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オカイ☆妄想　あの演出を楽しくする

岡井モノ：ライター兼パチ7編集部員(別館) オカイ☆サロン

皆さん御機嫌よう、岡井です。
ぱちんこ、楽しんでますか?

その起源までさかのぼると、もう100年以上の歴史があるとまで言われるぱちんこ。搭載される演出も日々進化し、特に液晶演出は美しく工夫を凝らした映像を楽しめる機種が目白押しです。

さて、そうした多彩な演出のなかでも特に印象に残りながら、できれば出てほしくないものは何でしょう。

よくあるバトルリーチ演出の一幕

やたらとボタンを押せと指図されるので押してみると

みんなの未来終了のお知らせ

そうです、ロングリーチのボタンプッシュはずれですね。

昨今の演出傾向を考えると、ボタンが事実上主人公処刑スイッチや白黒停止スイッチと化している部分すらあります。まして弱いリーチの時なんて「押せっ!!」と促されても、いや押したらキミぶっとばされて血ヘド吐くじゃないですかと考え始め、もう押したくない気持ちにもなるのではないでしょうか。

もちろんこうした困難があるからこそ、大当たり時の達成感や解放感を楽しめる部分もありますが、過剰なストレスに耐えかねた打ち手がぱちんこを嫌いになってしまう、あるいは台パン等のよくないアクションに走ってしまう可能性も否定できません。

ポイントはやはり高められた期待を裏切られたやり場のない気持ち、それは苦しさと切なさともどかしさとを伴い、いつしかリアルファイト発展からの台枠昇龍拳が炸裂してしまいます。

もちろん変動全てを大当たりにすることは不可能、かといって演出を全く無くしてしまうと退屈な台が誕生するだけです。

ここで私は考えました、思うようにならなかったけど、だがそれがいい演出を搭載するのだと。

おや、どういうことかわからない?　はずれて楽しいワケないだろ?

それでは次項より私の考えた理想的なハズレ演出をご紹介しましょう。

■ドキッ!?　はずれだらけのぱちんこ祭り

テレビや動画の人気コンテンツは動物・子供・食べ物だと聞いたことがあります、その中でもパチンコ演出との相性が最も良いのは動物でしょう、愛らしい小動物が液晶内をウロつくだけで心が癒されるような気がしませんか?

たとえば暗殺拳伝承者や人型決戦兵器が敵キャラと戦うリーチ、クライマックスに差し掛かり画面にはボタンプッシュの指示。押したいがはずれてがっかりするのは嫌だ、それにかっこいい主人公が負けるシーンも見たくない、いったいどうすれば……

激アツのバトル演出でボタンプッシュ!!

いぬ(かわいい)

ボタンをプッシュした瞬間、どこからどうみても可愛らしい犬が画面を闊歩しています、ええ、かわいいやつです、ホント。

他にも愛らしいアメリカン・ショートヘア(猫)やネザーランド・ドワーフ(兎)やスベスベマンジュウガニ(蟹)と多様な動物目白押し。

屈強な男達の血なまぐさいバトルからも、ボタン一つで動物奇想天外。もう前後の演出や脈絡はどうでもよく、パッといきなりプリティ極まりない動物映像に切り替わるのです。

結果的にはずれてはいますが、チクショウと思う気持ちも愛らしい畜生どもの前には無力。ささくれだった胸の内も残酷なまでに可愛らしいフレンズが癒してくれます。子猫がニャアと言ったり子蟹がカサカサすれば、もはやすべてをゆるす寛大な気持ちにつつまれ、先ほどの激アツはずしなど問題になりません。

演出が失敗する毎に可愛らしい動物の姿が見られる、もはや積極的にはずれを願うようになるのも時間の問題でしょう、可愛いという名の視覚の暴力の前に我々は無力なのです。

……えっ、動物嫌いな人もいる?　そもそも蟹はない?　~~怖い犬けしかけるぞ~~
仕方がありませんね、わがままなアナタに別のはずれ演出をご提案しましょう。

悪の組織とは現代にはびこるブラック企業のことではなく、怪人を繰り出して地球征服を狙うタイプの組織のことです。そうした組織の失敗した部下への制裁的なやつをぱちんこ演出に取り入れることで、思うようにいかない、当たらないというもやもやした感情もうまく消化することができるのではないでしょうか。

