初めて10万負けたとき Part2

前回のつづき

前回無事「CR AKB48」を取れた僕でしたが、20本使って20本帰ってきた感じでした。内容はすごくやれる感じでしたがやはりコスプレ集団に群がられるのは苦痛でした。それよりも前日パチンコ雑誌で読んだウルトラマンタロウのMAXで10万発出た特集を見たせいで、スペシウム光線の役物が頭にチラついて我慢出来ませんでした。

僕はAKBを止め、地下にあったウルトラマンタロウの島に移動。流石はタロウ、出てる人と出てない人の差がまるでこの格差社会を暗示しているかの様でした。ぼくはその中でも1番出していたおばちゃんの左横で打つことにしました。当時僕は出ている人の隣か真後ろで打つとその運気を分けてもらえるジンクス的なのを信じていました。もう早くウルトラバトルモードがやりたくてサンドにまるで紙切れのごとく諭吉をぶちこんでいたのを覚えています。すると気づけば財布に10人入っていたはずの諭吉が3人しかいないことに気づく。投資70本！？無意識の内にいままで3万以上使ったことのない自分は未知の領域に足を踏み入れていた。

そこからはウルトラマンを止め、大好きなエヴァ7を打ったのを覚えています。しかし当たるには当たったのですが、単発を喰らい、そのまま「もう移動とかめんどいし、このままエヴァ7と心中すっぺ。」的な感じで僕ははかなく散っていった。

店を出てまず空を見上げたのを今でも覚えています。さっきまでは開き直ったような気分でいたのにいざ空を見上げるとそこには昼前と変わらぬ綺麗な晴天でした。そこで僕がおもったのは10万使って大して時間が経っていなかった事実と、さっきと変わらない空なのに昼前には財布にあった10万円が無くなっていて、とてつもない悲しみと虚しさが襲ってきました。体にチカラが入らず、目眩もし、漫画のようにフラフラ帰り道を歩いていました。

2、3万負けたときは、次がんばろうと思えるくらいだったのですが、さすがに10万からはレベルが違います。ただ負けてみてパチンコはこんだけ使っても当たらないんだ、今まで低投資で当たっていたのはたまたまで、そこには完全確率というものしか存在しないということを学びました。その後、後輩からガロfinalで15万ストレート負けしたのを聞き、もはや自分の10万負けの存在が薄れてしまいました。…それ以来10万使ったことはありません。使っても7万が限度でした。北斗5覇者は打ちまくって、1回9万使ったことはありますがそこから約35,000発ほどでて命拾いしました。もう2度と10万は使わない、使わないというか何打っても滅多に1日に10万なんて負けないはずなんです。ゴッドですらゼロから天井まで6.7万くらいですし、パチンコは今は319でも4万以上使わないですし、3万超えたあたりから、もう無理だってなります。やはり5年前の10万負けは今の僕の立ち回りに大きな影響をあたえている。





しかし！

僕の戦いは終わっていなかった。

再び、あの過ちに立ち向かう日が…

2度と味わいたくないあの虚無感…

忘れられないあの屈辱に…

いざ！リベンジマッチ！！

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