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有名人・芸能人タイアップパチスロの歴史【エノカナ・猪木・ボブサップ……】時代を彩ったタイアップ機種！

ぐらんパチ7自由帳・匠

どうも。オールドルーキーぐらんです。

2020年7月6日より、甘い出玉率や特徴的な図柄など、何かと話題の『パチスロ言い訳はさせないわよ by壇蜜』(ボーダー)が、稼働を開始しました。壇蜜のスロットが出ると聞き、私がまず感じたことは「なんだか久しぶりの有名人タイアップスロットだな」ということ。

4号機時代、有名人タイアップといえばジャンルとして確立されていて、結構な数の機種があったんですけどね。最近はアニメ系のタイアップが一番多いのかな？少なくとも有名人タイアップは激減。昨今のコンプライアンス意識で、ギャンブル色が強くなるのが嫌われるのか……理由は定かではないですが、流行っていた時期を知る身としては少し寂しさを感じてしまいます。

なんで廃れちゃったのかなぁといろいろ調べてみると、懐かしい機種の名前を見つけたのはもちろんなのですが、「え、こんな機種あったの？」や「こんな人までスロットに？」という今さらの発見もありました。ついでに機種の仕様も調べましたが、なかにはシステムがかなり面白そうなものや、「え？誰に向けて作ったの？」というトンデモ機種まで……

なんだかいろいろとても興味深かったので、今回は有名人タイアップスロットの歴史についてみんなで見ていきませんか？

ちなみに勝手ではありますが、「機種名で個人やグループの名前などが入っているもの」を「有名人タイアップ機種」と定義させていただきます。『ラブ嬢』など、判断の難しい機種もあるので……『破壊王』(橋本真也)が入ってねぇぞ！とかはご容赦ください。また、当時の特徴としてスペック違いの姉妹機があるものも多いですが、こちらも勝手に1種類選出しておりますので、あわせてご了承くだされば。

そして以下一覧が、ぐらん規準のタイアップスロット機種となります！

【機種名に有名人・芸能人が含まれている機種】

※条件：機種名に有名人、芸能人、グループ名が含まれている機種
※4号機：19機種、5号機：29機種、6号機：2機種

どうですか？懐かしい名前から、見たことない名前まであるんじゃないかと思います。早速、振り返っていきましょう！

『世界最初』の有名人タイアップパチスロ

★エルビス (IGT)
初めての有名人タイアップスロットは4号機。そしてまさかのエルビス・プレスリー！ IGTは海外からの参入メーカーで、インパクトのためにこうしたビックネームをもってきたのでしょうね。

余談ですが、プレスリーのマネージャーのトムパーカーという人は、晩年ラスベガスのカジノで3000万ドルもの負債を抱えていた、と言われるギャンブル癖の持ち主。この機種が登場した1999年当時の為替レートでメダルに換算すると約72,000,000枚負け。彼にスロットを打たせてはいけません。パチンコパチスロは、適度に楽しむ遊びです。

エルビスは、初の大量獲得Bタイプ(JACゲームが2回)でもあります。リプレイハズシは出来ないものの、引き次第では500枚近くの出玉を獲得可。ビッグの確率がかなり軽く、設定1～6で1/264～1/144！

当然高設定域の出玉率が高く、ノーマルタイプでありながら「万枚」も十分に圏内だった機種。当時はまだAT機もないですし、大量獲得の名機『大花火』も未導入。『アステカ』や『ウルトラマン倶楽部』などのCT機(ボーナス後の1/2で突入するCT＝チャレンジタイムで、目押しで出玉を獲得しながらボーナスの抽選も受けられるループ性がある仕様)以外では、万枚は夢の世界でした。スロ歴が長い人は、その出玉性能に惹かれ打ったこともあるんじゃないでしょうか。

特徴は、左リール中段に［レコード図柄］が停止した時の［エルビスチャンス］で、セグの数字でボーナス当否を告知。チェリーと同時にフォローできず、またチェリーこぼしでレコード図柄が止まり毎度演出発生するため煩わしく、変則押しでフラグ判別してサクサク消化するのが一般的でした。

