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大学生（若年層）のパチンコパチスロ活動を追え！ 大学生とぱちんこ
2024.11.26
ただただパチ友達が欲しかった！ 現在メンバー数200人弱！ 法政大学ぱち・スロ部サークル長：豊田氏ロングインタビュー！
あしの
大学生（若年層）のパチンコパチスロ活動を追え！ 大学生とぱちんこ
パチンコ・パチスロを趣味にして長く打ってると、ただ単に台やホールの良し悪しの情報以外にも、業界そのものの状況やら事情みたいな話も少し耳に入ってくるようになります。いまはSNSでも色んな情報が簡単に手に入りますし、それこそパチ7のように、定期的にそういった企画系の記事をアップするメディアもありますしね。
なのでみなさんにとっても「若者の遊技離れ」という言葉はもう耳にタコな話だと思うのですが、実はこれはもう10年以上前からずっと言われ続けてることでして。それをなんとかするために関係各所がいろんな施策を打ってはいるのですが、ついぞ抜本的な解決には至らず。
なんせ今の時代は「娯楽の多様化」とか「可処分所得の減少」とか「学費の高騰」とか「イメージの悪化」とか、そうなる原因というのは数え切れないくらいあって、特に若者の遊技者数には、かなり強めの減少圧が掛かり続けています。 これはもう仕方のないことではあるのですが、そんな薄暗い状況のなかでも最近は【若者による遊技団体】の明るいニュースが業界内を騒がせています。
有名なのは「PS:JAPAN」を運営する「全日本学生遊技連盟（以下、学遊連）」ですが、それに加えて俄然注目を集めているのが、学生たちによる巨大サークルである「法政大学ぱち・スロ部」。
学遊連は基本的な運営はすべて学生が行っているとはいえ、PAA（ぱちんこ広告協議会）などが運営のサポートに回っているのですが、「法政大学ぱち・スロ部」は正真正銘、サークル長の豊田悠真さんが一人で作り上げた日本最大のインカレサークルであるとのことで、近年は業界誌を含め、様々なところでその名前を見るようになりました。
もしかしたら彼らの活動が「若者の遊技離れ」を打開するための、何某かの道筋を示してくれるかも？ と期待してのことなのは明白であり、もちろんパチ7も、彼らの活動には注視しています。 やっぱね、上意下達みたいな感じで一方的に「パチスロはおもしろいぞ！」と言っても伝わらないし増えないのはこの10年の施策で証明が完了してるので。若者の遊技人口を増やしたかったら、若者の横のつながりで「一緒に行こうぜ」「面白いぜ」ってやっていかないとね。
というわけで今回は「法政大学ぱち・スロ部」について。彼らがどんな活動をしてるのか、そしてどういった経緯で出来たサークルなのかなどを知るため、サー長の豊田さんにお越しいただき、一杯飲みながらそのへんの話を聞いていきたいとおもいます！
法政大学ぱち・スロ部の活動例
【11/27 18時〜】学生限定！秋葉原パチスロバーで無料飲み放題＆打ち放題??
— 法政大学ぱち・スロ部 (@hosei_pachisuro) November 13, 2024
✅場所：SENGOKU@秋葉原
✅対象：18歳以上の学生or25歳以下
✅参加費：無料
✅申込：DMかリプへ！
今月もSENGOKU飲み会やります！無料なので皆さん気軽に来てくださいねー！ pic.twitter.com/Sc5c8lzdnq
#法政大学ぱち・スロ部
— 法政大学ぱち・スロ部 (@hosei_pachisuro) September 28, 2024
今日はあだち食と音楽の祭です！
超ディスクブースとジャンボパチンコも既に盛り上がっております?
