連載開始のご挨拶

佐々木真パチスロ攻略ライターの思考ルーチン

皆さん、こんにちは。パチスロライターの佐々木真と申します。ご縁がありまして、コラムを書かせていただくこととなりました。よろしくお願いします！

いやはや、仰々しいタイトルにしてしまいました。それ以前に、若い方は“攻略ライター”という言葉に馴染みがまったくないことでしょう。簡単に言うと、システムなどを理解し、通常時やボーナス中の最適手順も作ってページに反映させていく、機種モノのライターということになります。

なら、機種ライターでいいじゃない……とは、言いなさんな。BIG1発の消化で50枚以上の差が付いてしまうこともある技術介入機全盛時代から、システムやら最適手順を調べていた習慣がまったく抜けないのです。時代遅れの生き方をして、攻略ライターの看板を降ろせずにいるのです。

今は手順で大きな差をつけられる機種はありませんし、その機種がどう作られているかを理解するよりも、解析を把握していたほうが収支に直結します。紙媒体が「ファン雑誌」と名乗るようになった時代にあって、もはや“攻略”という言葉が死語なのかもしれません。

しかし、“攻略ライターの視点”は、皆さんがパチスロを楽しむうえでのヒントになると思っています。出たから面白い、出なかったからつまらない。その一歩先の視点で、機種を見てみませんか？

メーカー取材は、なかなかに時間との勝負です。いただける取材枠は、主に2〜3時間。打った結果から考察を開始すると時間が足りなくなります。なので、先にまとめて考えて、打ち始める際には答え合わせの段階に入っておくようにしています。

それはライターの仕事の立ち回りじゃないかって。いやいや、皆さんもこれをできるようになれば、自分が楽しめる機種かを確認する時間と投資する金額を減らせます。どうせなら、好きな機種を打つ分に回したいじゃないですか。

そのために必要となるのは、小役狙いなどの手順作りだけでなく、ボーナス種別の見極め方や、5号機ではメインとなっている付加機能のRT（リプレイタイム）に関わる法律や規則です。うん、確かにカタっ苦しいです。それは否定しません。初心者さんには難しいことも多いでしょう。でも……なるべく頑張って噛み砕こうと思っています。

こういったルールを正しく知っていれば、推測が大きくハズれることはなくなります。あの難解と言われた『リノ』でも、かなり近いところまでいけますよ。また、法律が改正されて6号機にならない限り、大きく変わることもありません。身につけてしまえば、ずっと使うことができるのも魅力です。

ということで“パチスロ攻略ライターの思考ルーチン”開講いたします。

初回は、誰もが上手くなりたい“目押し”がテーマ。お楽しみに！

次回は2月16日（火）更新予定です。

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佐々木真: 代表作：パチスロ攻略ライターの思考ルーチン

裏モノ全盛期に“ギャンブル”としてパチスロを始めたが、技術介入機時代に最適手順を模索するなど“遊技”としての魅力にはまり、履歴書に大きな穴をあけてしまう。2000年よりパチスロ雑誌などで編集兼ライターの活動を開始。現在は、ほぼすべての機種の発表会や取材に参加。法律・規則などの知識をもとに、根幹システムの推測をライフワークとしている。

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