『日本人最初』の有名人タイアップパチスロ

★玉緒でポン (サミー)
日本人で最初の芸能人タイアップ機種は、ご本人もパチンコ好きで有名な中村玉緒さん。こちらはオーソドックスなA400タイプですが、当時はまだ珍しい液晶搭載機。それを使ったクイズ演出など液晶が活躍する場面も多く、新しい機種でした。

そして実は、まだ革新的なことがいくつか。前回のビックからの消化ゲーム数に応じて、次回BIGを揃えた時にセリフが発生するんですが、これが設定据置だとゲーム数のクリアがされないので、タイミングがいいと「設定変更判別」に使うことが出来ました。また、玉緒図柄ビック5回目に発生する、おみくじ演出が設定示唆をしていたりしました。現在、トロフィーなど示唆要素を積極的に取り込むサミー機種は多いですが、この『玉緒でポン』がさきがけかもしれませんね。

上記2機種が有名人タイアップパチスロの「最初」になりますが、以降、続々と登場することになります！ここからは、冒頭の一覧表に沿って紹介していきたいと思います。

『お笑い系有名人』のタイアップパチスロ

★シムケンG (ダイドー・現ビスティ・4号機)
志村けんのバカ殿様をモチーフにした機種。最大獲得771枚という破格の大量獲得。BIG中全て１枚がけで消化して得る756枚(小役ゲーム14枚×30G＋JACゲーム14×24G)に、BIGを揃えたときの払い出し15枚を足して771枚になります。平均獲得は約650枚。ただしもちろん、その分当たりは重く、設定1～設定6で1/496～1/287。順押しでリプレイをこぼす位置もあるので注意(笑)

★ダチョウ倶楽部 (ダイドー・4号機)
プレミアフラグでAT10000Gを搭載。ただしメダルは増えず現状維持程度。爆発力は無いけれど、安心安定の遊技は現在で言う『ハナビ通』の設定Hに通ずるかもしれない。

★おさるの超悟空　(エレコ・4号機)
スーパーBIGとノーマルBIGの2種類のBIGを搭載。配列は『ビーマックス』に酷似。BIG後に突入し35ゲーム以上継続するモンキータイム中にBIGを引くと、666枚獲得できるスーパーBIG。モンキータイムの正確なゲーム数はわからず、保証経過後は背景で推測するしかない。

★TIMという名のパチスロ機 (オリンピア・5号機)
レッドボーナスとゴルゴボーナスを搭載。CZ中に突入リプを引くと100GのRTへ。レッドボーナスのほうがCZ成功の突入リプ確率がいいなど、全体的にゴルゴよりレッドが優遇されており、開発さんの好き嫌いが垣間見られる。

★安田大サーカス (バルテック・5号機)
RT付きボーナスタイプとよくあるやつなのですが、人工知能が履歴から次回ボーナスを予測する(もちろん完全確率)機能が付いており、アツい(と人工知能が判断する)とステージが変わる。もちろん完全確率なわけで、何の役にも立たない。

★電撃ネットワーク (トリビー・5号機)
ボナ後の電撃チャンスというCZでRT抽選とよくあるタイプ。2種の突入リプで電撃タイムとスーパー電撃タイムに振り分け(30Gor100G)られ、終了後にまたCZとループ性がある。

★くりぃむしちゅー (ロデオ・5号機)
448枚獲得のスーパーBIG搭載。緊急事態という特殊リプ契機役10ゲームのプチRTが前兆として発生するが、途中でボーナスいないと気付く緊急事態も発生する。

『アイドル系有名人』のタイアップパチスロ

★安西ひろこの黄金の秘宝X (ミズホ・4号機)
A400タイプのストック機。BIGの1/4で連チャンモードに突入。天井が1500Gだが、到達後はビッグ放出までバケを放出し続け、その後は50%で連チャンモードへ移行と、恩恵は強力。