京成本線の千住大橋駅からすぐのさくら公園でやってますので皆さん良かったらお越しください！#足立区#あだち#音楽フェス#グルメフェス pic.twitter.com/Wc4p8wtLkb
#法政大学ぱち・スロ部
— 法政大学ぱち・スロ部 (@hosei_pachisuro) October 7, 2024
ポスター新しくしましたー！
今年はなんと法政以外にも早稲田支部の方でも学園祭出店します！
どちらも頑張って盛り上げますので皆さん来てください☺️
早稲田支部
→ @wase_pachisuro pic.twitter.com/2erwFVQblc
#法政大学ぱち・スロ部
— 法政大学ぱち・スロ部 (@hosei_pachisuro) September 14, 2024
実は先日、パチスロ未経験の学生&若者に向けての勉強会を実施しましたー！
ジャグラーを使ってパチスロを教えたのですがみんな楽しんでくれました！やはりジャグラーは正義? pic.twitter.com/ZFh1UAitKd
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法政大学学園祭や、支部になる早稲田大学学園祭での超ディスクアップコーナー運営、お祭りへのブース出展、学生限定飲み会、メーカーさんと協力しての初心者講習会とその活動の幅はかなり広い。これらが法政大学ぱち・スロ部の活動であり、その中心がサークル長の豊田氏となるわけです。 |
★サー長：豊田氏の荒波人生
10月某日。小雨そぼ降る神田の街に降り立った筆者、あしのが集合場所である小料理屋さんに飛び込んだのは予定ドンピシャの時刻だった。
あしの：どうもすみません！ ギリギリセーフ！
編集長：はい、だめぇ！ だめだよ。遅刻だよ遅刻。大人は時間より早く来るもんだよ。
あしの：すみません豊田さん！ お久しぶりですあしのです。
はい、お久しぶりです。豊田です。改めてよろしくお願いします。
あしの：そしたら早速、色々聞いていきますか……。
筆者と豊田さんは面識あり。少し前にアップされた特集記事「打って話して飲んで学んで！日本最大のパチンコサークル法政大学ぱち・スロ部と学遊連による「学ぱち交流会」に潜入してみた！」の取材の時に名刺は交換済だ。ただその時は個人にフォーカスした話は聞けなかったので、まずは基本的なところから聞いていこう。
あしの：豊田さんはいまはおいくつですか？
今は22歳ですね。大学3年生です。一浪一留してるので。
あしの：あ、じゃあ同級生はもう就職されてる感じですね。なるほど。ご出身はどちらでしょう。
群馬県の前橋市です。
あしの：へぇ！ 意外。都内出身な雰囲気がスゴイのでそうかと思ってました。じゃあ、その群馬での子供時代について聞いていきましょうか。やっぱね、その人の来し方生末を知るには、子供時代の話を聞くのが一番なんですよ……。豊田さんは小さいとき。小学校とかですけど、どんな子でした？
どんな子……。そんなところから聞くんですね（笑） そうですね。こう、興味が色んなところにある感じの、色んな事をやりたがる子だったと思います。例えば生徒会とかも面白そうだとおもったらガンガンやるタイプでしたね。
あしの：ああ、ぽい。
そうですか？（笑）
あしの：あの～、こないだの「学ぱち交流会」あったじゃないですか。あの時に司会進行というか、MCやられてましたよね。あれみて「スゴイな」って思ったんですよ。何か手慣れてるというか、堂々としっかり回してたじゃないですか。まだ若いのに。人生ニ周目なんかなって思いました。それでいま生徒会って聞いて、あ、なるほどなって思いましたもんね。
（笑）
あしの：勉強はどうでした？ すげー賢そうな感じしますけども。
中学までは結構成績も良かったと思います。自分でも「オレって頭良いほうだな」と思ってました。
編集長：今も法政だからね。勉強は出来るよね。
いや～、でも言っても旧帝とかと比べると三段階くらい落ちますし。そこまでではないですよ。
あしの：中学くらいまでは頭良くて、そっからはそうでもなくなったみたいな感じですか？ 何か中学の頃にあったんですかね。
