【第19話】機種選定はバラエティでこそ味わい深い

『機種選定』

選ばれる機種とは、ホールの色であり、味であり、空間をつくる大切なもの。

台は素材！ホールに設置されることで彩るメニューとなる。

打ち手は、その素材を存分に味わうべく、五臓六腑にも響くレバーを叩く！叩く！叩く！

それだけコースにとって大事な台選び。



好きな台で、設置したら稼働がぐんぐんアップーーなんたら超ラク☆

・・・・なんだけどね。そんな簡単じゃーございません。


例えば、エンジェルVのコンセプトコーナーの素材としては、

・とにかく懐かしい
・遊びやすい
・目押し要素
・STなど特徴がある
・周期抽選
・朝イチ特典がある
・高設定を使った時にアピールになる
・連チャンしたらが凄い

といったメニューを揃えて遊びやすく、選びやすいコーナーを作ったものの。

蓋を開けたら、あらビックリ。

打ち手が素材に気づかない。

ちらりと見てスルーする方もいれば、座ろうと見せかけてフェイント気味に違う席へ移動する方。

これいかに。

時とともに全然動かない機種が出てくる。

例をあげると、

・ソーラーセブン
・ガールズパンツァー
・獣王　王者の覚醒
・熊酒場2
・ケロロ軍曹
・ひぐらしのなく頃に祭

この辺は、本当に好きな人しか打ってくれない素材でした。

「この機種のここが面白いんだ！」で選んでも

『意外とウケると思っていれてみた台』が全くウケない。

通常のアウトが1000枚いかない日もあり。

1台1台に味があっても、稼働をとるか、コンセプトをとるか、ココが非常に悩ましい部分でした。

ソーラーセブンは、コンセプトコーナーの看板的な存在だったから、稼働あるないじゃない！だったのだけども。

なくなく撤去。


先月認定が切れたガールズパンツァーも早々に打つ人がいなくなり、2ヶ月前に撤去。

希少台、貴重だからといっても打たれるとは限らないのだ。

だから「珍しいから入れてみよー！」も戦略としてはアリなのだけど、適正台数が大切。

これは、バラエティであるあるかもしれない台選定話だけれど、

稼働が全然ない機種を撤去。空いたところに、無いよりマシで残っている台を置くというシチュエーションで

「稼働がゼロよりマシでしょ」

と、稼働がないところに入れればゼロよりはあがると思って入れる設置。

これを繰り返すと、「とりあえずバラ」コースの出来上がりだから注意が必要だ。


確かにバラエティって、利益をとるコーナーと思われがち。

好きな人だけが好きに打つ。

そういうコーナー。

だから打ち手も設定が入っていることなんて期待しないで、それでも座る。

逆にしてみたら、設定が入っているとは思わないコーナーで設定が使われてたら、その機種を好きで座ったお客さんにとってはとてもサプライズになるんじゃないだろうか。

そういうコーナーがあったら、面白いじゃないか。そう考えてコンセプトコーナーを作ったから、

台の選定は、少なくとも「余ってたからいれる」は辞めたほうがいい。

思い入れも台の知識もなく、設置して「稼働つかねーなー」なんてホールが減って

打ち手として覗きに行くのが楽しみなバラエティが増えて欲しいなぁ

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さて武蔵小山のエンジェルV店さんで展開させて頂いた「コンセプトコーナー」について、まもなく1年。

肝心なこの先について、現在、新たな展開を話し合っております。

またこちらの場をお借りしているのも、

もっと見やすくを考えて改めてスタートさせてください。

まとまり次第、また再開いたします！

その際はよろしくおねがいします＾＾

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