★シンドバッドアドベンチャーは榎本加奈子でどうですか　(エレコ・4号機)
有名人タイアップ機種といえば？という質問に必ず名前が挙がるであろう人気機種。通称「エノカナ」。平均600枚越え、マックス711枚のBIGが、1G連を絡めながら連打する。シンドバッドゾーンというCZの自力感とループ性による爆発力が人気の理由でもありました。余談ですが、昨今の「なろう系ラノベ」によく見られる風の機種名は、パチスロ開発者さんの恐るべき未来視を改めて感じさせます。

★小野真弓のかわいい日本昔話 (オーイズミ・5号機)
オーイズミ最初の5号機。RTなどは無く、純粋にボーナスで出玉を増やす。ビッグ・ミドル・レギュラーと3種あり、詳しい説明は省きますがミドル中はレギュラーの抽選もしている。『ひぐらしのなく頃に』や『1000ちゃん』へと繋がっていくオーイズミの開発力は光ります。

★モーニング娘。 (ビスティ・5号機)
RT搭載のよくあるタイプ。パチンコとセット。ハロープロジェクトが流行っていた時期ですね。余談ですが、私は松浦亜弥が好きだったし、ソニンの「カレーライスの女」のジャケ写が好きでした、ハロプロではないけど←

★AKB48　(京楽・5号機)
AKB48人気絶頂期にパチスロに登場。ほぼ主要メンバーを集めた「チームサプライズ」を結成する力の入れっぷり。パチンコに引き続きパチスロもヒットしました。サプライズリセットという、打ち手が任意でG数をリセットできる機能を搭載。ゲーム数解除がメインで128G以内にゲーム数当選する比率も高いので、天井を捨てるかでプレイヤーを悩ませた。ART中は通常時とは別テーブルでボーナス解除なので、レア役から自力引きしないとなかなか遠い。しかしART中のボーナスから特化ゾーンに入ると上乗せ優遇され、大量ゲーム数上乗せ契機のヘビロテフリーズも引きやすくなります。ちなみに私の推しメンは、ゆいはんです。

★バビロン with 桜丘ショコラ (タイヨー・5号機)
シンプルなノーマル機。意外に、と言うと失礼ですが、硬派なリーチ目マシンといっても問題ないと思います。

★恵比寿マスカッツ (エキサイト・5号機)
セクシー系機種のベル図柄がバナナなのは『美麗』などを見てもお約束。本機はARTの継続システムが特殊。［差枚管理≺ゲーム数管理≺ナビ回数管理］とパワーアップしていき、例えば残100枚の差枚管理保持時に1段階上がると残100ゲーム。さらに上がるとナビ100回となるので、スカッと一気の出玉も見込めます。

『格闘技系有名人』のタイアップパチスロ

★アントニオ猪木という名のパチスロ機 (オリンピア・4号機)
現在もシリーズが出ることになる人気機種。JACゲームラスト3ゲームの6択当てが一番のアツくなるポイント。「行くぞー！」と現れては転び続ける猪木がなんともシュールですが、本人のキャラクターもあって多数のコミカルな演出も魅力だったかも。

★K-1レバンナ (エレコ・4号機)
当時、大晦日にイベントがテレビ放映されるなど、大流行していたK-1からも人気ファイターだったジェロムレバンナがタイアップ。K-1のスポンサーに系列メーカーのアルゼがいたことも影響しているかな。AT機で、揃えるBIG図柄でAT突入率と継続率が異なり、プレイヤーがチョイス可能という新しい形。初代『ガールズ&パンツァー』のサバイバルウォー(同じくATの突入率と継続率を任意で選べるCZ)のように、選択できるのは良いですね。

★ビーストサップ (エレコ・4号機)　
こちらもK-1から。本人のキャラクターで、むしろバラエティーでお茶の間の人気者だったボブサップのタイアップのストック機。放出契機が複数種ありましたが、メインとなるのはサップゲームという約30ゲーム継続するCZ。この間ボーナス放出率が10倍に跳ね上がり、CZ自体もループする。このループ中の放出で出玉を一気に稼ぐのが特徴で、ループ率はCZ成功で75%。仮に失敗でも50%でループする。

