【展望】6号機GODへの壁

どうも、モジャです。
『凱旋』とのお別れは済みましたか？
凱旋の撤去を以って、本家GODシリーズは残すところ
『ポセイドン』と『冥王召喚』のみとなりましたが、
この2台、ご存知のようにあまり評判は良くありません。
今回の記事は新基準GODが抱える問題と、6号機GODへの展望を語ります。

　まず、ポセイドンから。本機が抱えている問題は2つ、
「低い純増2枚」と「深すぎる天井1800G」です。前者については法規制なので仕方ないにしろ、後者は何故こうなってしまったのか。その背景には、押し順ペナが禁止になったことがあります。

解説: 押し順ペナルティ
5号機のAT機(凱旋、ハーデスなど)は通常時に左リール以外を第一停止にすると警告音が発生し、その後数ゲームの間ATが無抽選になります。この仕組みを使うことで、中や右リールを第一停止とした際に揃う小役を零させて通常時により多くのコインを吸い込み、ATで一気に吐き出すことが可能になります。

ペナでベースを削っていた(25G/k)凱旋に比べ、ポセイドンはメダル50枚あたり35.7ゲーム、つまり1.33倍回ります。この状況下で凱旋と似たような台を作るには、初当たりを重くするかAT性能を下げるしかありません。しかしAT性能はGODシリーズの華、大きく下げるわけにはいきません。その結果として、ポセイドンは天井が恐ろしく深くなったのです。

　次に、冥王召喚。本機の問題は間違いなく「青天井」と「有利区間」です。これらによって、いくらハマっても一撃で取り返せる天井への期待も、GOD in GODによる万枚超えの夢も全て失われました。加えて、GODシリーズなんて設定不問だと考えるホールが多かったために極辛の設定1 (機械割97.4%)ばかりだったことも評価を下げた原因だと考えられます。ちなみに凱旋の設定1の機械割は98.4%です。

　　　　　　　　キミはちょっと違う
　さて今は6.1号機、押し順ペナも天井搭載も可能です。また、純増規制もありません(純増3.1枚以上にすると無抽選区間などの歪みが必要)。さらに、これはあくまで噂ですが、保通協の試験方式が変更されるそうでさらなるベースカット(不合格覚悟で攻めれば30G/kぐらいと予想)が可能になるそうです。

解説: 出玉試験
パチスロを世に出すためには「保安通信協会」という機関で不正基盤や出過ぎ(吸い込み過ぎ)ないかをチェックする必要があります。ちなみに、6号機で不合格になった機種の多くは「出過ぎ」で落ちています。この試験のうち、吸い込みを規制する下限試験が変で「AT中もナビ無視で打つけど一定量以上メダルが出なかったら不合格」というものです。多くのAT機にはこの試験対策として共通ベルや押し順不正解時の1枚払い出しが付いていますが、その分ベースが上がるのでAT性能が低くなっています。噂では、この試験でもナビには従うように変更されるようです。

GODシリーズが必要としていたものが再び揃う時がやってこようとしています。まあ、有利区間は存続するのでそこは上手くやってもらうしかないですが。GODの名を堂々と名乗れる後継機が出ることを願っています。

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