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モーニングの思い出(パチンコ編)
モーニングの思い出(パチンコ編)
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枠下蒼7さん
オリンピア、ネット、エレクトロコインジャパンで営業担当。遊技機販売業者では裏モノの製造、販売も経験。ホールスタッフ、パチス◯マニアックスでのブロガーなど多方面から業界に関わってきました。 Twitter:@wakushita_shion ヤンデレ好き - 投稿日:2020/12/13 21:39
モーニングサービスといえば、喫茶店でドリンクを注文すると「トーストとゆで卵」などが無料でついてきます。他にも「うどん」「茶碗蒸し」「ミニカレー」「味噌汁」「パスタ」「サラダ」などお店によって様々なメニューがあります。しかもドリンク代のみで無料でついてきます。東京でモーニングセットが別料金だった時にはカルチャーショックを受けました。岐阜では追加料金なんて取られないのに。
と、喫茶店ネタはこれぐらいで、かつては殆どのホールが行っていたモーニングサービスのお話です。時期としては昭和後半から平成の頭ぐらいまででしょうか。今では「無制限、出玉の共有OK」が当たり前です。共有については打ち子対策で認めていないホールもあるようですが。
昔のホールは「ラッキーナンバー、移動、共有不可」が普通でした。若い方には「ラッキーナンバー、何それ?」と思われることでしょう。ラッキーナンバーとは、特定の数字や図柄での大当りで持ち玉で継続遊技か出玉交換か決まるシステムです。主にセブン機や権利物、一般電役で活用されました。具体的には以下のようなシステムです。
初回333、777→初回444、999まで継続OK
初回333、777で無制限、その他は一回交換
初回オールフルーツで無制限
奇数は連続遊技OK、偶数で全て交換
交換させられるなんて客に不利だろうと思われそうですが、当時は80玉交換が主流であり、4円貸し2.5円交換の差、現金投資比率を上げることでホールは儲けていました。調整も今のような通報レベルのガチガチではなく、ボーダーを余裕で上回る調整もありました。
そして、ホールでは朝からの集客のためにモーニングサービスを用意していました。通常なら初回に特定図柄を引くなど厳しい条件。それかまサービスタイム中では、全ての図柄が無条件でラッキーナンバー扱いとなりました。これが、どれほど有利なのか計算してみましょう。
2000発の出玉を獲得した場合、交換すると5000円分です。交換ナンバーの場合は、5000円分(1250発)で次の大当りを目指すことになります。ラッキーナンバーで持ち玉で遊技可能となった場合、8000円分(2000発)で次の大当りを目指すことになります。これだけでもラッキーナンバーの効果がわかると思います。
特に全ての図柄が無制限になるホールでは絶大な効果がありました。他にも通常なら一回交換の一発台もサービスタイム中は連続遊技可能、二回交換などありました。
他にも変わったサービスとしては、羽根物でV入賞、出玉1000発プレゼント、サービスタイム中だけ一発台の出玉上乗せなどもありました。
アレジンやダイナマイトなどではリーチにしておく、出目を「3」にしておくなど。状態のバックアップ導入後は確変や時短状態の台を1000円借りたら電源オンする。テキーラなど小当たりでも電チューに5個入賞させたら権利発生タイプで電チューに3個入れておく。ゴールデンバレリーナで権利終了後のデジタルが回転しやすい状態にしておくなど。
メーカーが仕込んだモーニングサービスもありました。電源オンで高確率状態。◯回転で電チューの確率変動に突入。羽根物で大当りしやすい状態でスタートなど。
メーカーもホールも一体となって熱い時代でした。今でもラッキーナンバー制のホールはあるにでしょうか?
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枠下蒼7さんの
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このコラムへのコメント(6 件)
依存症の大きな原因のひとつにギャンブル性の高さだと思います。
一撃5万発20万なんて、やはり異常です。
ラッキーナンバーだと飲まれたらやめる、追いかけても取り返せないから諦める。
熱くなりすぎた業界を冷ますにはギャンブル性を低くすることが必要かな。
メーカー時代にパチスロは6枚交換を前提に開発していると聞きました。
パチンコも等価で使うことを前提にしていないのかもしれませんね。
ラッキーナンバーって何気に依存症対策にもなるんですよね(笑)
財布が空になるまで打っても、何枚かレシートが残るんで。
当時は2.5円交換ラッキーナンバー制とかだと、ちゃんと回る台もありましたし、ホースケ君とかの一発台で〇時に1000円分玉借りると、入賞チャレンジとか凄いサービスもありましたよね。
そもそも、初代フィーバークイーンとか初当たりで2,800発とか取れましたし。
自分の記憶では5回リミット機が出た頃位からラッキーナンバー制って見なくなった気がします。
失礼いたしました。
あの頃は二万あれぱ普通に勝負できました。
今では1ぱちでも平気で二万、負けます。
交換率と調整が上手な店は、打ち手に優しかったです。
当時のマイホが午前中当たりは無制限で、午後からは37から49までのラッキーナンバー制で、毎日朝から行くとボーダー超えばかり。懐かしい時代ですねえ