とあるゴトと未来予想図の話。

※ゴト対象機種名は店舗様に迷惑かかる可能性ありますので削除致しました。

サイサイの話を書こうと思ってましたが、そこまで広がる話じゃないしな。と。

青ゲチェナがズレた時の高揚感や

獄長◯ィグルについて語るくらいしかないな、と。

とまあこちらのお店、
キセカチ・使途再び・最後のｼ者
ハーフボックスのエヴァコーナーとして並んでいるこのお店。
歌パチコーナーは、
相川七瀬・小林幸子・加山雄三・響三姉妹
ちょっと離れてお天気スタジオ。

そんなお店に、私が業界に入って始めてゴト(被害的には未遂)を受けた台もまだありました。

その台は1種２種混合機となっておりまして、
役物にV入賞後ラウンドバトルで継続か否かを演出する初代牙狼を軽くオマージュしたような機種でごさいました。

ゴトの手口は非常にシンプル。
電チューに玉を入賞させる。
セグを見て、継続か非継続かを判断。
継続の場合→V入賞させる。
非継続の場合→V入賞させない。

これだけです。

自由にV入賞させる為にある手口をする訳ですが・・・


その前に少し、当時の状況を語らせて頂きます。
忘れもしません、朝礼が終わった後に店長に呼び止められ役員室へ通され。

『来月から、役職として頑張ってくれ』

私の人生で始めて肩書きが付く事が決まった日。
ダンゴムシみたいな私の人生ですから、
石の下でひっそり過ごしていた私に当てられたスポットライト。
入社一年ちょいでのスピード出世、思わず手にした特急カード。
いや、ぶっ飛びカード使ったら目的地に着いちゃった的な気分。

そんな、有頂天なままにホール業務に入りました。

有頂天のまま巡回していなければ
『V入賞を自在に操れる状態』
この展開にはならなかった。
私は天にも昇る気分で巡回していましたから、








台にドリルで穴を開ける




こんな、大胆な手口にも気付かない。

入賞を自在に操る。
入賞経路に穴を開けて針金で玉を塞き止める、
セグを確認して継続ならVのタイミングで針金を抜く。
非継続なら外れのタイミングで針金を抜く。
ただ、それだけです。
大がかりなのは最初だけ、





台にドリルで穴を開ける。





こんな異変すら気づかないほど私は有頂天
未来予想図を描いておりました、
コールランプが5回点滅、

ゴ ト キ ケ ン

のサインと、タイムリープして教えたい。


怒られたを通り越して呆れられましたね。
ただ、最初に書いた通り被害0です。

それは何故か。

このゴト、当たってしまえば無限連チャンですが初当りは液晶抽選を突破しなければいけないのです。




ゴト師は1500ハマり、諦めました。




当たる事なく閉店→穴を発見→整備中。
という展開で実被害は私への説教のみ。

燃えましたね、

『舐めやがってクソが』

初のゴトを受けてお客様が全てゴト師に見えたあの日。
ギラギラとお客様を睨み付けては店長から

『全てのお客様を疑うんじゃねえ！』

と、さらに怒られました。
店員あるあるだと思います。

そんなゴタゴタはありましたが幸いにも
昇進取り消しはなく、無事昇進。
しかし、ビジネスマナーをよくわからないまま昇進した高校中退の私。

『店長いらっしゃいますか？』

そんな電話を受けては


『申し訳ありません、只今店長は大便中となっております』

といった珍応答を連発し、ゴト以上に怒られる訳です。
これも悔しくてビジネスマナーの本を読みまくり、カンペを作り、学ぶ。

そんなバカな私、

激震だらけのこの業界で、離職者も増え続ける。私はバカですから、転職なんてこの年で今更出来ると思えません。ダンゴムシですから、最早手遅れです。

責任と共に増える腰の鍵。

それが0にならないよう、
家族に見捨てられ1人にならないよう、
明日も頑張るのみ。

願わくば、10年後20年後もお客様に楽しんでいただく場を作りつつ。
休日は楽しむ側でありたいと願う今日この頃。

ガンバル、ガンバル

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