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答えは今もってナイ

【10周年企画】第3回パチ7自由帳コンテスト | コラム

答えは今もってナイ

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ギャンtubeさん
パチ屋が好きです。居るのが好きです。 【Twitter】 @1gyan_tube 【YouTube】 https://youtube.com/@1gyan
投稿日:2024/05/31 11:31

パチンコ、パチスロ、こうすりゃいいじゃないい?

最初に言っておきます。

こちらに対する明確なアンサーは
思いつきませんでした。
(表題の通りですが)

ただし、考えていこうと思います。

恐らくこのテーマから導き出したいのは
「業界の衰退からの回避方法」
そのヒントかと思いますのが、
結論は大きく分けて四つの派閥
ユーザー、店舗、メーカー、
そしてパチ7や演者さんなどの広告媒体の
主観によって割れることが推定されます。

僕はユーザーの主観しか今現在
持ち合わせていないので

まずは自分と業界の接点である
"自分にとってのパチ屋"について
思い出し、

思い出しという名の"自己紹介"から失礼します。

長くなります。




パチ7に初めて寄稿したのは8年前とか。
バンド活動の傍らでした。

高校時代にバンドに魅入られ、
21歳の頃にパチンコに出会う。
正直大層な目標もなく、
減らした財布を引力にアルバイトをし
人間的な活力を強制的に補充。
またバンド活動とパチ屋に枯らされ、
アルバイトをする。

そんな「やむを得ない」行動原理に頼って
極めて無気力、気を抜くと
自害することを連想するような僕でしたから
足を止めず、寝る間を惜しんで
生きていました。生きられました。
未だにこれは"パチ屋によるものであった"と
心底思っています。

よるもの、というのは
「お陰」とも「所為」とも
いうに適切ではないと感じるからです。



そんな中、
テキトーに、こなすように
やっていたバンド活動が
30代に入った頃から
急に加熱し多忙になりました。

きっかけはただの対バン相手であった
ギタリストから言われた
「親父の逝く前にバンドで売れたいから一緒にやってほしい」という一言。

虚無虚無プリンだった自分が、
少しでも人の役に立てるならと
思い立ちました。

活動中はバイトに行く時間もなくなり
その間は
効率よくパチやスロで勝って、
より良い環境、発想、健康さで
活動を補填出来たらなとか..
気持ちは本気で思ってました。

でも行動は甘かった。
完全に養分思考。
結果、活動のストレスを吐き出すような
打ち方ばかりしていました。

最終的には2年で
借金200万ほどをこさえて、
途方に暮れてネットの海にすがる。
(それでも明日は来る)

そこで見つけたパチ7。
今はなき鴻池剛さんの漫画だったかと思います。
本心から好きではなく、
パチ屋を"憎む"ような人のエッセイが、
何故か心を掴みました。

自身が、綺麗事をどうにか形にしようと
ライブハウスで叫んでいたから
その矛盾なき言い分が、
痛快だったのかも知れません。

ならばと、
僕にも少なからずある鬱憤を糧にして、
その返金物語なんかを書いてみよう
とパチ7に登録した記憶がありますが、
※久しぶりに開いたらデータ壊れしてた

それも続かず、
バンドも終わり。
目標を失った人間の横には
変わらずパチ屋がありました。

というか、パチ屋しかありませんでした。



目的も義務も失って惰性で続く人生にも、
浪漫なのかゴールを探すようで
当時お付き合いしていた現在の妻と婚姻。
コロナ禍には子を授かり、今に至ります。

一旦200万の借金はなくなり、
コロナ禍によってパチ屋も閉まり、
漫然として存在した依存性が薄れていくのを
感じておりました。

子が生まれた影響で人間的な活力が
後天的にも芽生えていくのも感じました。
「なるほど、これがあるから生きていけるのか」
そんな、動物の行動原理に必須のルートを
ようやく知るに至りました。




その頃に僕は職につきます。
正社員、一生ならないと思っていた肩書きでした。
「社会不適合者」「発達障害」
「コミュニケーション障害」など
自分を守るための言葉に頼り、
避けてきた面倒に、飛び込んだのは
何よりも「お金」でした。
お金が必要だと、
この頃、初めて思った気がします。

体裁や見栄みたいなものもありますが、
やはり「安定」「保証」というものが、
家庭持ちには必須なのだと。

毎日のように嗚咽を催すような日々にありながら
それを認めざるを得ない子育ての難しさ。
何より「時間の尊さ」を感じました。

アルバイトは「時給」を切り売りするので、
どう足掻いても時間を奪われ続ける。
「早く終わった→ラッキー」では食いっぱぐれる。

しかし社員は効率よく仕事さえこなせれば、
無駄に空回る必要も、時間を消費する必要もない。
人権、権利を等しく頂戴できる。

...というのが強みなのはよくわかりました。

実際には無駄がめちゃくちゃ多かった。

ふんぞり返る上司諸君。
牽制し合うオーナーと社長。
是正されない悪習。
無闇やたらに定時で帰らない、
ユーモアなきパワハラ、
ユーモアなき会合。
離婚が続く上司諸君。