昨今普通に負ける最終決戦的なリーチ

勝ち負けを超越し、突然のボッシュート

突然空いた穴に飲み込まれるという007時代から受け継がれし様式美。

バトルに勝てないアイツも、ミッションを達成できないコイツも、ボタンひとつで落下させることができる、冒頭で述べた事実上処刑スイッチをシステムとして正規採用です。役立たず達を次々に処分することにより、この場を支配しているのは自分だと気持ちも満たされ、落下するキャラクターに大嫌いなアイツを重ねることで日ごろの鬱憤も晴れそうです。

ボタンプッシュ時には悪の組織らしく、
「言い訳は聞き飽きた」
「俺がそんなヘマをしろと命じたか?」
「頑張るってのは失敗してオメオメ帰って来ることか?」
などと強烈なパワハラ発言を加えて雰囲気を盛り上げるのもいいでしょう、性格が悪くなりそうですが。

……えっ、そんな野蛮な演出は嫌?　センスが古臭い?　~~落下させるぞ~~
いったいどれだけ欲しがりなんですかアナタは、もうこうなったら次の演出しかありませんね。

もうおなじみ、負けちゃいけないところで負けるタイプ

नमस्ते

आपका क्या हाल है?

え?　意味がわからない?

いや、意味とかそういうのはいいです、とりあえず踊ればいいのです。
本場インド映画では、緊迫したバトルシーンだろうがヒロインとの出会いだろうが、職場に出勤するシーンだろうがとにかく踊ってます。理由とかはいい、とにかくそういうものですし、踊ることは多分インドの挨拶みたいなものでしょう。

ゴキゲンなリズムでキレッキレのダンスを披露するインド人、ナンとカレーな踊りだと目を奪われ細かいことはどうでもよくなります。この人達は誰なんだとか、演出の繋がりに脈絡が無いとか、気にする方がどうかしているのです、次第に版権タイトルであってもその舞台がインドだったような感覚にも包まれます。

謎の中毒性すら感じさせるダンスにより、あなたの心はみずからインドを求めるようになります。そしていつしか当たりとか出玉はもういい、もっとはずれろ、踊りを見せろと逆転現象が起こります。

たのしいはずれ、これが理想的はずれ演出の答えなのです。~~ぱちんことして本末転倒な気がしないでもありませんが~~

आपसे मिलकर बड़ा खुशी हुई

■まとめ　インドはパチンコを救う

そう、はずれを楽しむコツはインドにあったのです。もう演出のみにとどまらず、1玉打ちだす毎にご自身も踊りだしてみてはいかがでしょう。細かいことにイライラした世界に別れを告げ、特徴的な悩ましい腰の動きを取り入れてトゥルトゥルダダダと踊りだすことで楽しいぱちんこライフはもう目の前です。出禁になっても知りません。

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この記事へのコメント（10 件）

岡井モノ: 投稿日：2018/10/30; まみぃさん

蟹の人気がすごい。
「パチスロせみ」もあったし、「パチンコかに」が出る可能性も!?

岡井モノ: 投稿日：2018/10/30; べるさまさん

未来も過去も踊ってるだけだから、ある意味安心して遊技できますね。

岡井モノ: 投稿日：2018/10/30; はらいそさん

スカさんは呼んでも返事しないから、カニにしておきなさい。
カニも返事しないけど。

岡井モノ: 投稿日：2018/10/30; 銀チャさん

過去をふりかえってみても、パチスロとカニの親和性は言うまでもないでしょう

岡井モノ: 投稿日：2018/10/30; あきうめさん

たしカニ(笑うところ)

まみぃ: 投稿日：2018/10/29; 蟹、癒されますね。
ぜひ演出で欲しいです。

べるさま: 投稿日：2018/10/29; CRシュタインドゲートが出たら岡井さんと並び打ちしたいです

はらいそ: 投稿日：2018/10/28; スカシカシパンがエモいのでオススメです

銀チャ: 投稿日：2018/10/27; スベスベマンジュウガニは某スロット漫画で猛毒と知りました。

あきうめ: 投稿日：2018/10/27; 頭が吹っ飛んでますね。

いい意味で。

スベスベ（ry は猛毒なんで取り扱いに注意しないと駄目です。

岡井モノ：ライター兼パチ7編集部員(別館): 代表作：オカイ☆サロン

学生時代友人に連れられ、はじめて『ジャグラー』を打って負けたその日、悔しくてなぜか『サバンナパーク』のゲームを買った異端の猛禽。パチ７自由帳において「何か変なヤツがいるな」と思われていたが、何か変なヤツのまま編集部に捕獲されたトリックプレイヤー。日本全国を旅する渡り鳥としての経験を活かしたコラムを、旅情たっぷりに綴るかと思わせながら特にそういうコラムを書いたりはしない。今日も今日とて奇策縦横。