『朝コラ～23日目：パチスロ　噂～』税金対策？資金洗浄？回らねぇにも程がある極悪店舗に纏わる黒い噂話。

あしの『朝コラ』あしの朝の連続コラム～60日後に1位になるはずのSEO～

【このコラムの目標】
パチ7の検索エンジン対策（SEO）をよりパーフェクトにするため、「パチスロ」に絡めた「よく検索されるキーワード」をテーマに毎日コラムを書くぞ！　いつ筆者の心が折れるかも見どころだ！

チワッス！　あしのです。毎日更新コラム、本日のお題は「パチスロ＆噂」。これは納得。新台に関する噂は常に検索されるでしょうし、また内規の切り替わり時期なんかはそれに付随して検索数もハネ上がるキーワードな気がします。

それでは実際「パチスロ_噂」で検索してみましょうか。果たしてパチ7の順位は……？

1.パチンコパチスロ新台導入スケジュール＆噂（パチ7）
2.パチンコ・スロット新台情報総まとめ（ちょんぼりすた）
3.パチンコ・パチスロ新台導入日スケジュール+噂（遊技日本）
4.チャーリー・ロドリゲス・湯谷の業界ウワサ話Z
5.パチンコパチスロ新台情報（ぱちんこキュレーション）

おやー！　パチ7が1位に表示！　覇者！　23キーワード目にてついにドタマ獲ったりました！　おめでとうございますッ！　てか1位ならこのキーワードでコラム書く必要ねぇんじゃねえかと思ったんですが、SEO的により盤石な支配を行うために書きます！　噂の1位は誰にも渡さねぇ……！

というわけで今回は例によって昔話を少々。お付き合いください。

★行くほうが馬鹿なやべえホール。

田舎にいた頃の話です。たしか20歳とか21歳頃だったので、今から21年ほど前でしょうか。地元長崎の某所に、とあるホールがありました。今はもう無くなってしまってるのですが、その店は地元では「常識では考えられないくらいぶっこ抜く」事で有名であり、いつしか近隣住民からは「行く方がバカ」とまで言われるようになっていました。

筆者も一度その店に普通に遊びに行ったことがあったのですが、当然客の姿はナシ。もとよりパチンコが100台ないくらい。パチスロが30台くらいのホント狭い店だったのですが流石に「自分以外誰もいねぇ」という状況は想定外。シンと静まり返ったホールで誰も座ってないパチンコのデモ画面がビカビカ光ってる様は一種異様な光景で、ホールというより、何か心霊スポットみたいに見えました。

まあ折角来たんだしちょっと打ってこ……。

当時はパチンコとパチスロの両刀遣いだった筆者は、そこで忘れもしないSANKYOの「フィーバーもののけ」に着座しました。千円入れて、玉借りて……。そしてそのまま飲まれました。何が起きたか分からず困惑する筆者。やがてようやく事態が飲み込めました。天を仰ぎます。蛍光灯の中で蝿が死んでいるのが見えました。

（なんてこった、1回も回らない……！）

長い人生、1000円で1回も回らない台を打ったのはその時が始めてでした。ハネじゃないです。デジパチです。CRです。1/315の1/2で確変突入のスペックだったはず。ボーダーが幾つだったのかはちょっと分かりませんが、少なくとも千円でゼロ回転では一生当たんないです。

（そんなバカな話があるものか……）

首を振ってもう千円追加する筆者（するなよ）。ワンプッシュ消化したところでやっぱり回転数はゼロのまま。残された500円で、何とか一回まわりました。んでその一回でチャンスアップである「ホタル発光」が発生したので、筆者はハンドルを握りながら全力で「当たるなッ！」と願っていました。こんな店で当たってしまったら、もしかしたら殺されるかもしれない。割と真剣に恐怖を感じたものです。

千円で0回のパチンコ。2枚目で1回回ったんで、平均0.5回転。

「行くほうがバカ」というそのお店は、噂に違わぬ極悪っぷりでした。筆者ってほんとバカ。一体何に使ったのか分からんあの2枚の千円札に黙祷を捧げながら、まあフリータイムの間に駐車場から車出せてよかったな。などと自分を慰めつつ帰路につきました。

その店でパチンコを打ったのはその日が最初で最後。

パチスロは入れ替え日に並んだりキンパルのハイエナ狙ったりして巡回してましたが、まあワンチャンあったら、程度で真剣に打つことはなく。そもそも回転数もついてないんで巡回する意味がねぇと気づいてからはルートから外しました。

★資金ロンダリングの噂。

さてそんな某店ですが、近所のオッサンたちの間ではいつしかこんな噂が囁かれるようになっていました。曰く「あの店はとある団体の資金洗浄のための店だ」「営業しとくだけで良いのでむしろお客さんは入ってほしくないんだぜ」と。