"責任"という曖昧な縛りで、
時間を奪われ続けました。

結果、僕は脱毛症を拵え3年目に飛びました。
V入賞を逃した右打ちのようにあっけなく。








と、まぁ恨み節のような上記の横には

実はこれまたパチ屋がありました。

上の言い分は体裁で、
正直「パチ屋に行きたかった」ストレスで、
辞めたところがありました。

全然勝ててませんでした。
だのに何故。
寧ろストレスを頂戴していた。
だのに何故。

「好きだから」
それは安直な気がします。

そんなシンプルな関係ではない。

「依存症」
ほとんどの方はそれで片付けるでしょう。

鴻池剛さんの漫画で感じた恨みや憎しみ、
それらは間違いなく
共感の手のひらでキャッチしていました。

ただ、どこか憤りもありました。
「なんでこんな遊技機に愛のない人がウケているのか」


飛んでからの4ヶ月。
いわゆる専業、プロのような立ち回り
試してみました。
つまんない。
超つまんない。
というか耐えられない。
それが僕のようなユーザーの感性。

「少なからず負ける必要」
これがどうやら肝心肝要。
一ミリもヒリヒリしない、
強くてニューゲームのような遊戯に
僕は憧れない。
それがよくわかりましたし、
それが醍醐味でもあり、
遊戯然としているとも思います。

こうあるべきとも。
僕のような労働力がいるからこそ
業界に資金が流れる。




なら活路、
勝つことを優先しないで
パチ屋と共存共栄する方法。

なんだろうと考えて、

YouTubeを始めてみました。

https://youtube.com/@1gyan_tube?si=KXSqFRea55zJ9Ljq

演者オーディションや
編集者募集にも反応してみました。
※全オチ

4ヶ月して金が尽き、
知人に誘われた雇われ仕事を一年やりました。
その間、続けたYouTubeは
目標だった登録者1000人を達成。
しかし再生時間が足らず収益化に届かず。

一年続けた仕事はまたも人間関係に疲れ、
円満ながらも退陣。

今は無職。

無職でいるのも理由があります。
業界への編入です。

この2ヶ月、
特に大好きな演者さんの来店に足を運び
その様子を拝見してみています。

地方にバイトに行った際には、
空き時間に噂のパチ屋へ
足を運んでも見ました。

来る日も来る日も実戦動画を見ています。

この活力を「依存症」で片すには
勿体無いと感じています。

やば過ぎるエナジー。
これには遊技機らがもはや
文化として充分に形を成しているからだと
思っています。
(綺麗事によってきた危ない)



個人的には
「こうなりゃいいんじゃない?」と
遊技機らに願うことは、
「これからも負けても楽しい機械」で
あってくれということ。

(僕にとってはアイスボーンやガルパンがそれ)

はっきり言って
「専業さん視点での良さ」の追求は、
不要かと思っています。

喜怒哀楽のストレッチを、
虚無虚無プリンな僕にしてくれたのは、
紛れもなく遊技機らです。

色々言いましたけど、
正直これだけです。

パチンコパチスロの仕事ください(本音)。

10

ギャンtubeさんの

※本記事はユーザー投稿コンテンツです。

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このコラムへのコメント(6 件)

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ギャンtube
投稿日:2024/05/31
sin sparkさん

ありがたいお言葉、とても嬉しいです。

伝え方、並べたあとに整地する胆力やセンス、もう少し磨かないといけないなと自覚しております。
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sin spark
投稿日:2024/05/31
コラムから愛と情熱はすごく伝わってきて、あとはその面白さを"いかに自分なりに伝えるか"だと思いました><
私は「愛のある人」がとても大好きです。誰かに与えられるようになれば、きっとそれが天職につながると思いますbb

立場は違えど、私も同じ面白さを愛する人間です。
同じ立場の人間として、ギャンさんに良い職が付くことを心から願ってますb
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ギャンtube
投稿日:2024/05/31
Alisaさん

5号機で線を引いた方はたくさんいらっしゃいましたもんね。
何というか、遊びで付き合っていくとなると子どもありきで考えたときに辻褄が合わなくなる色々が多すぎて。

こうなりゃ仕事にするしかないのかも、って極致に着地してしまいました。
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ギャンtube
投稿日:2024/05/31
ダストさん

子の存在、でかいですよね。子のためなら設定6も捨てられる。(うっ頭が..

養分的な人間を楽しませ続けること、結局ここを綺麗事にしては何も進まない気がしますよね!
まぁほんとはそんな真面目なことを考えにパチ屋に行きたくはないんですけどね笑。
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Alisa
投稿日:2024/05/31
ボクも子供生まれてからは付き合い方が変わりましたね。ギャンブルしなくなりました。たばこもヤメたし。5号機つまらなかったのも原因かもっすけどw
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ダスト
投稿日:2024/05/31
ああ…まるで自分の人生をみているようでした。

僕は子供が出来てからは育児に追われる妻をみていると「俺、パチンコいってくるね!」なんてとても言えず、数年間打てない日々が続いていました。

下の子が幼稚園に通いだし、そろそろ自分の時間が持てそうなのでリハビリでTOKIOあたりから打ち始めようかと思っています

あと、我々のような人間がいるから業界に金が流れるというお考え、まじで同意します笑

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