大人のカタヌキが出来るホール

※注意。ここから先の文章は

実話ナックルズ

を手に取ったことのないような方は読むことをオススメしません。






このホールで働いている女性店員は皆

店長の手によって

「借金のカタ」

としてここへ連れてこられた娘ばかり。

一様にどこか表情に影がある。

明るい顔暗い顔どちらもいるが、影を
隠しきることなどできない。

それも当然。ここで復帰出来ない場合には
泡姫として消える運命が待っている。

社会復帰するためには１つの道がある。

・期間内にお客が一定額負けていくこと。

彼女を救うためにはお客が身銭を切るしかないのだ。

店長からしてみればノルマを達成しようが
出来まいがどちらでもいい。

客からしても救えなかったとしても出会いの場所が
残されている。むしろ救えない場合を望む客もいる。

その別の顔を見るためにあらかじめ通うも良し。

ホールで負けた自分と比べてもまだ自分が上にいる優越感を味わうもよし。

気まぐれで彼女を救うも良しだ。

一定期間で台とともに入れ替わる彼女たちを
見定めるため今日も下衆な私はこの店に通うこととする。

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