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ホル調~パチ7ホール調査隊~

ホル調~パチ7ホール調査隊~

2021.06.21

我々はなぜ『ゾロ目』に惹き寄せられるのか? BBステーション日暮里で考えてみる。

パチ7編集長 パチ7編集長   ホル調~パチ7ホール調査隊~


『11・22・33・44・55・66・77・……』
『111・222・333・444・555・666・777・……』

何桁であろうと『揃目』いわゆる『ゾロ目』は美しいものですね。縁起を担ぐ人にとっては美しさ以上の意味を持つでしょう。そうじゃない、という皆様も印象に残る並びであることは間違いないですよね。

車のゾロ目ナンバーは抽選で発行されたり、年月日がゾロ目になれば記念切手が発行されたり。貨幣などの発行ナンバーがゾロ目のものが通常貨幣価値の数倍になったり。縁起やイメージだけではなく、物珍しい、というだけでも価値が向上したりするもんです。

道を歩いていてたまたまゾロ目ナンバーをみる。時計をみたらたまたまゾロ目時間だった。買い物のレシートがゾロ目だった。こんなことがあると、なんかその日ラッキー! なんて思っちゃいますよね。そんな不思議な魅力をもつ『ゾロ目』さん。

数字の世界でもおもしろい存在だったりします。例えば『111×111』『1111×1111』『11111×11111』の答えが、『12321』『1234321』『123454321』になる。真ん中の数値を境に、ひとつずつ増えて、ひとつずつ減る、なんて法則もあったりしますよね。 ね?


さて、今回私が触れたいのは『縁起』について、です。

我々パチンカースロッターにとっては、いわば『揃えば何かが起こる神聖な数値』であり、『ゾロ目の日』なんかはホールさんによっては朝から数千人が並んだりする、射幸性高すぎくんな存在です。有給取る人も多いよね。私も会社の決まりで、年間で何日か事前申請で有給取らなきゃルールがあるんですが、飛び石連休を埋めて残りは『ゾロ目の日』にしてますもん(笑)

ではなぜゾロ目がラッキーを象徴するものになっていったのか。これって分かっているようで分からない典型な気がします。

多分ね、本能です。……いや、ウソですけど、あながちそれも否定はできない。キレイだから、珍しいから。人間は単純なものです。そこに何か意味を持たせたいってのもあるのでしょう。だってね、いろいろと調べてみましたが、なんかね、はっきりした答えみたいなものが見当たらないんですよねぇ。

 

★『双六』なのかなぁ?

▲もともとは賭博として流行ったみたいね

『双六(すごろく)』って、日本で流行った最初の賭博みたいなんですよね。元々は中国大陸から伝わって、平安時代の貴族さんたちが夢中になり、やがて庶民にも、という流れ。もっとも、昔の双六は今みなさまが想像しているものと違って、バックギャモンみたいなやつだったとのこと。当時の天皇が禁止令を出すくらいの流行だったみたい。

で、『双六』って字ですね。そもそも6が2つって字なので、いわばゾロ目なのよね。サイコロを振って6を2つ出すことが象徴となる遊びだったと。このあたりが『ゾロ目=縁起がいい』みたいな印象の起源なのかなぁ。
 

『チンチロリン』の最強役。

▲『ゾロ目』が強い役のチンチロ

古くからの大衆賭博(って言いかたは違うかも)として『チンチロリン』がありますよね。みなさんも1度は家族や仲間内でやったことがあるでしょう。これの最強役が『ゾロ目』ですよね。

いわゆる『嵐(アラシ)』という役で、これを出したら無条件勝利かつ取り分3倍という扱い。はい、最強。どの目が出るかって確率は全部一緒なのにね。


恐らくですね、もともとゾロ目は印象的だし縁起がいい、みたいな存在だったと思うんですが、上記のような『ゾロ目が強い』賭博の流行で『ゾロ目=縁起がいい』というイメージが広がっていったんじゃないかな、って。

ちなみに海外でもやっぱり『ゾロ目』は特別な存在で、基本的にはいいイメージを持たれているようです。アメリカなんかでは『11ゾロ目はスネーク・アイズ』って言われていて、縁起の悪い並びになっているみたいですよ。まぁ確かに蛇の目に見えなくもない。

 

★『5月5日』で何をイメージします?

