タイルまん大地に立つ

田舎のパチンコ屋ってのは知り合いによく会う。


高校の友達。


後輩。


居酒屋のねーちゃん。


職場の方。








しかし








僕はあえて見て見ぬフリ。












別にそんな人達会いたくて行くんじゃない。









マネーを稼ぎたいのさ僕は。




いわば出稼ぎ



否！





戦場さ





戦場でヘラヘラと笑ってる兵士がいるかい？






ダメだなー（笑）




これ熱いよ！






そんなやり取り一文の得にもなりゃしねぇ！






もし話しかけるのなら





僕は優越感に浸りたい時である。






負けてんの？



へぇー






俺もボチボチかな？






まだ2箱だもの





優越感に浸りたい時に話しかけるそれ以外になんの意味をもつ？



情報くれんのかい？



出てる台譲ってくれんのかい？


敵兵に弾を譲る奴がいるかい？


隙を見せたら刈り取られる世界だぜ？


ノリ打ちでもねーのに人がプレミア引いたり馬鹿勝ちしてるのを見ても



悔しい




何様？





帰り片足首をグニャってしろ





そして捻挫して仕事に支障きたせ







そんな事しか思わない。





最早敵。





隣に座る奴も敵






知らない人と勝手に出玉勝負をしている自分がいる。







自分が出して相手が席を立った瞬間に機械にも人にも勝ったぜ！という至福の時が訪れる。




そして今日も僕は1人ホールの席にゆったり深々と座り続けるのだ。















全てに負けて休憩コーナーという名の遺体安置所のな！！！！

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