為に必要なリストチケット？を3千円で売ってくれ言われて快く売ってあげた事位である。


タダが3千円になった。
















よし呑み行こう！




こうして地元からわざわざ来た彼を1人見知らぬ横浜という地に捨てて東京へと戻った（笑）

当時はなんの罪悪感も芽生えなかった。

価値が分かる人にとっては勿体無い事なのかもしれないが興味が無い人間にとってはゴミ同然である。

何事もそう。


後々、その話を同じ年の冬に地元に帰って飲み屋で彼として後日談を聞くと最後まで1人で観て見知らぬ横浜という土地を彷徨い歩き、宿を探したがレゲエ祭という事もあり満室状態。
苦肉の策でサウナに1人で泊まったらしい。


「いやー大変だったな！（笑）
人生そんな時もあるよね！ドンマイドンマイ！
でもネタとしては面白いじゃん！（笑）」


爆笑してそんな事を言った俺に彼は





このクズ野郎！



その場にいた他の友達からも賞賛を頂いた。



「で、そのついでだけど俺今日財布家に置いてきたから呑み代よろしくね」



一瞬で室内の空気が凍りついた事は言うまでもない。



懐かしいなぁ…と音楽を聴きながら思い出して1人でニヤけて運転していた日曜の昼下がりでした。

ご静観ありがとうございました。

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