インタビュー、失敗。(interview is dead.)

「パチ7自由帳コンテスト」、まさかの決勝に進む事が出来た。
これは本気を出して、渾身のコラムを書き上げなければ…。
お題は「身近なパチンカースロッターインタビュー」。
早速友人であり、僕にパチンコを教えてくれたJ氏。そして同じく友人のY氏に連絡を取り、インタビューを行った━


タイトルをご覧いただいただろうか。そう、このインタビューは失敗している。
まずはその一部始終をご覧頂きたい。


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Y氏(31)
麻雀をきっかけに仲良くなった友人。週8くらいのペースで働いている。体を壊さないでほしい。
スロットをJ氏に教えてもらい、始める。自他ともに認めるマイナー台好き。


J氏(35)
草間の周りで一番スロットに詳しい友人。スロット歴は10年以上。
札幌市内の美味しい飲食店をすべて頭の中に網羅している、最高のドラマーである。




－今日はよろしくお願いします！

よろしく～。

なんか恥ずかしいな、改まってやるこの感じ。(笑)

－確かにそうっすね(笑)。パチ7ってサイトのコラムのコンテストでインタビューをすることになって。特にJ氏なんて僕にスロットを教えてくれた人なんで是非話を聞いてみたいなと。

そうだね～、草間にスロット教えた時って何年前だっけ？

－4年前くらいですかね？

そんなになるか。最初打ったのジャグラーだったっけ？

－そうですね。初スロットで1000円でBIG引いて。完全にあれからハマってしまいましたね。

いいことなのか悪いことなのか…(笑)

－このコンテストで優勝したらいいことになります！(笑)
まあとりあえずせっかく居酒屋に来たんで。酒でも飲みながらインタビューさせてくださいよ。

おし！（店員を呼び）すみません、日本酒熱燗で。

なかなかいくね。よし、俺もハイボールで！

－俺も飲んじゃおっかな、すみません、ビール！よし、カンパーイ！

両氏　カンパーイ！！



－じゃあ色々聞いていきますね。まずスロットを始めたきっかけは？

俺は職場の先輩に教えてもらってからだね。それこそ4号機時代からだから、鉄火場って言われるようなところを生で見たりしてる。

俺は草間と同じでJさんに教えてもらってからだね。

－好きな台とかってあります？

やっぱり4号機のGOD、吉宗、大花火あたりかなぁ。色んな思い出が詰まってるねぇ。

俺はラブキューレ！あと凪のあすから！ていうかここの日本酒旨いな。

－Ｙさん本当にマイナー台好きっすね…。てかここビールもうまいっすわ。待って、このとり天とかうまそうじゃないっすか？食います？

え、食いたい。ぶりの刺身もいかん？

いいね！よーしお父さん特盛いっちゃうぞ！

－なんすかお父さんって(笑)うわ！このとり天ウマ！ぶりの刺身もやべえ！すみません！店員さんビールください！

ウマすぎる！俺もハイボール！

日本酒熱燗、追加！飲もう！





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このインタビューは失敗した。
そう、あまりにも美味しいつまみに、友人同士で飲む酒。最高のシチュエーション。
僕達は完全に酔っぱらってしまったのだ。

iPhoneで録音していた音声を聴くと、インタビューからどんどん話は逸れ、「最近かわいいと思った女の子の話」「俺の人生ベスト漫画」「あのバンドのこのギターリフが最高だ」など全く関係ない話で大盛り上がりの2時間を過ごしていた…。


この日はどうやって家に帰ったかという記憶も薄く、次の日起床した草間は絶望した。

「どうしよう…もう一度インタビューし直す時間は無いし…」
「しかしあの店のとり天はどうなってるんだ、美味過ぎるだろう」
「こんなものを投稿する訳にはいかない…どうするんだ俺は…」
「しかしビールも美味すぎたな、つまみとの相性が良すぎた。また今度行きたいなあそこ…」
「いやそういう事を考えている場合ではない…しかしあそこの居酒屋最高だったな」



全くどうしようもない奴である。今自分で書いてても改めて思った。



話は変わるが、草間は現役のバンドマンである。そしていろんなバンドのインタビューを読み漁る事が好きだ。特に洋楽のバンドのインタビューが好きで、あの独特の文体、軽快な語り口。危険な話をしようとすると制止するマネージャー。なんで洋楽バンドのインタビューっていっつもあんな感じなんだろう。好きだ。



…あ。これだ。これをやってみよう。

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パチ7自由帳コンテスト、決勝。
私草間は、世界的大ミュージシャンの二人にインタビューを試みた。
J・ロドリゲス、そしてY・フォックスファー。この二人の名前を知らない人は居ないだろう。
そんな世界的に有名な彼ら、なんと意外にもパチンコ・スロットが好きだと言う。
今回はそんな二人に、話を聞きに行った━