一言でいうと調子に乗ってましたね。
あしの＆編集長：（笑）
自分の家から徒歩で10秒くらいのところに、個人でやってるカラオケ店があったんですね。やっぱ周りの中学生で遊んでる奴とかも、そこに集まるんですよ。うちから10秒のところにそういうところがあったら、やっぱりそれは成績も落ちるんですよね。ちょっとやんちゃもしつつ、みたいな。で、成績が落ちたといっても中学時代まではまだ良くて、前橋で一番偏差値が高い男子校があるんですけど、自分、そこを受けたら多分受かってたんですよ。でも「男子校なんか絶対いやだ」って、無理やり共学にいきましたもん。
あしの：あ～。そっち系か。なんかスッと入ってきますそのエピソード。
編集長：なんか分かるよね。ヤンキーとかじゃなくて、チャラい方にいったのね。
そうですね。チャラかったですね。それも含めて調子乗ってました。
あしの：親御さんはどうでした？ 勉強しなさい！ みたいな。
うちはそういうのがあんまり。何もいわれずにのびのびと……。
あしの：徒歩10秒にカラオケもあるし。
そうですね。意外と理想的な環境だったかもしれませんね。
あしの：オレも編集長も家は貧乏だったんですけど、豊田さんちはどうでした？ パチンコ媒体にしてはやたら突っ込んだ話をききますけども。
編集長：もはやパチンコより人生について聞くからなオレら（笑）
（笑） 小学校四年生までは裕福だったんですよ。それこそゲームが欲しかったらすぐそれを買ってもらえたりとか。お母さんも子供服を買うのが好きで、母子でブランドのペアルックとか着て歩いたり。それが色々あってそうでもなくなりました。
あしの：そうでも、というと……？
それまで自分、ECCとかスイミングとかサッカーとか週5で色々やってたんですけど全部やめたり、あとは一番ヤバい時は家に黒スーツの人がきてピンポーンて。それが中2くらいですかね。その辺までつづくんですけど、だんだん状況が良くなっていって僕も中3高1とかでバイトが出来るようになったりで、ちょっとずつ楽になっていった感じですね。
あしの：ああ、良かった。ピンチは脱したわけですね。
脱しましたね。
あしの：そしたら、当時の楽しみというか。趣味は何かありました？ 心の寄る辺みたいな。
今もなんですが、僕はお菓子を作るのが好きなんですよ。
あしの：お菓子っていうとクッキー焼いたりってことですか？
最初はそうでしたが、今は例えばこんな……。
あしの：……すご！！ これ思ってた奴の100倍スゴイ。ブッシュドノエルじゃないですか。
そうです。こういうのを今でもたまに作ったりしてますね。
あしの：パティシエになりたいとかはなかった感じですか？
あ、前は思ってました。でもやっぱり経済的な問題もありましたし。お金かかるんですよアレ。しかも自分で稼げるようになるのが学校出て十年後とかそういう話ですからね。それより普通の大学にいって就職したほうがいいなって思いました。言ってもまだ実家にそんなに余裕があるわけじゃないですからね。
★豊田氏とシバターさんと凱旋に出会う
あしの：豊田さん、パチンコ・パチスロと出会ったのはいつでした？
いつだったかな。多分ですけど、中学校のころYouTubeでシバターさんが打ってたのを見たのがパチンコ・パチスロを認識した最初だと思います。意味は全然分からなかったんですけど、多分『凱旋』の話だったのかな。
あしの：ええと、今豊田さんが22歳、中学生のころだから、2016年とか？ 凱旋の導入が15年の4月だから、そうですね。多分その時期だったらビタで凱旋が流行ってましたね。
ですね。それで「ああ面白そうだな」とは思ったんですが、まだ中学生だし家もやばい時だったので打てるわけもなく。実際に打ち始めたのはだいぶあとですね。
編集長：高校の頃とか、バイトして余裕出てきたタイミングで「打ってみたいな」ってならなかったの？
いやー、自分はそういうのよりか、仲間と集まって遊んだり、それこそカラオケいったりゲーセンいったり、あとやっぱり群馬なんで「ちょっと遠出して新宿いかん？」みたいな。
