2度目の来店、初めてのスロット②

前回、ゴッドイーターの台へ座り初めてのスロットに挑戦する僕。

｢さっきも言ったけど、まずはこのBARを左下に来るように狙ってね｣

嫁がそう言いながら先にお手本を見せてくれる。

｢で、左下にチェリー、上段にスイカが来たらチャンスだから右と左BAR目安で狙って。それ以外は適当でとりあえず大丈夫。｣

｢おっけー、とりあえず打ってみる｣

そう言って僕はゴッドイーター、嫁は別の台へと移動していった。

｢えーっとBARを狙うんだよな｣

タイミングを計ってタン！と左のボタンを押す。

BAR通り過ぎる。

『なんでや…』と思いつつ再度挑戦。

次はBARが上リールの隠れた部分に出現。一旦嫁のアドバイスを貰いに席を外す

｢全然止められない…｣

しょげながら言うと

｢そこは慣れだから。タイミング自分で計って一旦掴んだら大丈夫だよ｣

と嫁にざっくり言われ、再度台へ戻り打ち始める。

5Gでやっと揃え、そこからはタイミングを掴み時々失敗するものの、なんとか止められるようになった。

『あぁ…懐かしい。やっぱソーマさんかっこいいなぁ』などと思っていると、唐突に画面がピンク色に染まり、サクヤさんが登場。

強チェリーが揃い、殲滅モードへ突入。

ソーマのカットインからスイカが揃い、なんとかシユウを撃破。

初のAT、アラガミバーストへ突入した時はなんとも言えない達成感が湧き上がった。

『やばい、スロット楽しい。今までなんでやらなかったんだろう。』

そんなことを思いつつ、しっかりとストーリーを見ながらアラガミバトルへ。

初のアラガミは初代ゴッドイーターの代名詞とも言えるヴァジュラ。

『うおぉ…懐かしい。初めてゲームで出た時は絶望感あったなぁ…。』

調べてみると、ヴァジュラは比較的出やすいアラガミらしく、あっさりと部位破壊を成功させて20Gほどでヴァジュラを撃破。

活性化バトルも成功させて、20G上乗せからのサリエル。

『こいつは弱点つかないとスカート壊れないし、スカート壊さないと打撃入らないし…。』

ゲームを思い出しながら、苦戦しつつも撃破。

しかし活性化バトルに失敗し、残り10Gと僅かでボルグ・カムラン登場。

報酬は美味いが、勝利期待度がかなり低い奴と知った時には絶望を感じた。

残りGが0になり、押し順2回失敗で終了まで来てしまい『ダメか…』と思っていると、奇跡的に失敗せずにチェリー揃い。

部位破壊3連続を引き当て、活性化バトルも成功という奇跡が起こった。

『おおお…これは気持ちいい』

嬉しさに浸りつつ、次回アラガミを選択するとプリティヴィ・マータが出現。

『こいつだけは許さないぞ…』

とゲームを思い出しながら挑むもあえなく終了。


初のATは4戦目で終了と何とも言えない結果に。

しかし、嫁や同僚がなぜスロットをやるのかという理由が分かってしまった。

演出が派手で楽しい。引きで熱くなれる。

これがスロットの醍醐味なんだと。

出玉は全てゴッドイーターに流し、緋弾のアリアを打っている嫁の元へ(もちろん出してる)

｢嫁ちゃん、スロット教えてくれてありがとう。これ楽しいわ。｣

｢でしょ？勝つともっと楽しいけどね。｣

緋弾のアリアのヘンタイコールを聴き終わった後に店から出る。

｢今度はちょっと大きいところに行こうね。｣

｢うん、調べて打ちたいやつ探すわ。また教えて。｣

帰り道に今日の熱い部分を話しながら、初めてのスロットが終わった。

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