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Y・フォックスファー氏(31)
4年前、ゴミ捨て場に捨てられていたギターを拾い、ギターを始める。
歴こそ浅いモノの、天性のセンスで世界中の人々を感動させるギターを弾き、一躍スターに。
休みもなく全世界を飛び回りライブをしている。

J・ロドリゲス氏(35)
アメリカを中心に活躍する、大人気ドラマー。
アメリカ全土の飲食店情報に詳しい。ステーキを愛しすぎたが故、「一番おいしい食べ方は生のままである」という名言を残した、ワイルドな男である。



－今日はよろしくお願いします。世界的スターの二人にインタビュー出来るなんて、光栄の限りです。

よろしく。

おやおや、手が震えているな。緊張しているのかい？(笑)

－すみません、二人に会えると思うと昨日も眠れないくらい緊張してしまって…。今日は本当によろしくお願いします。

オーケー。いいインタビューになることを期待しているよ。

－意外だったのですが、お二人の趣味は「パチスロ」という事で…。

そんなに意外かい？「パチスロ」は最高にクールな遊びさ。

フォックスファーと「ガイセン」というスロットを並び打ちしていた時、彼がGODを引いてね。そのまま天を仰いでイエス・キリストにお祈りしだした時は思わず笑ったよ。

「本当に神が舞い降りた！」と思ってね(笑)

－まさに「ジーザス！」なエピソードですね。

ヒュー。（こちらを指差し、口笛を吹く）

まあそんな感じで僕たちは、日本に来たらよくスロットを打つんだ。

－そもそもどういう経緯でお二人はスロットを始められたのでしょうか。

僕は先輩に教えてもらってからだね。その先輩って言うのがOa○isのリアム・○ャラガーなんだけど。

－えぇ！そうなんですか！

「Don't Look B○ck In Anger」は「キズナ」に10万飲まれた時、怒りのあまり作った曲らしいよ。おっと、このエピソードは言ったらマズかったかな？(笑)

（マネージャーが慌てて手で×印を作る）

すまない、このエピソードはカットしておいてくれ(笑)

僕はロドリゲスに教えてもらってから始めたね。最初はジャグラーを打ったんだ。

－やはり最初はジャグラーが定番ですよね。

最高にイカしたピエロが日本にある！ってね。

でも、僕はピエロ恐怖症でね。最初はとても怖かった。

そうそう。フォックスファーが「GOGO!」と書かれているランプを見て「行け！」って言われていると思ってね。ピエロが揃ってランプが光った瞬間、思わずランプを殴ってしまったんだ。

「ダイパン」ってやつさ。あまりにも大きい音と共に光るから驚いちゃってね。(笑)ホールの店員さんにも怒られたし、もうあんな事は二度としないよ。反省してる。

－反省を乗り越えたからこそ、今のご活躍があるんですね。

そういう事にしておいてくれたら嬉しいね。

－では、好きなパチンコ・スロットの機種はなんですか？

「スロット　ボンジョヴィ」さ。それ以上でも以下でもない。

「スロット　マイケルジャクソン」「CRフィーバーLADY GAGA」。彼らは最高にクールさ。「ハマサキアユミ」のパチンコも最近打ったけど、楽曲が良くて思わずホールで踊ってしまったね。

彼はそういう奴なんだ。(笑)
少し昔の台だけど、「CRF X JAPAN紅魂」もクールだったね。「紅」が流れた瞬間、涙を流してしまったよ。

－なるほど。今はホールにあまりない機種ばかりですが、良い台ばかりですね。
では今後のスロット業界について、どう思いますか？

もっとバンドをフューチャーした台を出して欲しいね。

確かに。僕らの曲なら、いつでもパチンコに使ってもいいよ。

－えぇ！そんな事言ったら、各社が黙ってませんよ！このインタビューを見たらすぐオファーが来るかも！

むしろ今までなんで話が無かったんだ？って感じさ。僕は4年前にゴミ捨て場でギターを拾ってギターを始めたんだけど、そのエピソードを実写リーチとして搭載して欲しいね。

最高のリーチさ。

－各社の皆様、オファーをかけるチャンスですよ！それでは最後に一言、日本のファンにメッセージを頂けませんか？

パチンコは最高にクールな遊びだよ。僕達のライブに来る前にはぜひパチンコを打ってから来てほしいね。

ホールの音より大きい音でライブをするよ。後はもしかしたらこの先、僕達のパチンコ台が出るかもしれないね。その時は是非ホールで打ってほしい。良いスペックで出る事を期待するよ(笑)

○○○○○みたいなスペックだったらどうする？

すぐ0.5パチ行きだろうね(笑)


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今回は大スターである彼らに、スロットについてインタビューをすることが出来た。おそらくパチ7の中でも外国人にインタビューをしたのは今回が初だと思う。
もしかしたらこの先、彼らをフューチャーした台が出るかもしれない。そんなワクワクを持たせてくれるような、素晴らしいインタビューとなった。








僕なりに「コラム」というモノに真摯に向き合ってみました…。
例え優勝したとしても、インタビュー中にお酒は飲まない様に、気を付けます…。

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