冒頭でも触れた通り、パチンカースロッターにとっては『ゾロ目』の威力は説明不要ですよね。月日ゾロ目アピールなんてPAA(ぱちんこ広告協議会)や所轄さんに、広告を打つな! という『名誉の規制』を受けるくらいの存在です。

広告規制が強まってからは、より一層存在感を増しています。なにせ積極的に広告を打たなくても『ユーザー側が勝手に期待して集まる』からね。もうさ、痛い目を見たりもしてんのに嫌んなっちゃうよね(笑)

そう、勝手に期待しているんですよね。が、ゆえにそれに答えてくれたホールさんは『我々と同じ想いでいてくれる。おお、同志よ!』ってなもんで、ブランドイメージ爆上がりしたりするもんです。


さて、そんなホール側の器が試されるゾロ目の日。ここでみなさんにお聞きしたい。『5月5日』と聞いて、想起するものは何でしょうか。ま、多分、これでしょう。
 

▲55=GOGO、と言えばジャグラーですよね。普通は。


『そりゃ、ジャグラーでしょ』とお答えいただいたみなさま、本来は正解です。誰もが思いつくことですし、普通はそれでいい。むしろそうあって欲しいまである。抽選番号がよければ、ジャグラーのシマに走ればいい。

ただ、今回私がご紹介するホールにおいてその考えは、甘い。防犯カメラの向こう側で『あの野郎』がほくそ笑んでるまである。そういうピュア・ハートをお持ちのかたは、このホールに足を踏み入れてはいけません。

 

▲5月5日=こどもの日=キッズの日

機種 台番号 差玉 出玉率
甲賀忍法帖 絆2 350 +5525 118.34%
甲賀忍法帖 絆2 353 +4373 115.16%
甲賀忍法帖 絆2 360 +6250 121.20%
甲賀忍法帖 絆2 361 +3596 111.69%
甲賀忍法帖 絆2 362 +1987 106.58%
平均 +4346 114.55%


ご存知『へそ曲がりホール:BBステーション日暮里』の5月5日はこうです。イラッときたみなさま、このホールで打つ場合はそういうホールだと言うことを理解して打ってくださいね。じゃないと、ムカついてきますので(笑) チャンスじゃん! と思えた皆様は、ぜひ遊びに行ってみてください。

……で、これ。実は常連さんには読めていたみたいで、朝から満稼働だったとのこと。教育が行き届いていますね(笑) そうそう、常連さんにとってはこの問題は難易度低だったと。なにせ『成人の日』に下記のような謎の仕掛けをするようなホールですのでね。

 

▲2019年1月のデータです


『成人の日=大人の階段を昇る=GG画面の階段=ゴッド凱旋』……わかるわけねぇでしょ(笑)
 

▲取材日の6月5日(土)は、『大都仕掛け』だったかな? という塩梅。


ま、そういうお店があってもいいですよね。BBステーション日暮里のゾロ目の日、もしくは『キャラ誕生日』はデータに注目してみてください。そちらも一筋縄じゃいかないですけど。声優の誕生日とかで仕掛けてくるのでね。

そういう読み合いも、パチンコパチスロの楽しさのひとつですよね。でもね、へそ曲がりすぎると、客、飛ぶぞ(笑)

 

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パチ7編集長
代表作:ゆる調

パチ7の編集長やっています。1978年生まれ。嫁と息子一人ずつ。スロ歴18年パチは苦手。歴代好きな機種は「花火、ホロQ、キュロゴス、初代ルパン」など。どうぞよろしくお願いします。

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