【第6話】中古台がバカみたいに高いのは誰の陰謀だ!!

（前回のあらすじ）

事件は常に現場で起こっている。

魅力的なラインナップに、設定を使っても、知られていない＆信用がなければ機種は動かない。

そのことに気がついた乱は、設定だけではなく、計数と呼ばれる数値を学びはじめた。

パチンコより、スロットのほうが計数はわかりやすい…とはいえ、

どのくらいお客さんが打ち込んでいるのか、どれだけの利益が出ているのか。

数字を見るのと、ホールで見るのでは、印象が全く違う。

ひとまず、トータル的に見てみると３人で担当したコースは…赤字！

※わかりにくいですが１月２月のコースのトータル結果数をまとめたもの。
　マイナスはホールにとって。お客さんにとってはプラスになります。

「見事に全部赤い…」

いや！スロッターの視点から見れば、スロットは一時のマイナス・プラスで左右されるなんて、ナンセンス！

立ち回りや展開で正解の台をつもっても、マイナスになるなんてよくある話。

トータル的にプラスになるように、意味のあるマイナスであれば・・・！

「でもずっと赤いのってマズイよな…」

利益をあげつつ、

「全体のIN枚数を平均8000枚に戻したい」目標はなかなか容易じゃありませぬ。

出せばお客さんは来るけど、

赤字ばっかりじゃ続けられない…お役御免も秒読みか!?

ーーーー
毎日の設定の他、提案をしなくてはいけないのは2ヶ月先を見越した『機種選定』。

機種選定は、新しければいいってもんじゃない。

かといえば、古くて希少性が高ければいいってもんじゃない。

「なぜその機種を選んだのか」の理由はもちろん、

「ホールの客層にあった機種」を選ばなければ、打たれるのは最初だけ。

これも一概に決めつけは難しい。

沖縄の方でこんな話がある。

今までAタイプばかり打っていたエリアに、ある日『沖ドキ』がやってきた。

今まで立ち回りよりオカルトなライトユーザーが、投資を抑えるために立ち回りが必要と知りAT機をしっかり打つようになった…そんな変化が起きたホールもあるそう。


予測の中で吟味しても、そのホールにとっての正解かは設置してみないとわからない。

ただひとつ！たったひとつの真実としていえるのが、

確実に言えるのは『機械台をなるべくかけない』こと！

でも、ご時世的もあってか中古台が、ほんとーに高い。バカみたいに高い。

ていうか、バカかと思う。

聖なる星のボーイズたちの機種は現在も300万越え…導入してもあと2年使えない機種でそんなに高いって…。


コンセプトコーナーで導入したかった『政宗2』は、2017年の中古価格は100万超えで、なかなか手が伸びませんでした。

なるべく価格が下がってから～と思ってもなかなか下がらない。

かと思ったら、値段が上がったりする！

「あの時、抑えておけばーー！」この繰り返し。

政宗2は相談を重ねて、値段が少し下がった2018年過ぎの導入となりましたが…新台の値段以上に価格があがりすぎるのも考えものかと。

そもそも新装入替をすることが正論ではないです。

機械代を抑えて、その分、他にまわせるなんて考えもある。

一方で、新装入替は、広告規制で打ち出しの出来ないホールにとって、変化を見せられるひとつでもある。

少ない台数や、遅れて導入も「巷の様子を見て検討していれる」意味合いもあるし、

理由があれば大量にいれるよりも意味がある！

ただ、、どんなにその機種が面白くても、

それがホールのお客さんに響かないと『正解』にならない。

このバランスが面白くも、難しいのです。

―――――――
最後まで読んでくれてありがとうございました！

エンジェルVは、武蔵小山から徒歩1分。
商店街の中にあるホールです。
コラムにある『コンセプトコーナー』は現在も進化・成長真っ最中！
この試みと、お店の想いと、難しさ。
その中で見つけていったホールのあり方やお客さんの声をコラムで書かせていただきます。

毎週月曜日は、21時雑談編/24時試打編　ニコ生放送もやっています。
詳しくは、乱Twitterより！
Twitter ID : ranranran717
または、ツイッターの検索から『乱　スロライター』などで検索してみてください。

当コラムは毎週日曜に更新です！

7