パチセブン演芸会「海◯語のようなもの」

えー、落語と一言に申しましても色々とある訳でございました。

で、終わってどうするって話ですが。

今回はいわゆる仕事場での馬鹿馬鹿しい話でこざいまして。



部長「で？どうなの。新台の企画書…出来たの？」

社員「あ！部長。お疲れ様でございます！」

部長「うん、で？どうなの？」

社員「えぇ、もう後はまとめるだけと言いますか、えー、はい。もう素晴らしいのが出来たとか出来なかったとか。えぇ。え？」

部長「いや、最後何を聞かれたのかさっぱり分からんが…大丈夫なんかね。何だか怪しいんだがね」

社員「いやいや…もう本当にびっくりするようなアイディア満載の新台がですね、こう私の頭の中で渦巻いているんですよ。」

部長「じゃあ、どんな新台なのか今教えてよ」

社員「…はい？」

部長「いや、そのアイディア満載だとかいう新台の内容だよ」

社員「…まぁ、それは。」

部長「考えてないんだろ？」

社員「いや！あのそれは…」

部長「ほしたら、ほれ。」

社員「えーとですね、まずコンセプトはすばり海ですね。で、横スクロールかなぁ。予告に泡とか魚群なんてのがあったりで…キャラクターも何人か欲しいですよねぇ。あ、それから…」

部長「待て待て待て！おい！」

社員「沖縄とか入れて…」

部長「おい！それ海◯語だよな！」

社員「え？はい？」

部長「いやいやいや！沖縄とか言ってるし…それまんま海◯語じゃんよ！」

社員「いやいやいや部長…違うんですって。」

部長「はぁ？何が？海◯語だって！」
　
社員「いや…海◯語のような台…でして」

部長「はぁ！？もう言っちゃったじゃん！海◯語って！パクりか！からの開き直りか！」

社員「部長！ちょっと落ち着いて聞いて下さい。」

部長「何を！？海◯語のような台って！」



社員「例えば肉のような味だ…と言ったらそれは肉ですか？」


部長「え？」

社員「いや、ですから肉のような味だ…と言ったらそれは肉ですかね？」


部長「……それは肉ではないな…。」


社員「ここはハワイのようだと言ったらそこはハワイですか？」

部長「ハワイではないんだろうねぇ…。」


社員「まるで夢のようだと言ったらそれは夢ですか！？」

部長「夢じゃないねぇ！」

社員「これは海◯語のような台だと言ったらそれは海◯語ですか！？」

部長「海◯語だねぇ！」

社員「あれぇ…？」

部長「あれぇ…じゃないよ。危うく罠にハマる所だった！とにかくちゃんと新台の企画考えておけよ！」

社員「ウィーっす…。」


部長「全く…何考えてるんだか。」

社員「あ、そういえば部長はスロットの新台企画をされてたんですよね。なんか参考にさせて欲しいのでアイディアの１つでも教えて下さいよ。」

部長「え？」

社員「正直今スランプでして…部長はどんな新台を考えたんですか？」

部長「それは…あれだ。ボーナスが成立したらgogogo！ランプが光ったりとかする…」

社員「それ！ジャ◯ラーじゃないですか！」


部長「ジャ◯ラーの…ようなものだ。」



〜おあとがよろしいという事にして頂きます（笑）。〜

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