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今まで打ち込んだ機種TOP3

佐々木真の年末年始お題:今まで打ち込んだ機種TOP3 | コラム

今まで打ち込んだ機種TOP3

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ダストさん
投稿日:2024/01/11 17:44

凡人だった私ですが、常に「変わり者」と思われたく生きてきました。

少年時代は悟空のことを「孫」と呼んでみたり、皆がミニ四駆に夢中になっている時には、ワイルドミニ四駆をチョイスしてみたり、ファイナルファイトではハガーを選んでみたり…。

20歳になってもその魂は変わらず、さすがにプレステではなくセガサターンを選ぶ勇気はありませんでしたが、マルボロ、セブンスター、マイルドセブンが人気ならば俺はハイライトだぜ、といった具合に、常に人とは違う生き方に憧れていました。

憧れてはいましたが、本当は普通の感性しか持ち合わせていないので、パチスロはハナビ、ミリオンゴッドといった人気マシンを打ち込んできましたが、唯一これは俺が育てたと自信を持っていえるのが、

1 ガメラハイグレードビジョン(HGV)

であります。

その前身機、ガメラ、オオガメラが大好物だった私は、来る日も来る日も右リール上段に7を狙っていました。
順押しよりも逆押しの方が機械割アップといわれておりましたが、私にとってのガメラの魅力はそこではなく、上段7からの小役ハズレに中毒しておりました。ハープ音から7が上段に停止したときの、あの心臓が鷲掴みにされる感じに、脳が焼かれていたのです。

そんなガメラの後継機がドーナツビジョンを携え登場する、と聞いて打たないわけがありません。

が、しかし。

ガメラにストックはいらねえよ。

多くのスロッターがそう思ったことでしょう。私もそう思いました。

わかりやすくいうと、「楓パープル」でデビューした漫画家に、こりゃとんでもなく面白いバスケ漫画を描いてくれそうだぜ!と期待を抱いたのに、いざ始まった新連載が「カメレオンジェイル」だった時と同じ種類のガッカリ感です。

とはいえ、人とは違う生き様に憧れていた私ですので、皆が背を向けるのならば、と一人で立ち向かう日々を過ごす中、奇妙な使命感が胸の奥底から湧き上がってきました。

以前投稿したコラムでも書かせて頂きましたが、私以外打つ者がいないガメラHGVを私までが見放したとすると、すぐに店はこの台を撤去し、新たな台を導入するでしょう。

ガメラHGVが失敗作という烙印を押されたら、ロデオはどう思うか。しばらく新たなガメラの開発はやめておこう、となってしまうのではないか。

私はそれを恐れました。

ガメラが好きなんだ!上段7を外したいんだ!

その想いをロデオに伝えるため、俺が人柱になろうじゃないか。

脳内で私は、皆のために石碑を担ぎながらピラミッドの階段を一歩ずつ上る、シュウになっていました。

謎の使命感を纏いつつ、中リール中段にガメラを狙い続けたあの日々を思い出すと目頭が熱くなります。

5号機、6号機のガメラファンの方がもしいらっしゃったら、私を街で見かけた際には、「シュウ!」と声を掛けてください。

2 バベル

こちらに関しては、ガメラHGVとは少し違う理由で打ち込みました。

皆が爆裂AT機に走る中、一人大花火の高設定を狙うという、パチスロ一人旅の名波誠さんが仰っていた格言、「人の行く裏に道あり花の道(名波さんは山ではなく道と言っていたような気がします)」に感銘を受けた私は、ならばと人気のないバベルのシマに足を踏み入れたのでした。

かつてアステカに狂っていた私にとってバベルはまさに、「兄より優れた弟はいねえ」の典型的存在でした。

しかしながら軽く触っただけで毛嫌いはいかんぞ、と自分を諌めつつ打ち込んでいくと、だんだんこの台の虜になっていきました。

苦労して、本当に苦労して引いた3連チェリー。次ゲーム、全ての魂を賭けて、レバーを叩きます。

演出なし→限りなく即死。

そこに花の道は存在しませんでしたが、バベルも充分に私を狂わせてくれました。

3 北斗の拳

ここまでうっすらと匂わせてきましたが、私のバイブルは北斗の拳です。胸を張ってそう言えるほど原作を愛しておりますので、もちろんパチスロも相当打ち込みました。

北斗の拳といえば言わずと知れたパチスロの大人気タイトルですが、一番最初に出たのはパチンコで、私個人の打った感想は「北斗の無駄遣い」でした。

あの出来を知っているのにスロットに期待するなどまさに変わり者、と思い新装で北斗を導入したホールに突撃したのですが、帰り道、「こいつはとんでもねえ台が出た」と思ったことを、今でも鮮明に覚えております。