編集長：あ～わかる。オレは水戸なんで上野。ちょっと気合入れて東京いくか、みたいな。
ですよね。ほんとそんな感じです。だからまあパチンコとかは興味はあったんですけど当時は触らずに。実際に遊んだのは大学入学後ですね。
あしの：打ったきっかけって覚えてますかね？
ハッキリ覚えてます。僕大学に入ってから長期のインターンをやってたんですね。ゼンリーってわかりますかね。位置共有アプリなんですけど、そのイベントだったりティックトックアカウントの運用だったりを一緒にやらせて頂いてたんですね。いろんなインフルエンサーさんにお会いできたりとか、ホントに楽しくて、自分にとってはゼンリーが青春のすべてだったんですが、それがある時、なくなっちゃうんですよ。なんかスナップチャットに移動とかも言われたんですけど、自分はゼンリーが好きでやってたんで。
※あしの注：ゼンリー（Zenly）は仲間同士で位置情報を共有するSNS、利用者の間から「待ち合わせ」という概念が消えるという画期的なサービスだったが2022年9月に突然の開発終了が宣言される。ユーザーへは「スナップチャット」への乗り換えが推奨された。
あしの：結構最近ですね！
最近ですよ。それまでゼンリーに打ち込んでたのがいきなりパッとなくなって、やることがなくなるんですよね。自分、西八王子に住んでるんですけども、さて何しようかなと思った時、周りにはカラオケかパチンコ屋さんしかないんですよ。なんかヒトカラって気分でもないんで、じゃあパチンコに行ってみようかなって。で、とある低貸専門店に入ったら、そこで僕の好きな漫画の「咲」のパチンコがあって。やっぱああいう台って原作ファンが打って楽しいとか面白いって思えるように作ってあるので、めちゃくちゃ面白くてハマっちゃって。
あしの：勝ちました？
勝ちました。しかもそこから10連勝くらいして……。
あしの：えー！ すご！
当時は1円の甘デジなら絶対負けないじゃないかくらいに思ってました。もちろん金額としては1000円とか2000円とかたかが知れてるんですけども……。
編集長：それがパチンコの本来の遊び方かもね。
あしの：ですね。平和でいいなぁ。デビューとしては最高です。
ホント楽しかったです。それであまりにも楽しかったので、誰かに言いたいなって思ったんですよ。それで当時付き合ってた子に「パチンコ行ってる」っていったらめちゃくちゃ揉めて……。
あしの：おっと。なんかいきなり暗雲が。
その子は社会人で僕も色々出してもらったりしてたのもあるんですけど、負けてないんだよって言っても全然ダメでした。偏見というか「この社会不適合者が」みたいな感じで言われて。
編集長：あらら。もしかしたら、その子の家族とか友達でパチンコ関係で何かあったのかもね……。
どうでしょうねぇ。それで、他にも自分の友達にも言ったんですね。その友達は「へぇ、面白そうじゃん」って普通に話せたんですが、その友達の彼女がバチギレして。なんか「パチンコは三店方式が違法なんだからやってる人は全員犯罪者だ！」みたいな。
あしの＆編集長：あぁ……。
それで「これパチンコやってるって誰にもいえないな」ってなったんですよ。 あしの あ～。身につまされる。
編集長：若者の遊技離れの原因のひとつはこれだよね。勘違いとイメージの悪さ。
やっぱ自分が面白いと思ってるものとか、楽しく嗜んでる趣味とかを否定されるのってキツイじゃないですか。どうせなら誰かと面白さを共有しながらもっと楽しみたい。それで、一緒に打つ仲間を探すために立てたのが、「法政大学ぱち・スロ部」なんですね。
あしの：あ、なるほどね。そっか、じゃあわりと打ち初めてすぐ作った感じなんですね。
ホントすぐですよ。1ヶ月とか、2ヶ月経ってないくらいかな。
あしの：すごいな……。じゃあもう「法政大学ぱち・スロ部」の設立目的としては、ホントに友達が欲しかった、みたいな感じなんですね。
そうです。100それですね。とにかくパチンコ・パチスロに偏見がない仲間が欲しかったんです。
★「法政大学ぱち・スロ部」ってどんなサークル？
