もしもで考える換金禁止の世界

えー、まずはこのコラムのキッカケはアサ芸プラスの以下の記事

■政府が「徹底的に潰す」大号令「換金禁止」でパチンコが消滅（1）警察の指導が始まり…■（http://www.asagei.com/excerpt/93459）

「ﾌﾝ、所詮アサ芸の記事よ。」と勿論笑い飛ばして問題無いと思うのだけど、もし、万が一パチンコが換金禁止になってしまったら世の中、そして僕らはどうなるのだろうと考えて見ます。あくまで「換金が禁止されたら」を考えるので、「換金」に関してなんやかんや言うコラムでは無いことだけ理解をお願いします。



◇遊技人口がどうなるのか？◇

現在の遊技人口は2017年のレジャー白書によれば970万人となっていて、これは2013年に初めて1000万人の大台を割り、翌年に回復、そして今また1000万台を割り"過去最低の水準"となった。ちなみに2014年は絆やハーデス、沖ドキが世に出た年。パチンコで言えばAKB薔薇の儀式、ガロ金色がリリースされ、近年まれに見るドル箱ラッシュだった年でもある。

個人的に換金禁止にならなくても、今の現状を思えばこのペースとは言わないが「一定のライン」まで遊技人口は下がり続けて行くのでは？と考える方が現実的だろう。僕の思う一定と言うのは800万人台で、日本のパチンコパチスロ遊技人口がその数字を割るとは考えにくいと言うのが正直な所だ。これも日本の18歳以上の総人口の1割くらいはやってるんじゃない？と言うあくまで安易な観測的希望ではあるのだけど。

・では換金禁止になった場合を考える

まず最初に言う。俺は換金禁止になってもパチンコパチスロを嗜むだろうが"頻度"で言えば無茶苦茶落ちる。それこそ、毎日ちょいちょいから、休日のたまーにがっつりとに以降すると思う。勿論その場合、今の4円だの20円だのなんてレートは絶対に触らない。でもそんな程度でレアな扱いで、行く人の数は悲しいかな絶対的に減ると思う。どれくらいかは想像付かないが"パチンコなんて正月や盆に行くもんだ"くらいになっても全然不思議に思わない。でも今の統計と同じ方法で考えたラインの800万人の半分・・・いやその1割以下には絶対になることだろう。



◇パチンコ産業に関わる人はどうなるのかを考える◇

パチンコ産業に関わる企業と言えば、まずはメーカー、ホール、それから広告業・・とここまでは安易に連想することが出来る。メーカーの中には遊技台を作る工場なども含まれるし、ホールで言えばもっと広い小さな企業との関わりがあるだろう。

まず「業界全体」の売り上げとやらを帝国データバンク（便利なもんが見れるなぁ・・）で見て見ると恐ろしい程に減少しており、2017年度の下半期の数字こそ見れないが、その減少具合には悲しい数字が容易に想像出来る。ホール数の減少も言わずもがな。だ。

はっきり言って換金禁止となればペースが落ちる所の騒ぎではないだろう。もうニキビより簡単にホールは潰れ、衰退の一途どころか鎌倉幕府もビックリの滅亡となっても僕はさして驚かない。今より縮小、退化した設備のホールで数少ない老人に目押しをしている自分の姿くらいは想像出来るが。



◇【統括】想像してわかったこと◇


まず無理だ。そんな簡単に「換金禁止だ！」とかなるにはこの"業界"とやらは幾らなんでも大きくなりすぎた。絶対の絶対に無理である。もし換金禁止になるとしても向こう20年からは大丈夫だ。それももし、超もしの話だ。

それでも"それを望む"ならどうするんだろうね？俺ならまずは射幸心をひたすら下げる努力をするよ。とにかく勝てない、勝ててもその額を小さくする。そうすることでじわじわと遊技人口を減らすね。それから広告にメスを入れる、派手な宣伝なんかは絶対させないよ。そしてイメージだね、世間のイメージって奴をとにかく悪くする。ギャンブルは悪だ！依存症になってしまうと抜け出すのが不可能で困難だ！ってね。







・・・あれ、それって・・・・・・・？







信じるか、信じないかは

7