バトルボーナスは当然のこと、ストック機であれほど通常時を楽しめた台は他にはありません。

レア小役引く→脳内32Gカウントスタート→18Gでまたレア小役→脳内32Gカウントと14Gカウントダウン、と退屈なはずの通常時に常に興奮を与えてくれました。

また、非常に確率は低いのですが、スイカから赤7、北斗揃いの直撃があると知り、その日からスイカのカウントを始めました。

そして、お腹がはち切れるほどのタネなしスイカを味わう日々を耐え忍び、ついにその瞬間を迎えたあの日。

スイカ次ゲーム、予告音から中リール中段北斗ビタ止まり、「はいはい、リプレイね」と右リールも北斗を狙うと上段停止からの、

「待っていたぞ、ケンシロウ!」

拳王様の登場であります。

はっきりいって、よく失禁しなかったと思います。数えたスイカは1000を超えていました。

人生で一番多くレバーを叩いたのは、間違いなく北斗の拳でした。

以上の3機種をとことん打ち込んだことを綴ってきましたが、振り返るとどの台も打ち込めば打ち込むほど、自分なりの激アツポイントが生まれました。

ガメラHGVでは中リール中段にリプレイが停止する度に「ああ、また罠か…やめらんねえ、やめらんねえよ」と半笑いになりましたし、バベルのチェリー後シシボ停止は4thリールとの絡みで激アツ目に昇格しました。

供給が需要を明らかに上回っている昨今、一台を打ち込むということがなくなってきているかもしれませんが、また私を夢中にさせてくれる台が登場したら、ホール通いを再開したいと思っておりますので、おすすめがあったら是非教えてください!

9

ダストさんの

※本記事はユーザー投稿コンテンツです。

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このコラムへのコメント(8 件)

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ダスト
投稿日:2024/01/14
さみらいさん
北斗、最高ですよね!
当時唯一許せなかったのが、バトルの信頼度です。

いやいや、サウザーが強いのわかるけど、むしろシンはプレミアレベルで楽勝なはず!と思いました。原作、ケンシロウ余裕だったじゃん、と。
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さみらい
投稿日:2024/01/13
小さいころに北斗に夢中になった憶えがありますので、ほんと気持ちがよくわかりますw
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ダスト
投稿日:2024/01/12
ししょーさん
確か、6号機のガメラ打っていらっしゃいましたよね…?

お会いできたら是非「シュウ」と呼んでください!
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ダスト
投稿日:2024/01/12
ギアンさん
64にしとけば…64にしとけばよかったですかね!?
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ししょー
投稿日:2024/01/12
ハイグレードビジョン!
さすが漢だwww

多分、今行くと朝からエヴァ回してるな、間違いない
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ギアン
投稿日:2024/01/12
「さすがにプレステではなくセガサターンを選ぶ勇気はありませんでしたが」

流石です。
一部の界隈を刺激しかねない中々に過激な発言をサラリと・・・(ゴクリ)
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ダスト
投稿日:2024/01/12
Alisaさん
北斗、新装初日けっこう空いてたんですよ!あの面白さに気づいたのは俺が日本一、のはずです。

下の子が幼稚園行くのでそろそろ打ちにいってもいいかな…と思っております。

本当に、本当に、本当におすすめの台があったら教えてくださいw
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Alisa
投稿日:2024/01/12
ほんと、さすがです。ほんと、クソ面白いです☆
北斗は、かなり人気でしたね。空き待ちしてまで打ちたかったのは北斗くらいだったかもしれません。しれっと来るチャンス目からもゲーム数を数え始めてました☆(ガメラHGVとバベルは記憶にないですw)

今の台も面白いですけど、脳が焼き切れるほどの快感を得られる台となると、難しいですね。ストライクウィッチーズ2くらいですかね(おい

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