★ガッツだ‼ 森の石松 (エレコ・4号機)　
現役時代、森の石松に扮して入場していたことがタイアップに繋がります。ストック機で、石松タイムというボーナス放出100％のモードがあり(前兆最大50G)ボーナス後25％で突入し以降75％で継続。これとは別に高確率状態も搭載しており、こちらはチェリー契機で突入するガッツゲームというCZから突入し、約10ゲーム継続するなかで約1/2でボーナス放出をさせる、ほぼ確状況となる。

★闘神雷電花田勝　(エレコ・4号機)
若貴ブームを起こした、お兄ちゃんこと花田勝(若乃花)が主役。獲得枚数600枚・400枚の2種のBIGを搭載したAタイプ。BIG後は100ゲームのCZに突入し、そこでのBIGは必ず600枚獲得の横綱BIGになるので、連チャンの破壊力が高い。

★アイアムコニシキ (オリンピア・5号機)
元大関、小錦タイアップ。150GのARTがあり、ART中のボーナスにはARTが付いてくるので、一度ARTに入ると設定１でも1/100を切る合算だからループ率が高い。ART名称は巨大化モードなのですが、すでに巨大だろというのは野暮。ちなみにめっちゃでかくなります。

★サクスロ (ラスター・5号機)
格闘家の桜庭和志タイアップ。416枚獲得できるBIGと、サクゾーンという100ゲームRT突入契機の獲得枚数の少ないボーナスがある。パンク役回避で延命させるパターンだがパンク役が複数あり、変則押しの停止形で、フラグ判別をしたうえで回避箇所を打ち分ける必要がある謎イジワル仕様。

★革命戦士長州力 (トリビー・5号機)
RTは無く、重複メインのよくあるタイプ。全小役で重複の可能性があるのは嬉しい。BIG確率は設定5が一番高い。プロレスファンとして恥ずかしながら存在を知りませんでした。ちなみに、長州小力も登場するそうです。

★力道山 (サミー・5号機)
こちらはRT搭載で、ボーナス後にCZがつくタイプ。RTはほぼ次回ボーナスまで継続するのでぜひ突入させたいところ。……しかし、力道山モチーフは、機種作る素材足りていたんでしょうか……パネルにもなっている写真しか私は知りません(笑)

★アニマル浜口のパチスロは気合ダァ‼ (オリンピア・5号機)
ボーナス合算が全設定で1/222.2。BIG比率が高いのが高設定で、REG比率が高いのが低設定。RTに50%でループ性がある。

『アーティスト系有名人』のタイアップパチスロ

★爆風 (オリンピア・4号機)
爆風スランプのメンバー、サンプラザ中野とのタイアップ機。パチンコ風に搭載された、デジタルメーターというもので数字が揃うとボーナス確定。奇数なら次回当たり確定。継続率も50％。そう、つまりはパチンコ確変機。技術介入性も低く、目押し要らずでビッグ504枚獲得可能。

★ザ・ブルーハーツ (銀座・5号機)
ボーナス後にART突入をかけたCZが存在する。通常時低確高確の概念があり、高確の状態でボーナスを引くと、そのあとARTに入りやすい。

★KODA KUMI PACHISLOT LIVE IN HALL (SANKYO・5号機)
当時~~まだ炎上前~~エロカッコイイで人気だった倖田來未タイアップ。RT搭載のよくあるタイプの機種で、パチンコのヒットから版権利用と思われます。

★X JAPAN 強行突破　(SANKYO・5号機)
40G1セットのARTがあり、セットストックとゲーム数乗せがあるタイプ。A＋ART機ですね。BIG中に紅チャンスというものが発生するとARTチャンス。ART名称が「無敵な夜」というのがなんだかじわります。ただし、なぜ図柄を「X」の形で揃えさせてくれなかったのかは解せません。

