10年以上続いた文化『ボーナス+ART』の寿命間近！　設置期限延長による最後の機会に『輪るピングドラム』を打って欲しい！

rara rara パチ7自由帳・匠

祝！　5号機設置期限延長！

新型コロナの影響で、全世界的にあらゆる意味で激動の1年な今年ですが、パチスロ界にも激震！　異例中の異例である『遊技機設置期限の延長』が認められました！

いわゆる高射幸性機に関しては除外されていますし、高射幸性機以外も少しずつ比率を下げていかなければならないので、いつまでも置きたい放題という事にはなりませんが何にせよ朗報。なんせ、5号機の設置期限が伸びるということは、僕が大好きでみなさんも大好きな（決めつけ）『A+ARTの寿命も伸びる』ということに他ならないのですから！

6号機でA+ARTが出せない理由を書くとめちゃくちゃ長くなってしまうので割愛しますが、とにかくボーナスという存在に厳しいのが6号機規定。超高純増のAT機よりBIGで250枚出るノーマル機の方が通しにくいという現実があります。その上、ARTまでつけるなど言語道断。そんなんやったら基本的に通らなくなってしまいます。一応1000ちゃんがありますが、現時点ではあの台が臨界点であり、追随する台は出しにくいと思われます。仕方ないんだけどボーナス中の増え方しょっぱいし。　

と、なるとですよ。今のうちに思う存分堪能しておくべきなんです。5号機15年の歴史の中で脈々と受け継がれていった『A+ARTという文化』を！

という事で、これを機に自分が大好きで設置期限の延長もされるA+ART機を布教致します。それが……。

北電子より2017年発売の『輪るピングドラム』です。パチスロに求める要素って人それぞれあると思うんですけど、この台には僕がA+ARTに求める3つの要素がずっぽし入っています。

1.ボーナス確率が軽いこと！　
折角ボーナスを搭載していても、引ける気がする確率じゃないとやる気を奮い立たせにくいものです。ピングドラムの合算は、設定1で1/180。ノーマル機だとちょいとばかし敬遠したくなる確率ではありますが、A+ARTの中ではかなり軽い部類と言えるでしょう。実際、北電子の怪しい乱数も相まって調子が良いときは軽快にボーナスを叩き込めます。(オカルト)

2.ボーナスが出玉設計面で大きな役割を持っていること！
ボーナスって、枚数の多いレア小役みたいな扱いにしちゃいけない存在だと思うんです。時代遅れな考えかもしれませんが、僕はボーナスに主役であって欲しい。その主役が引けていれば、結果的にARTも伸びてくれるって台が好きなんです。ここに関して、ピングドラムの設計はもう圧倒的です。超ボーナス依存型。

基本的には『北斗転生ライクの玉集め台（リンゴを集めて、リンゴの数だけ継続抽選）』なのですが、そのART性能が異端。　

ボーナスを引けなければ、純増が下がって、1セットのゲーム数が減って、玉が溜まりにくくなって、玉一個の継続期待値さえ下がった『北斗転生』ってな塩梅なのです！　

自分で書いててあまりの魅力無しっぷりに驚いてしまいましたが、裏を返せばボーナスさえ引けばどうとでもなる設計という事でもあります。ついでに、通常時も基本的に絆リスペクトのボーナススルー回数天井タイプなのでボーナスを引かなきゃ始まりません。そのゲーム性なら1/180って重くないかとか言わないで！　胸の一番奥にしまっといて！

3.ボーナスを引くタイミングが重要なこと！
思うに、ボーナス最大の魅力っていつでも一定の抽選がされていて、引いたら即出てくるところにあると思うんですよ。何を当たり前の事言ってんだってお思いかもしれませんが、今やその『当たり前』が搭載されている台が滅多に無い、という事実。高確だの前兆だのゾーンだのが一切ないボーナスという存在の尊さは、日に日に増していくばかりです。そして、常に同じ確率だからこそ引いて嬉しいタイミングが欲しいんです。引くべきタイミングでボーナス成立を確信した瞬間の快感は、他ジャンルでそうそう味わえるもんじゃない。

個人的にピングドラムが一番優れているのがここで、なんと『ART中にボーナスを引くだけで問答無用で特化ゾーン（デスティニータイム）に突入』することなのです！

至高の特化ゾーン、ディスティニータイム

この玉集め（リンゴ集め）特化ゾーン『デスティニータイム』は、ART初当り時とART中のボーナス成立後に必ず突入する特化ゾーン。

【デスティニータイムとは】
パチンコのSTに似たゲーム性を持ち、ベルやレア役を引けばゲーム数が7Gに再セットされ、7G連続でリプレイを引かない限りデスティニータイムは終了しない。タイミングよくベルやレア役を上手く引けば、リンゴの大量上乗せが期待できる。その継続率は驚愕の92％！最近話題の源さん超韋駄天とほぼ同等！　(意味無し比較)

まあ、源さんと違って継続の度に増えるのは6枚だし、それをパチンコに換算してしまうと30玉にしかならないんですが、打ってる間は全く気になりません。何故なら、続けば続くほどリンゴも上乗せしてくれるから！

