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本当は怖い三店方式① 景品交換所編
本当は怖い三店方式① 景品交換所編
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権田マンさん
男は黙って「呑む・打つ・書く」 - 投稿日:2020/11/15 12:51
【はじめに】
怖いは個人の感想で、このコラムは「三店方式は合法」が前提です。それとパチンコ業界批判をするわけではなく、あくまで注意喚起が目的です。
最近「三店方式は違法だ!」と騒ぐ人らがおり、それに対抗して「三店方式は合法だ!」というアンサーを業界の方々がしており、いろいろと「三店方式」の記事について見かけることが増えました。パチセブンでもコラムが増えました。
特にピノコさんの漫画は分かりやすく為になります。リンクの貼り方が分からんのですが、ぜひ皆さんに読んでいただきたいです。
簡単にまとめてみると
①ユーザーが出玉の数に応じてパチンコホールA店から特殊景品を貰う
②ユーザーが特殊景品を古物商B社に買い取ってもらう
③古物商B社が問屋のCに特殊景品を売る
④景品卸会社CがパチンコホールA店に特殊景品を卸す
となるそうです。
ただし、東京の場合は「問屋の組合が景品交換所(TUC)を経営している」状態らしいので、「2.5店方式じゃね?」という意見もあるそうですが、特に問題にはなってないようです。
あと昔の地方でたまにあった「景品交換所の中に座っているホールの制服を着た店員」は完全にアウトです。
このシステムが構築されるまでには、血のにじむような努力があったそうですが、詳しくはピノコさんの分かりやすい漫画をご参照ください。面白いです。
さて、先人たちの努力には敬意を払いつつも、よくよく考えてみると、怖いことが分かります。
それは
ということです。こう書くと、おそらく皆さんは
と思うでしょうが、私の想像(妄想?)に付き合っていただけたら幸いです。
例えば「②ユーザーが特殊景品を古物商Bに買い取ってもらう」ですが、
とは言えそうです。
景品交換所は厳密にいえば古物商で、これはリサイクルショップと同じです。なので例えば商品券や漫画本や古着を持ち込むことができます。持ち込みはできますが、買取は拒否されます。買い取るか否かは古物商側に選択があるからです。
つまり、逆を言えば、「特殊景品の買取拒否」ということも可能。
それに対してAホールもC問屋もB社に命令できません。何故なら「無関係な会社」だから(TUCの場合は問屋組合が経営してるので言えるかもしれませんが)。例えるなら、いま皆さんが勤務している会社に、隣の会社が突然来社して「うちの顧客の商品を買え」と命令するようなもんです。そんなことをしたら、ヤ●ザとなんら変わりまへん。
実際にこんな買取拒否が起きるとしたら、
①Aホールと交換所B社との間で信頼関係を失うレベルのトラブルがあった
②B社に運転資金が無くなった
③B社が突然景品交換所の運営から撤退した(自家買いの言い訳でたまにある)
そして買取拒否とは少し違いますが、
④景品交換所の人員を維持できないから買取できない(コロナではこれが怖い)
⑤景品交換所が組合等の申し合わせで一時的に営業を取りやめるため買取をしない(ある意味で大阪モデルw)
等が考えられます。
特に⑤については、実際に緊急事態宣言中に大阪で起きたわけで、その効果もあり大阪では(その是非は別として)府知事の要請に従って休業するホールが激増したのを覚えている方も多いと思います。
その結果、当時の大阪の一部のホールでは「ホールから景品は貰ったが何もできない」ということが、実際に発生したとのこと。しかも、景品交換所の閉鎖についてホール側からアナウンスする義務は無いため、説明しないホールがあったそうです。「だったら特殊景品を出すのも止めろよ!」とは思いますが。
まさに「ユーザーに対して景品交換(買取)が常に行われる保証が無い」ことが証明されてしまったわけです。三店方式の発祥の地である大阪でこれが証明されてしまったのは、まさに皮肉。
【ひとまずの終り】
こう書き連ねていくと、三店方式ではまるで景品交換所だけに問題があるように見えますが、ホールにも結構怖い所はありまくり。
それについてはゴルゴ13と超乱舞を堪能してから書きたいです。
それと「実はここはしっかり法律や決まりがあるから大丈夫だよ」という部分があれは教えて貰えれば嬉しいです。安心して遊びやすくなります(笑)
〈了〉
※付記
ここまで読んでいただいた方の中には「考えすぎ」「被害妄想」と思う方がいらっしゃるでしょう。
しかし、10年前のMAXパチンコ機が出ていたあたりに「パチンコが継続率65%になる」、あるいは5号機ハーデスや絆が出た頃に「パチスロは2400枚で強制停止になる」なんて言った人がいたとしたら、それこそ「考えすぎ」「被害妄想」と言われていたでしょう。私だって言います。
そして「MAX機の撤去のために警察が釘問題を持ち出してくる」という発言を「検定時と異なる釘問題」の前に言ってる人がいたら、それこそ変人です。
公然の秘密やお約束が大々的に破られる日がくると誰が考えたでしょうか?『建前』『お題目』というのは突然作動するのが怖い。
おまけに、今はコロナが「昨日までの常識」「いつもの日常」をどんどん破壊しているのが怖くて仕方ないのが現状です。
そんなこんなでパチンコユーザーも改めて「パチンコにおけるユーザーの立ち位置」について考え、自己防衛に努めるべきだと思います。よくよく調べてみると、ユーザーは弱い立場ですよ。なんせ「建前」が多いのですから。
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権田マンさんの
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このコラムへのコメント(2 件)
コメントありがとうございます。
『それこそ「考えすぎ」「被害妄想」と言われていたでしょう』のところは私の知識不足による失言でした。修正できないので、ここで謝罪させていただきます。すみません。
下地は結構前からあったのですね・・・しかも初代エウレカの頃からとは知りませんでした。初代だと10年以上前になりますか。
そういった自主規制や努力目標が無視され、AT全盛期やらサブ基盤全盛期。警察や国は「自主規制を守ることを待っている」の状態がわりと長かったんですね。
実は初代エウレカの頃に「ARTは3000枚で強制終了」が自主規制、努力目標として掲げられました。
実際は、どのメーカーもやりませんでしたけど。