あしの：ちょっとオレよく分かってないんですが、「法政大学ぱち・スロ部」って色々調べたら「非公認」っていうふうに出てくるんですけども、この公認とか非公認って何かあるんですか？
非公認だったら別に大学に届けとかも何も必要ないんですよ。それで別に大学側から何か言われたりとかもないです。ちょっと前は「お嬢様部」というのが流行ってて「法政大学お嬢様部」っていうのもありましたけど、当然非公認でした。
あしの：最初、設立の際にやったことというのは……。
僕はツイッターのアカウントを作っただけですね。大体の非公認サークルはそれだけですよ。ラーメン同好会とかも勝手に名乗ってアカウント作って毎日ツイートして、みたいな感じですし、そういうのが一杯あるんですね。その流れにのって「法政大学ぱち・スロ部」という名前でポストしてた感じです。
あしの：なるほどね。なんか今はもう「法政大学ぱち・スロ部」も大きなサークルになってますし運営に対してあんまりカジュアルじゃない、もうちょっと形式張った部分も出てきてるんじゃないかなと思うんですが、最初はホントに気軽な感じだったんですねぇ……。
そうですね。ホントに友だちを作りたかっただけだったんで、気軽な感じでやってたんですけども、あるとき法政大学内でちょっと有名な子たちが面白がって「ぱち・スロ部」のタグを付けてパチンコの動画とかをあげてくれたんですね。それで学内でちょっとだけ名前が知られて徐々にフォロワーが増えていって……。
編集長：ああ、やっぱ今を感じる広げ方だよなぁ。
あしの：ね。オレらの時って掲示板とかですよね。学食の。同士求む！ みたいな（笑）
あ、僕も新入生歓迎会で段ボールをこうやって首にかけるでっかいやつ作って、なんかヴヴヴのキャラの雑な切り抜きにXのQRコードつけてやってましたよ。百均に売ってるあのキラキラしたやつ首に巻いて。
編集長：そんな可愛らしい時期もあったんだね（笑）
あしの：しかも時系列的に結構最近ですよねそれ（笑） よし、そしたら、「法政大学ぱち・スロ部」というサークルの、現状の活動内容をお聞きしていいですか？
全体でやるのは先日のキコーナさんや学遊連さんとの交流会だったりとか、北電子さんとやった勉強会であったり、あとは超ディスクアップ選手権への参加とかですが、基本的にはメンバーみんなで楽しめる、うちでしか出来ない事みたいなのを色々探してやっていく、みたいな感じですね。
あしの：特に目的としてこれをやる、あれをやる、とかじゃなくて、楽しむ、というのが目的な感じですか？
そうですね。特に具体的な内容は設定せずやってます。パチンコ・パチスロに関わる事なら何でもいいからみんなで楽しむ、みたいな。
あしの：たしかに。まあサークルってそんな感じですよね。そしたら、一番最初にやったサークルとしての活動は何でした？
最初は、新宿の居酒屋に集まって飲みましたね。まだ全然規模が小さくて7人とかだったんですけど。あと噂を聞きつけた「パチ屋のクソガキch」っていうYouTuberさんがウチの取材に来てくれたんで一緒にパチンコ打ったり。これもまだ全然最初のころでした。
あしの：すごいなそのYouTuberさん。アンテナ高いなぁ……。ちなみに今はサークルメンバーって何人くらいいらっしゃるんですっけ。
今は……170人とかですね。
あしの：ではそういう風に規模がデカくなっていくなかで、手応えを感じる瞬間がどっかにあったと思うのですが、覚えてます？
そうですね。周りも巻き込んだ、しっかりした活動になってきたなと思ったのは業界の方からお声がけ頂いたあたりですね。一年くらい前なんですけど、メンバーが100人超えたところでとある企業の方に「1回会いませんか」って言って頂いたんですよね。超ディスクアッパー選手権の学生部門をやるから一緒にどうですか、みたいな感じで。そこで「自分たちにこんな価値があるんだ」っていうのに気づきました。結局そのご縁でサミーさんを紹介していただいて、法政大学の学園祭に超ディスクアップの実機を置かせて貰ったりしましたよ。
