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2008年のお時間。
2008年のお時間。
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タイルまんさん
世の中で一番必要ないものって知ってる? お金だよ。 お金さえなきゃ戦争だって起きず平和になるんだ…。 だから皆のお金を処分してあげるからオラに皆のお金をわけてくれ! - 投稿日:2015/06/27 02:58
2008年
職場を辞めて彼女の家に転がりこんだ頃。
家から恐ろしくて出れなくなっていた。
逃亡中の脱獄犯…スナイパーに命を狙われている社長…
こんな気持ちなんだろうなと思いながら毎日過ごしていた。
ケータイに掛かってくる電話も見知らぬ番号は全て拒否。
更にインターホンが鳴れば恐る恐る出るが声色を変えていた。
まさに地獄…!
外出せざるを得ない時はキャップにマスク。
なんならメガネ。
もう怪しい人。
ただ働いてない1日は長い。
朝起きればもう彼女はいない。
洗濯と掃除、家事をひと段落させてぼーっと過ごす。
夕方になれば外出したくないが夕飯の支度の為に買い物へ出かける。
そして夕飯を作り彼女が帰ってくるまでまたぼーっと過ごす。
そんな毎日を2カ月も過ごした。
ある日流石に働かない自分を見て
「そろそろ働けよ!追い出すぞ!」
雷が落ちた。
しかし本当に外に出る事が恐ろしくて仕方なかったのだ。
もしかしたら歩いてたら後ろから拉致られてそのまま…
とか
事故に見せかけて頭上から鉢植えを…
とか
怖い方々に囲まれて…
おぼつかない日本語の外国人に道聞かれたら…
とかそんな事しか思いつかないのである。
しかし確かに金も尽きてきた頃。
パチンコもしないでいたのだが生きていく為には金はどうしても掛かるもの。
命を狙われているがこのままでは命の前に家を失くしてしまう。
のたれ死ぬ…。
どうにか回避する為には就職活動するしかない…。
そんな時に専門学校時代の恩師から電話がきて職場を紹介されあれよあれよと面接まで決まった。
そして面接当日…。
面接など無かった。
行ったら意思確認のみだった。
本当に入ってくれますか?
これだけ。
普通なら怪しむ。
しかしこの企業がブラックだろうがホワイトだろうが残り2千円しかない財布の中身で今の住処を追い出される事に比べたらどうだってよかった。
なんなら明日からでも働かせて下さい!
そう言ってその日は終わった。
その帰り道。
ふと思った。
あれ?
俺全然外にいても大丈夫だ。
そもそも東京でこんな人がいて会う確率なんて天文学的数字じゃねーか?
芸能人だって3年東京に住んでるけど笑点のピンクの人を見かけた事がある位じゃねーか。
そう考えたら心が晴れやかになり心臓に太い鎖をキツく巻きつけられた様な感覚は消えていった。
そして数分後には残り2千円を握りしめスロットの前に座っていたのだった…。
戦国無双。
幸村、半蔵、慶次とシステムが違うARTが選べる当時としては画期的な台。
2カ月もスロットから離れていた人間からしたら全く分からん台だが吸い込まれるように座りサンドに千円札が吸い込まれた。
そして数ゲームで何故か当たった。
よく分からんから幸村を選ぶ。
そして2択?だった気がするがパンク回避を運良くしていると無限ARTに入った。
千円が3万になった。
その日の夜に職場から電話がきた。
1週間後に来て欲しいとの連絡だった。
仕事も決まり、住処を死守し、心にもゆとりもでき、何より財布の中身が豊かになった。
次の日彼女が仕事に行った後に急いでパチンコ屋に行ったのは言うまでもない。
長々のご静観ありがとうございました。
4
タイルまんさんの
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このコラムへのコメント(2 件)
わたくしの人生初打ちの台ですwww