★ザ・ドゥーナッツのトンdeピース (ラスター・5号機)
まず、ザ・ドゥーナッツって誰？という疑問は置いといて、個人的に調べていて一番打ちたくなった機種。ボーナスが軽めでRT付きまでは珍しくはないのですが、RTがかなり特殊。500Gという長さもですが、まず突入契機のCZがボーナスに付随せず周期180Gで出てきます。そして、RT中ボーナスが成立してもRTが終わりません。ボーナス消化ゲーム分、残RTも減りますが、残ったゲーム数分はボーナス後に消化できるという仕様。RTは500Gなので夢がある。180Gに一回必ずGODチャンスがある『ゆるせぽね』というイメージ。

『演歌・歌謡曲系有名人』のタイアップパチスロ

★お見事！サブちゃん (オリンピア・4号機)　
国民的演歌歌手、北島三郎タイアップ。Bタイプのストック機。サブロウチャンスという放出契機のCZからボーナス連打で出玉の祭りを！という機種。残念ながらおそらく北島三郎ファンであろう層には、ストック機の概念が浸透しきらずに若者が打っていた印象。

★ヒデキに夢中(オリンピア・4号機)　
型式名は「ビービージャック」となっており、推測でしかありませんが開発初期は西城秀樹タイアップではなかったのでは、と……こちらもファン層とユーザー層がうまくマッチングしなかった印象です。

★氷川きよし劇場 (バルテック・5号機)
こちらはボーナスのみの純粋なノーマル機。ただし、ファンの多くは年配の女性が多いと思われるので、ジャグファン層が多少打っていたかな程度の印象。

★中森明菜スロット伝説 (Daiichi・5号機)
RT搭載のよくあるタイプ。次回BIGまで継続するRTもあります。倖田來未と同じパターンで、パチンコからですね。

★ミュージックボックス五木ひろし (JPS・5号機)
ボーナス後100G点灯するが意味のない黄昏ランプと、ボーナス後10Gのチャンスゾーンがあるが、こちらもプレミア映像が見られるだけで出玉には関係がない。REGの技術介入が異様に高く、ターゲットがどこにあるのか、謎の機種。

★リンダの狙いうち (IGT・5号機)
IGTから、エルビス・マリリンと来ての山本リンダ。確かに外人っぽい雰囲気はありますが。RTのネーミングが「うららタイム」で、調べていてちょっとツボりました。

★美川さそり座のサラリーマン (オーイズミ・5号機)
完走型RT搭載。ビッグ・ミドル・レギュラーの3種。ビッグ・ミドルにRTが付きます。完走型で、RT途中でボナを揃えたら終わってしまうので、それを回避しつつ消化。なお、なぜ美川憲一がサラリーマンなのかは永遠の謎です。

『海外有名人』のタイアップパチスロ

★ブルースリーX (アビリット・4号機)
アビリットは、raraさんの名機追想コラムに登場した変態メーカー(raraさん談)ですが、これはオーソドックスなA400タイプで、なんなら硬派なリーチ目マシン。

★ブルースリーC (藤商事・5号機)
上記ブルースリーとは別機種。ボーナス後のCZでRT抽選する、よくあるタイプ。通常時も重複があり、一撃チェリーというフラグが50%。一撃龍というフラグが25%で重複する(一撃とは)。オカイさん曰く「ヤベー台」。怖くて内容は聞けなかったので、興味あるかたはオカイさんまでどうぞ(笑)

★マリリン (IGT・4号機)　
マリリンモンローをモチーフとした、上記同社のエルビスと同じBタイプ。こちらはストック機。消化手順も技術介入もほぼなしで約500枚獲得可能。レバーや停止でマリリンボイス演出頻発がするとストック放出前兆なのですが、打っててちょっと恥ずかしい。

★ロックユークイーン (アルゼ・5号機)　
大ヒットした映画「ボヘミアンラプソディー」より10年以上前に登場した、クイーンとのタイアップ機。3リール9コマを埋め尽くす図柄は必見。1/1800のクイーンビッグ後には1000ゲームのRTに突入する。通常時にも特殊役で突入があるが、いずれにしても薄い。ノーマルビッグにはRTはない。CZもない。クイーンビッグ引けない。勝ったことない(ぐらん談)

