感想文、だから怒らないでね。

いや、本当に良いエンターテイメントを体験しました。


なんのことや？と思った方は、久兵衛さんの投稿をご覧ください！
http://pachiseven.jp/columns/column_detail/9459#contents


まぁ彼のレポートの上手いこと。正直、おじさん書くことないよ(笑) 　うん、というわけで、感想文でいいですか？いいですね？ 感想だから若干キモいし、置いてけぼりにしますよ？

一応、簡単に言うと、栄華さん・中武一日二膳さん、貴方野チェロスさんというライター3名様で、廃業したホールの写真を見ながらトークするというもの。


まずですね、このトークショー、個人的に全く期待していなかったんですよ。珍古めりこみ隊なんてやっているので、レトロなホールや台は好きです。でも、これは前提として『打てるホール』の話。

だってですよ、廃業しているホールの写真を見せながらトークする、ですよ？ これって廃墟マニアとかそっちの世界ですよ。マニアの世界。

アメトーーーーーーーーークとかで、◯◯芸人ってありますが、あれは芸人さんのスキルとエピソード、そして編集あってのこと。とてもそこまでは期待できないだろう、と思っていたわけです。

バカですよね、私ったら。大きな勘違い。

そもそも大衆に見てもらう前提の地上波番組とクローズドなトークショーを比較すんなって話なんですけど、お恥ずかしながらそういう思い込みで会場に向かうわけです。

もうね、1枚目の画像で鷲掴みにされて、そのまま終了を迎えるというちょっとしたトランス状態だったんです。一人だったのに、3時間でお酒6杯頼んで、気づけば4000円使ってるくらい。

1枚目の画像、これがですね、放置され生い茂った緑とキレイな青空、そして朽ち掛けている廃業ホール及びネオン看板、これらが得も言えぬコントラストを生み出している芸術的な力を持った画像だったんです。

……なんだろう、絵葉書として成立するような。この表現が近しいかな？

無条件に『美しい』と思わせる画像。そこに合わせて展開されるトーク。栄華さんの押し付けがましくなりすぎずも『私の感じた興奮を感じて欲しい』という想いが溢れ出る、程よく心地よい声のトーン、そして言葉選びのセンス。

何言ってんだこのおっさん、とお思いでしょうが、まぁそれもまた良し。

そういえば栄華さんってなんて肩書なんだろうか？ パチンコ必勝ガイドライターで良いのかな。廃業ホール探訪家とかの方がいいのかな。

でもね、多分これ、栄華さんだけでは、言葉は悪いですけど『マニアしか喜ばないマニアの宴』になっていたと思うんです。それはそれでいいんでしょうけど。

中武一日二膳さんの栄華さんに引けを取らない知識とタイミング良く吐き出されるボヤキ、貴方野チェロスさんがバランサーとして演者陣と会場を繋ぐ、これがあってこそだと。

恐らく演者陣の3名様もあまりにも息が合って、軽いトランス状態だったのでは？ この3名様は共演初なんでしょうかね？ 個人的にはそういう化学反応が大きかったかと。

このお陰で発表会ではなく、ちゃんとしたトークショーというエンターテイメントになっていたな、と思うわけです。……なんでこんな上から言っているかは、感想文だから。最初に言ったよね？ね？

栄華さん、中武さんのマニアとしか言いようがない廃業ホールへの知識、経験、愛。これに心地良きストロークで続くトークが合わさって、素敵なエンターテイメントが生まれた。きっとそういうこと。

付け加えると、栄華さんの伝えようとする姿勢に感服です。恐らく1枚めに出す画像をどれにするか、とてつもなく悩んだと思いますよ。その後の順番も。そもそも廃業ホールのオーナーさんに取材許可取って撮影するってだけで、ある種の偉業なんですけど(笑)

その準備の大変さを感じさせながらも、イヤミがないんですよ。人柄という言葉で片付けちゃうと失礼ですかね？ 多分、人に伝えることの大変さと楽しさをよくよくご存知の方なんだと思います。

そしてですね、思うわけです。裏側の人間として『この企画考えて、キャスト決めたやつ、すげーな。くやしいなコンチクショー』とね。ゲームセンターライズさん、あんたら凄いよ。

はぁ。私がこのレベルに達するのはいつになることやら。

突き詰めたモノになにか要素を加えると、エンターテイメントになる、そんなことを思わせてくれるイベントでございました。


これね、余計なお世話だと思うんですけど、第2回でもいいですし、他の手法でもいいんですけど、支援したいです。協賛でもいい。もし可能であれば、パチ7でコンテンツ化でもなんでもいい。

私がもう1回みたい、と思ったものは、見たいんです。そのために努力したいです。



蛇足かもしれませんが、日曜日の13時から、という時間選択もお見事。そして3時間という区切り、これもいい。

来場客層を見るとやはり不惑リーチの私より年上の方が多く、ご夫婦なのかカップルなのかは分かりませんが、男女ペアが多かった。このイベント後に打ちに行くも良し、喫茶店で感想戦もするもよし。夜実施ではこうも行きませんからね。

足りない！と思わせる時間も良い。満足感と次回への期待が膨らみますからね。

とても完成度の高い……あぁ、そろそろ仕事しろって言われてますので、このあたりで。30分くらいで殴り書いたので乱文ご容赦。

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