あしの：学祭に超ディスク。あー、なんか見たなそれ……。なんかで読みました。んで読んだときも思ったんですけど、それって大学的には大丈夫だったんですか？
超ディスクアップは競技用の機械なのでということで最終的には大丈夫だったんですけど、それでもめちゃくちゃ大変でしたね。
あしの：あ、そうか。超ディスクアップは競技用機械か。普通に考えたらパチスロは展示できませんもんね。
編集長：競技用としても、あえてそれを置こうとするのがロックな感じするよ。
あしの：だいぶロックですよ。パンクに片足突っ込んでる感じすらします。名前もそうですよね。あえて「法政大学」って付けないじゃないですか。非公認なのに。たしかに目を引く名前なんですけど。問題も出てきそうな気がするし。やっぱ敢えて付けたんですか？
いや、何も考えてなかっただけです（笑） 他のサークルって、なんかおしゃれな名前にしたりするじゃないですか。カタカナの。あとから気づきましたもん。そっちもあったなって。
編集長：でもその名前だったらもしかしたら業界の人はコンタクト取ってないかもよ。「法政大学ぱち・スロ部」っていう名前の威力は結構デカいと思うね。作戦だとしたら大したもんだと思ったもん。
いやホントに、全く考えてなかったです（笑）
★目指せ法政大学1万人、全国10万人！
あしの：いま、「若者の遊技離れ」みたいなのが注目されてて、そういう意味では豊田さんのサークルと、あと「学遊連」が注目されてるじゃないですか。先日もキコーナさんで一緒に打って交流したりしたんですけど、彼らの活動についてはどう思いますか？
学遊連さんとは絡むことも多いですし、実際僕も「PS：JAPAN」に参加したりもしてるんですけども、やっぱり志は同じですが役割は違うと思ってます。学遊連さんはなんというか全国規模で……みたいな感じなんですが、僕らはもっとミクロな活動なので。生息域がちょっと違うかなと。なので無理に歩調をあわせずそれぞれの役割のなかで、出来ることを一緒にやっていくのがいいのかなと思ってます。あとは僕らの活動にとってプラスだったのは、学遊連さんがいることで「若い遊技者の団体」みたいなのが注目されやすい土壌みたいなのが出来た事ですね。それをゼロから作ったのはすごいと思います。
あしの：なるほど。ありがとうございます。そしたらですね、学遊連って一年で学生理事というか、顔役が変わってるんですよ。去年は浪岡さんで、今年が鈴木さん。むこうはやっぱ団体ありきというか、誰が作ったナニ、みたいな感じではないんですね。そういう意味では、「法政大学ぱち・スロ部」は今のところ完全に豊田さんが作りあげたものじゃないですか。
そうですね。間違いないです。
あしの：これを、今後どうするかというのがあるんですね。だって豊田さんもそのうち卒業しちゃうから。
確かに。それでいうと、実は自分の目標というのがあって、それを「達成できるな」と思うまでは残りたいなと思ってます。
あしの：お。その目標とは……？
全国全部の大学に支部を立てて、法政は1万人。支部は各200人で、OBを含めて総勢10万人のメンバーにまで育てたい。というのが目標です。
あしの：デカい目標だ。
意外とそうでもないですよ。今も伸び率でいうとガーッと来てて、早稲田にも支部が出来たところなので、成長曲線でいうと5年後くらいにはいきそうな感じがしてます。やっぱこういうサークルをやると、パチンコ・パチスロを打ったことない1年生とかが普通に入ってきたりするんですね。こないだも新入生が50人くらいきたので1パチを打ちにいきましたけど、今の時代にパチンコを打ったことがない若者50人に打たせるってめちゃくちゃ難しいと思うんですよ。
あしの：おお……。たしかに。無理っすね。
ですよね。それが各大学に支部があって、いくつ大学あるかわかりませんけど、例えば1000あったとしてそこで各100人の新入生にパチンコを打たせたら、それだけで10万人の遊技者が増えるわけですよ。それを3年やったら30万人ですからね。
あしの：なんか聞いてるだけで嬉しくなっちゃいますね。
編集長：これを学生が自発的にやってるってのがすごいことよね……。