★BON JOVI (北電子・5号機)
GOGOランプの代わりにボンジョビランプ搭載。液晶でデフォルメされたメンバーが演出で登場。ジャグラーと違って非完全告知。

『その他有名人』のタイアップパチスロ

★梅松ダイナマイトウェーブ (ロデオ・4号機)　
梅宮辰夫・松方弘樹という大物俳優2人とタイアップ。簡単手順による毎回711枚獲得のBIG。高確率演出があるが、実際は前兆演出で確率が上がっているわけではない。──ん？なんか聞いたことあるな……ストック放出はモード管理で、天国モードに移行すれば35G以内に放出。あ、天国ゲーム解除天井は~~『吉宗』より~~早い！ ←

★竹中直人のパチスロ太閤記 (ラスター・5号機)
ミドルボーナス後にRT最大100Gが付きますが、突入はそこからだけ。パンクを回避しつつ次ボーナスを目指します。大河ドラマきっかけの機種ですね。

★Dance☆Man (アリストクラート・5号機)
モーニング娘。の振り付けで有名になったダンスマンもパチスロに登場。アンコールタイムとダンスライブという2種のART搭載。アンコールタイムはボーナス後に突入するが、パンク役である3種あるチェリーを回避するナビがでない。ダンスライブはこのナビがでるので、ナビ回数分は延命が可。突入はビッグ中の抽選か、アンコールタイム中の抽選。

★デジタル所さん (Daiichi・5号機)
メーカー初の5号機。TV番組からのタイアップ。赤同色・青同色・両異色の4種のうち、赤頭にのみRTが付く。パンク役があるタイプで延命が必要。

★ミスターマリック (ベルコ・5号機)
1セット200ゲームで純増1.6枚という強力なARTがウリ。しかも、これが次回ボーナスまで続く「超魔術タイム」なるARTも存在。ボーナス後のCZマリックチャンスからが契機だが、250G周期でも必ずマリックチャンスに突入するのでボーナスが引けなくてもチャンスはある。

タイアップパチスロを調べてみて思ったこと。

個人的な見解ですが、当時の業界は、最盛期には30兆円を超える市場規模(現在は約20兆円)を持った超巨大産業。当然、新規参入メーカーも多数ありました。そして、AT機の登場により、技術介入ノーマルAタイプで大きなシェアを築いていたアルゼ(現ユニバーサル)が、『北斗の拳』や『獣王』を擁するサミーなど、他メーカーに押され始めた時代でした。

こうした背景から、一般的な知名度の高い「有名人」を起用した機種で、ホール導入や稼働を狙う、というのは確実にあったのではないかなと私は思います。エレコ(ユニバーサル系列)からのタイアップ機はホントに多いし、他タイアップ機も~~今はもういないメーカー~~これから市場拡大を目指すというメーカーが多かった──

とまぁ、堅苦しい考察はともかく、上記機種達の話をスロ友達と酒でも飲みながら語り合ったらめっちゃ楽しいだろうなぁと思いました！実際、先日焼き鳥屋のカウンターでエノカナの話をしたり、「竹中直人のパチスロって知ってた？」などと話していたところ、焼き鳥焼いてたお兄さんも「エノカナ面白かったっすよね！だいたいサップっすけどね！ごめんなさい聞いてて、うずうずしちゃって(笑)」と会話に混ざることに(笑)

今回はオジサンらしく、昔話とトリビアっぽい話になってしまいましたが、このコラムがどこかのスロ好き達の酒の席で役に立つことを祈ります。

※なお、本文中の画像は全て【777 by パチ7】のパチスロ図鑑より拝借しています。画質や権利関係はそちらに依存します。こちらのサイト、最新機種から珍古代まで網羅されていますので、興味ある方はこちらもぜひ。https://777pachiseven.jp/pachislot/