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たまにはちょいと危険な話リターンズ③
たまにはちょいと危険な話リターンズ③
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藤原ジェットさん
昭和の落とし物みたいな人です。 - 投稿日:2017/02/10 22:18
こんなこと考えたことありませんか?
パチンコ打って、いつでも思い通りに当たりが引けたらいいのに、
とか、
スロットで自由自在に、ゲームのようにフリーズがひけたらいいのに、
などなど。
でもそんな事は出来ません。この世でギャンブルにおける絶対的な不敗とは「賭けない」ことが唯一あり、それ以上の必勝法が生まれれば、それはルールに確実な穴が存在しているのです。
でも、もし貴方が自由自在に大当たりをひける術を持っていたら?"それは絶対的なルール違反"だと知りながらもその術を誰かに教えてもらう機会があったとしたら?
ルールはいつも忠告として存在し、それを破れば現実として罰になります。
たまにはちょいと危険な話。本日は始めてのゴト検挙のお話です。少し長め。
パチンコホールのスタッフ・・・ と言うと語弊がありますかね。当時の僕の職場ではスタッフの各自の力量を考慮した上で、当日担当する島を決定されました。
昨年くらいの台で例に出すなら、ガロのマックスなんかはベテランが担当。確立変動の海JAPANなんかだと中堅、そして羽根や甘デジなら新人。と言った所でしょうか。
これはST機における箱下げの回数の多さや、タイミングの見極めの困難さに比べ、1回確立変動が成立することにより「次の予測」がしやすい機種はやりやすく、全体的に箱下げや交換で呼ばれることが少ない、また交換の出玉が比較的少量であるのが羽根及び甘デジと言う理由からです。まぁ単純に業務量の差ですね。人手不足でしたから。
その日担当したコースに、当時それなりに人気だったウルトラなヤツがいましてね、彼のスペックはいささか特殊だったんで説明が難しいのですが・・・ベースは羽根物なんですけど、バトルモードが搭載された羽根でして、まぁ波の荒いヤツです。僕は何度目かの担当でした。
朝のシフトだった僕の楽しみに、このコーナーの釘をじっくりと観察し、どれが当たり台だったかを判別するという大変に根暗なものがありました。勿論その日じっくりと吟味を行い確信しています。どれも今日はクソだな。 と。
ホールが開店し次第に埋まっていく遊技台。さして鳴きもしないウルトラな彼を「そうだろうそうだろう」と頷きながらセコセコと働いていると、何度かは箱下げに呼ばれます。
(もう引き戻したのかー。引きつえーなーあのリーマン。仕事せぇ仕事。)
そんな笑顔で箱を下げる際、何気なくその台の回転数を見てみると明らかに僕の予想を超えた鳴きをしていたんです。でもそんなことはまぁ良くあることでして。修行が足りんなくらいの感想です。
しかし2度目の箱下げ、あることに気がつきました。そのお客様がかけていたメガネ、
↑こんなやつ
これが伊達メガネであったこと。上手くいえないんですが、スーツを着ている人がわざわざこんなタイプの伊達メガネってかけますかね??なんか腑に落ちないな・・と、言うかしっくり来ない。まぁええわ。気がついた事を黙っておいて、後で何かあった時に叱られるくらいなら、今吐いて叱られてしまえ、藤原お前ウチのお客様を疑いすぎじゃコラ。って。
すっかり使い慣れたインカムで呼びかけることにしました。
「●番台、現在遊技中、出玉3箱のお客様、データ異常あがっていませんか?」
何かを察してくれた有能に呼ばれ僕はバックルームに行き、見たことをそのまま話します。そして僕の変わりにベテランがコースインと変わり、少しだけ時間経ってインカムが飛びます。
「●番台、不正遊技確認。お声がけに入って下さい。」
島の中央で先輩スタッフがまじか?ってアイコンタクトを飛ばして来る。その時、不謹慎かもしれませんが、僕自身もある種の興奮を覚えていました。
その罪:不正遊技器具使用、及び不正入賞
この二つを実際の罪に問うのは大変に難しいのですが、今回この不正を行った遊技者の最大のミスは、不正入賞の道具を使用後所持したまんまだったということです。その道具がなんだったのかは、酒の席ででも聞いてください。
そしてこの不正客のその後の顛末が、入社後間もない僕のホールスタッフとしての立場を大きく変える事になったんです。
次回、B班への招待。 ご期待下さい。
15
藤原ジェットさんの
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このコラムへのコメント(10 件)
あざらしさんお久しぶりです!!おぉ、良かったあざらしさん居てくれた。
お忙しいのかなー。くりくりとの漫画にコメなかったなー。と、凄く身勝手に不安視しておりました(笑
今年も書きまくりです!また読んで下さいね!
うわぁ、、、朝から嬉しいです編集長。。編集長の自由帳コラムや他のライター陣も自由帳にガガっと載って嬉しかったです!!また時間のあるときは是非お願いします!
ウチはゴトは撲滅だー!!!くらいの過激派ばっかりでしたw
そーですね。。おっしゃる通りだと思います。絶対的な勝利と引き換えに失って1番辛いのは楽しさかもしれません。
ありがとうございます!ここから先はかなりレアな話になると思うので是非読んで下さい!!
あまりのスゴさにコメントできない。
僕らが店員時代、ゴトを見つけても声をかけるな、怪しいやつはインカムで報告しろ。
というのも、他店の店長さん、ゴト検挙したら
いわゆる
「お礼参り」にあいましてね。
…それ以上は説明できませんが、急に店長が変わったそうです。
でも、絶対勝つようになったら「楽しく」は無くなるんだろうなぁとも思います。