P華牌RRにパチンコオリジナルキャラクターの未来を見た

●奥村遊機の忘れ形見、猿渡翔
奥村遊機が無くなり、もう猿渡翔さんの活躍は見れなくなるのか…
と思いきや、豊丸のローズテイルシリーズとのコラボという形で
奇跡の復活をとげた前作『華牌R 〜猿渡翔がローズテイルにやってきた～』。

しかし設定付きということもあり、何度か対ありできた程度で打ち込めず。
次作はどうか優しい台を…！とお祈りしていたら、
近年稀に見る激甘ボーダーで登場するとのことで逆に頭を抱えることに。
これ絶対こわいやつ…

大いに不安を抱きつつ近隣設置店の特定日・導入直後、打つなら今日しかない！
と最前列から無人のバラエティコーナーに飛び込み、
夕焼けのチャイムが鳴る頃まで打ってきました。


●スペック
P華牌RRwith清水あいり 150de遊タイム
https://pachiseven.jp/machines/6592
1/99の甘デジとなっておりますが、特筆すべきは遊タイムの浅さでしょう。
b時短の規制緩和により150回転で遊タイムが発動可能になり、
到達でほぼ大当たり確定のプレミアム南国翔タイムに突入します。

1/99を引けた場合は電サポ5+残保留4で1/14.4を目指す、
漢の禅集中炎舞に突入します(5%で直撃あり)
無事引けますと南国ショウタイムに突入し、
電サポ18+残保留4で1/14.4を引ければ継続します(5%で次回確定のプレミアム)

概ね初当たり時の突破率が50パー、突破時の継続率が81パーとなってます。
右打ち中の当たりは親上がりとなり、出玉が強化され、大当たりの半分は10R当り(600発)です

南国ショウタイムは4つから選べます
伝統タイプは華牌感が最も高いですね
どれも面白かったですが、まず翔さんから始めてみてはどうでしょうか？

南国ショウタイム残保留では大当たりをかけて暴発花火チャンスへ、届け…！この想い…


演出も撮影できたので紹介していきます

●絶頂

もはやパチンコ業界の共有財産、
金色に輝く絶○演出から翔さん女体化リーチへ発展します
これが私たちの麻雀だ！(金文字)
金保留+絶頂から緑カットインで一度だけハズレて復活なし、
チャンスアップないと覚悟したほうが良いかもですね…
SPリーチはずれからブラックアウトして絶頂というパターンもあり、
大当り占有率はかなり高いと思われます


●猿渡翔さんが巨大な菩薩になり、本当の麻雀を教えるリーチ

眉間の第6チャクラの奥に当たり牌が映し出されたら勝利！


●猿渡翔さんがクソデカ牌を持ち上げてこいつをどう思うか聞くリーチ

すごく大きいです…との答えにたわけぇ！と牌を投げつけるが、全然違う牌でハズレ(たわけぇ)


●猿渡翔さんが空に向かって走り出し、地球の周りを駆け回った後、牌と一体化し高高度から相手に突撃するリーチ

その牌が当たり牌なら勝利ですが今のところ当たらず(0/3)、
その後ブラックアウトして絶頂リーチへ移行して当たっています。
ハズレた後にヒロイン3人から見下される箱化した翔さんの構図…
制作者の性癖を満たすために、このリーチだけで当たる絵は作られていないのでは…？
(先日また打ちましたところ素直に当たりました、穿った見方をしてすいませんでした！)


●パト渡翔リーチ

パトランプを擦って光らせたら当たり！
〜大当りラウンドでオープンカーに乗るパト渡氏も添えて〜


●他の演出ピックアップ

◎タイアップした清水あいりさんの演出が、
待ち演出に過度に影響していない感じが良いです
出てきたらチャンスアップとして嬉しいですし、絡まずとも当たります
◎ST開始画面でボタン押すと小さな一枚絵が出ます
設定付の考えもあったのでしょうか、もしかしてダイナムスペックありますか？
色気の強い機種はPB機になってない気がするので厳しいでしょうか…待ってます
◎ダブル役満は次回確定or保留連だと思われます
初当たりでダブル役満だった場合、
次回確定のプレミアム南国翔タイム直撃なので嬉しいですね(5%)
◎ビーチフラッグリーチ、チョコバナナを猿渡翔さんが取れたら当たり、
ハズレたあとの姿も一応写真には収めましたが、えちえちが過ぎましたので無し！



●猿渡翔さんの魅力について

麻雀(私達の知る麻雀かはさておき)への向き合い方が実直で好感が持てます。
相手からの際どいセリフに下品な返答を期待してしまうところ、
意に介さない返事をしながら淡々と麻雀の手を進めていく様に漢らしさを感じますね…


と思っていたのですが、華牌のことを調べていた際に衝撃を受けました(以下引用:https://www.dynam.jp/pbmind/hanahai.html)
〜ネットでも騒がれている、「猿渡翔とローズテイルのキャラクターたちとの会話が成り立たない」という状態なのですが、
実は開発者側も猿渡翔がどんな返答をするかは全く予想がつかないのです。
猿渡翔には60パターンほどセリフの選択肢があるのですが、
その中で完全にランダムで会話しているため、まったくかみ合わない会話になったり、
たまに会話が成立したりというハチャメチャな世界観になっています。
こちらは華牌の伝統とも言えますし、
今回もしっかり引き継いでいますのでぜひ楽しんでいただきたいです〜

猿渡翔twitter BOTじゃないの！ファン辞めます(⁠ノ⁠｀⁠Д⁠´⁠)⁠ノ⁠彡⁠┻⁠━⁠┻

と思いましたが、今一度少し考えてみます。
下ネタとは独立して成立するものではなく、
受け手の反応があって初めて成立するのでは？と
〇〇！と誰かが言っても反応がなければ
やべーセリフを虚空に放つやべーやつのままなわけで…

際どいセリフに返してしまえば、ただの下品な漢に成り下がってしまうところを、
全く関係ない別の仕組から返答することで下ネタになることを回避できているのでは？

なぜか好感が持てるのはこういう部分に起因するのでしょうね、猿渡翔さん最高だぜ！
その反面際どいセリフを放つローズテイルのキャラが割を食っているような気がしますが…

かわいい


●激浅の遊タイムによる効果
遊タイム搭載機の、大体いくら入れたら何かしらの当たりが取れる…
というのは安心感になりますし、浅ければなおのこと触りやすいです。
触る機会が増えて、
多くの人に打ってもらうことで、
猿渡翔というキャラクターがより認知される→これからのパチンコ業界の宝となる…
という道を辿るには150回転で遊タイムに到達するという強い引きは素晴らしい選択肢だと思いました。
打ってもらえさえすれば猿渡翔さん、ひいては華牌・ローズテイルの魅力に気づくでしょうし、
もう一度初当たり取ろうかなと思う方も多々いると思います。
面白い台なのに色々な方に打たれることなく撤去というのが一番寂しいですからね…

また、あまり認知されていないキャラクターを含めて、
これから新規でオリキャラを創造し広めるには、
甘デジ帯で浅い遊タイムの台を設計し認知を獲得するのは有効なのではと思います。
版権物の人気がある時代ですがオリジナルキャラクターの台がもっと増えて欲しいです。


最後に打ってみた感想ですが、
本機はボーダーが甘いとはいえ、昨今の台に比べたら通常時がかなりゆったりしていました。
店にとって扱いづらい台では無いと思うので、
厳しすぎる調整がなされずに長く愛されることを祈っています！

7