あしの：そしたら、豊田さん個人の目標ってなんかありますか？ サークルではなく。
業界で何者かになりたい、ですね。
あしの：何者。その想定する「何者」の幅ってありますか？
今のところは決め打ちはしてないですね。とにかく、業界内での何者かです。
編集長：例えばだけどYouTubeで有名になりたい、とかはないの？
それは全然ないです。サークル活動のために動画に出たり、とかはアリだと思いますけど、僕個人でインフルエンサーになりたいとか有名になりたいとか、そういうのは一切ないですね。
あしの：へぇ……。意外。なんか若い人の活動って、有名になりたい、というのが結構強めのガソリンになってることが多い気がするんですけど、それがない。
編集長：裏ボス、みたいな感じだよなぁ……。いや面白い。
あしの：そしたらですね、これを読んで「法政大学ぱち・スロ部」に興味を持つ学生ももしかしたらいるかも知れないんですが、そもそもこのサークルはどうやって入ればいいんですかね。参加資格、みたいなのってあります？
参加資格はPS:JAPANとあわせてあります。25歳以下、もしくは学生だったら何歳でもOK。25歳以下だったら別に属性を問わずOKです。入り方はLINEグループかオープンチャットに入ってくれればそれでOKです。
あしの：あ。簡単。そうか、今は支部が早稲田だけでしたっけ。だからとりあえず全部法政大学ぱち・スロ部の本体が巻き取る感じですよね。
そうですね。全部うちです。
あしの：了解です。そしたら、入りたいな、と思ってる人になにかPRをお願いします！
色々話しましたが、今後も業界の企業さんとも一緒になって、自分たちでしか出来ないようなイベントだったり体験をどんどんやっていきます。パチンコ・パチスロファンなら絶対楽しめると思いますので、興味があるかたは是非どうぞ。あと「業界を変えてやりたい」みたいな野心とか、そういう思いがある人も歓迎なので、是非一緒にやりましょう。
あしの：はい、ありがとうございます。とりあえずインタビューは以上です！
▲法政大学ぱち・スロ部のオープンチャットはこちらから！
★今の若者はマジで進化してると思った。
はい、以上が「法政大学ぱち・スロ部」のサークル長、豊田さんのインタビューでした。話のなかで特徴的だったのは、金の匂いが一切しなかったこと。サークルなので当たり前といえば当たり前なのだけども、儲けるためになにかをしたいとかはもちろん「勝つために情報共有してる」みたいなそういう話もなかった。
あくまでも目標としては「楽しむ」というのがまずあって、そこに持てるリソースを全振りしてる感じというか。 これはやはり、「友達を探すために作った」というサークル長の人柄が強く出ていると思った。それだけに、豊田さんが卒業したあとのサークルの形がちょっと心配だったけども、どうやら目標達成の見込みが出るまでは残るそうなので関係ない筆者もホッと一安心。
ちなみにその目標は「サークルメンバー10万人」「全大学に支部を作る」というもの。なかなか壮大だけど、そのメンバーのなかには「パチンコ・パチスロを打ったことない人」が大量に含まれてるわけで、これぞ冒頭で述べた「若者の遊技離れ」に対応する、強力なクロスカウンターになるんではないかと、おじさんなんかは思いました。
文中にもありますが、もしこれで「法政大学ぱち・スロ部」に興味が出た方は、LINEグループかオープンチャットに登録してみてください。以上！ ご協力頂いた豊田さん、ありがとうございました。未来のパチンコパチスロ業界を頼んだ！
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- あしの
- 代表作：インタビュー・ウィズ・スロッター（稀にパチンカー）
あしのマスクの中の人。インタビューウィズスロッター連載中。元『セブンラッシュ』『ニコナナ』『ギャンブルジャーナル』ライター。今は『ナナテイ』『ななプレス』でも書いてます。
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