冷静に考えると何のことやらさっぱり分からんのですが「資金洗浄」というハードボイルドな単語は、実態がどうあれ何かしらんが圧倒的なリアリティがありまして、とりあえずみんな「やっぱりな」とか「なるほどね」みたいな感じで頷きながら、噂はどんどん拡散。「行くほうがバカ」と言われたそのお店は、いつしか「行ってはいけない店」として認知されるようになり、やがてひっそりと閉店しました。

これ、たまごが先かニワトリが先か、みたいな話になりますが、「こんなに回らねぇ営業でやってるのには何か裏があるはず」みたいな邪推が「資金洗浄説」につながったのか、あるいは先に噂が立った結果お客さんが寄り付かなくなり、「ぎちぎちの営業をせざるを得なくなった」のか、どっちなんだろう……。もしくは、本当に資金洗浄……？

長らく疑問でしたが、学校を卒業して働き始めてしばらくしてから、地元で「元・パチンコ屋さんの社員」という人と知り合いになる機会を得ました。年の頃は筆者よりやや上。当時入り浸っていたライブバーの常連さんなのですが、彼がいたというのは地元で愛されてる優良店でした。当然筆者より内部事情に詳しく、話が非常に面白い事もあって、我々はすぐ仲良くなりました。で、ある時ふとおもいたって、「行くほうがバカ」と言われたあの店について聞いてみました。ねぇねぇ、あの店って結局なんだったスカ？

……答えは、これでした。

「あそこ、税金対策でしょ」
「税金対策……！」

税金対策。今聞くとこれもよく意味が分からないんですが、「資金洗浄」よりはまあ何となくそれっぽい気がします。タバコを吸いながら、元・社員の兄ちゃんは頷きました。そしてその横で「なるほどね……」といいながらビールを煽る筆者。何が税金対策なのか説明してみいと言われても全くできないのですが、その辺は後回しでいい。とりあえずその場は「やっぱりそうか」みたいな雰囲気を出しとくのが重要と判断して、実際そうしました。

それ以来筆者の中では「あの店は税金対策だった」という事で一旦片付けてるのですが、よく考えたら元・社員の兄ちゃんがどの程度の立ち位置か分からんし、そもそも若くして辞めとる時点であんまり偉くなかった気もします。

「資金洗浄」
「税金対策」

並べてみるとそんなに意味も違わない気がするんで、もしかしたら彼が当たり前に語ったその説も、筆者のまわりとは違うグループの中で囁かれていた、同一の噂の別バージョンだったのかもしれません。

「いやぁ……僕、あの店でパチンコ回した事あるんですけど……」
「どうだった？」
「千円で1回も回らなくて……」
「ハハハ」

すっかり鉄板の笑い話として地元で100回は語ったこの話を聞いて、元・社員の兄ちゃんは楽しそうに笑い、それからこういいました。

……そりゃあんな店。行くのバカだもん──。

結局、あの店が一体なんだったのか。未だに答えは分かりません。

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この記事へのコメント（4 件）

あしの: 投稿日：2021/08/05; トロンボーンさん
おはざす！　やっぱ各地にありましたよねーこういう店。今はだいぶお行儀がよくなったと思います。ホールに纏わる変な噂は死ぬほどいっぱいありましたね。やれトイレで自殺者が出ただの、ガサ入れでどうのとか……。だいたい裏が取れない話ばっかりでございました。てかほぼウソだったんだろうなぁ……（当時信じてた）

トロンボーン: 投稿日：2021/08/05; 千円で０回転！！
うん、店舗の形した貯金箱ですよねw
それにしても、こういった類いの噂が伝播する力は凄いですね！
聞いたら絶対にウソって話でも真顔で話してる人いますからね。
それがホールの持つ魔力なんでしょうかw

あしの: 投稿日：2021/08/05; ししょーさん
おはざす！　よく考えたらそんなに珍しい話でもないですな！　てかその2店方式すごいｗ　交換所、こっちは田舎だったんで、だだっぴろい駐車場のすみっこにポツンとあるのがデフォでした。死ぬほど暑かったろうなぁ……。

ししょー: 投稿日：2021/08/05; 昔は結構、こう言う店があったよね。どうやって成り立ってるのかわからない。
そんな店で出しちゃうと当時は文鎮なりペンなり持ってダンジョン探索。初めての店で、誰も打ってないからヒントも無い。村人に話し聞くのも無理。もう泣きたくなっておばちゃん店員に恐る恐る聞くと裏回れと。なんのことは無い、今だと全体にNGだけど、店の通用口を入ったところに窓口。おばちゃんが面倒くさい様子で換金してくれたりね。あれ換金率酷かったなあ。まあ今となっては良い思い出。