▲継続する度に左端のロケットが上昇。最上段到達でリンゴを上乗せ！

この高継続×継続するほど恩恵が上がるシステムの素晴らしさったらもう。1回1回の継続はショボかろうとも、何度も続く度に気がつけば枚数がモリモリ増えて、一度の継続チャレンジもやってないのに、リンゴがガシガシ増えていくんです。高まるこの後どうなっちゃうんだろう感。その上、ベルを引けば良いだけと言う自力感も相まって、とにかく中毒性が高いんです。1回30連ぐらいしたらもうデスティニータイムの事しか考えられなくなってしまうほど楽しい！　僕は幸か不幸か初打ちの初デスティニータイムが35連でした。バッチリ洗脳されて一時期はピングドラムしか打たなかったほどです。

という事で『デスティ二ータイムこそがピングドラムの見せ場である』と言い切っていいしょう。そして、そのデスティニータイム。ART初当り時以外にも、『ART中のボーナス成立時に必ず突入』するんです。まさにボーナスこそが本当の主役……！

このシステムのお陰で、ボーナスを確信した瞬間の気持ちよさが、ズバ抜けてるんです。必ずデスティニータイムに入るという安心感と、自力型の特化ゾーンに対する期待と不安が入り混じって、珍しいタイプの脳汁が噴出する。そんな激アツフラグが、1/180なんです。正直、スルー回数天井式のボーナスとしては重い数字です。ですが『特化ゾーンが確約される激アツフラグとしてはめちゃくちゃ軽い』と思いませんか？　

実際の所、デスティニータイムが終わった瞬間にボーナスを引いて、デスティニーへ戻って……という理想のループで、デスティニータイムにだけ滞在してればリンゴは減らないから一撃万枚出ちゃいますしね！　(歴史的皮算用)

こう聞くと打ってみたくなって来ませんか？僕はなってきました。ので打ってきました。人これをマッチポンプと言う。　

貴重な設置店でいざ実践！

という訳で唐突ですがデスティ二ータイム突入です。ここまで紆余曲折ありましたが全て省略。ピングドラムの真髄はここから！　さあベルを願ってレバーオン！

▲中押し中段ベルは一確！

▲いきなり38連！

素晴らしい。これぞピングドラムの醍醐味って奴です。最終的には38連！　ベル引く度にニヤニヤしている間にメダルは200枚以上増え、リンゴも6個増えています。大量上乗せ確定の金林檎が見えてるのが悔しいですが、実はディスティニータイムに入る前のボーナスでも7個上乗せしていたのでトータル13個！　十分な結果と言えます。

……が！　13個程度で安心してはなりません。残念ながらこの台のART性能はまっこと雑魚。さっき書いた、純増が下がって、1セットのゲーム数が減って、玉が溜まりにくくなって、玉一個の継続期待値さえ下がった『北斗転生』という表現に一切の誇張はありません。この程度のリンゴでは座して死を待つのみ。

その運命から逃れる為には、己の手で1/180を引くしか無いのです。叩きどころの特化ゾーンが終わると同時に特化ゾーンへ入れる為の叩きどころが来る、休憩所の無いゲーム性に感謝しつつレバーオン！

はい来た！　ART1セット目で本機最強レア小役の強ベル先生です！　かなり重いレア小役ですが、ボーナス無しなら大した恩恵は無し。大事なのはボーナスを引っ張ってきているかのみ！　どうだ！？

Yes！　北電子液晶機伝統のジャグプレミアYes！　これにてめでたく『ボーナス+デスティ二ータイム+ART1G目に巻き戻し』が確定。ここに至るまでの紆余曲折の全てが報われる至福の瞬間！
　

　

とはしゃいだ割に微妙な結果。でもこの安定感のなさ具合がデスティ二ータイムの愛おしさ。伸びるかどうかは自分次第だから楽しいんです。

それに1回の継続チャレンジすらやらずに玉18個＋出玉400枚超えですよ。ちょっとボーナス良い方に偏らせただけでコレもんです。あまりにも楽しすぎる。

そしてちょっとボーナス引けなかっただけでコレもんです。あまりにも素のARTがショボ過ぎる。17個ごとき砂上の楼閣よ。ボーナス引けなかった僕が全面的に悪い。ピングドラムは悪くない。(盲信)

……という事で、大満足の実戦でした。 ART中にレア小役を引いて、次Gで押し順ナビが出ず緊張。確定してニッコリ。という王道のパターンはやはり良いものですし、その流れが超絶面白い特化ゾーンに直結しているこの台は、A＋ARTの醍醐味を最高に味わえる一台だと改めて確信した次第です。そして、この醍醐味を味わえるのも5号機が残っている今のうちの事。設置期限が延長になり、まだかろうじて設置が残っているこのタイミングで是非ピングドラムを打ってみて下さい！

それでは！

【紆余曲折の詳細】
今回の実戦で4000枚ほど負けました。紆余曲折の一言で済ませた部分にART間1200ハマりからの40枚終了があって、そこからさらにART間1400ハマったのがちょっと痛かった。でも僕は記事で触れたように醍醐味の部分を味わえたので満足しています。それぐらい面白いって事なんで、騙されたと思って、何卒。