初老物語

おにぎり、カタギリ、千人斬り！
ツカミのギャクで、大スベリ！！
どうも、オダギリジョー（職業：サトラレ）でございまーす。

……さて、
今回は広瀬すずの主演映画『チアダン』の公開初日の裏側でひっそり開催された、
アラフォー限定の連れ打ち＠吉祥寺のレポートをピザーラ気分でお届けいたしまーす。

ちなみに『アラフォー連れ打ち」とは何か？
その質問にキスより簡単にお答えしますと、尿酸値が高めの中年男子、そして『ときめきトゥナイト』にハマッていた中年女子がパチンコやパチスロ、そして飲み会を楽しむパリピイベントです。
パリピって、何だか亀田製菓の新商品みたいで素敵ですよね。

では、ここからは当日の模様を書いていきまーす。

ぶーん、ぶーん、
パチ７！！　　←ゆうこりんのＣＭ感覚で読みましょうね


【開店前のあれこれ】

広瀬すずを広瀬哲朗（元・日ハム）の娘と勘違いしていそうな中年達との連れ打ち。
話が合わなかったら10年前の沢尻エリカみたいなテンションで一日を過ごしてやろう、
みたいなことを中央線の車内で考えながら吉祥寺に到着したのが午前8時ごろ。
そのまま現場へ到着するも、関係者どころか先客すらゼロ。

1982年創業、ベルファン吉祥寺店前にて。
店そのものもアラフォーです。

写真集が一冊も売れなかった地下アイドルのようにションボリつっ立っていると、
しばらくして今回の企画立案者である『ゆうジン』氏が来日。
それを皮切りに、今回の参加者の皆様がリビングデッドのような足取りで続々と到着。

全員集合後、吉祥寺のド真ん中で、公開処刑のような自己紹介タイム。
初めて打った機種やら、職業、病歴、逮捕歴等を見栄を張りつつ告白し、
「今日は何を打つんですか、ああバーサスですかやっぱりね」とか、
「いつもは何を打つんですか、ああバーサスですかやっぱりね」といった感じのトークを、
アラフォー特有のドロリとした目つきでやりとりするオジさん達。

その後、近所のファーストキッチンで開店までの時間潰し。
私が大好きな『ホットピーチティー』を注文したところ、
編集長から「アラフォーのクセに、そんなモン飲むんじゃねぇよっ！！」という、
アフリカの子供たちの涙を裏切るかのような、恐るべき罵声が飛んでまいりました。

ダメか、ダメなのか？
中年のピーチティー……。


【午前10時・いざ開店】
開店前は皆を油断させるために町内会のお調子者みたいな感じでニコニコしていた私も、
店内に突入した瞬間、バトル・ロワイヤルにおける藤原竜也に豹変。
「全員パチスロコーナーで爆散しろ、俺だけはパチンコで25Kゲットする」
そう呟きながらフィーバークィーンⅡのライトミドルに着席。

この25Kという目標値。
実は40歳の平均年収を勤務日数で割った金額だそうで、
今回の連れ打ちの『ミッション』のひとつでもあったのです。
25K以上のプラス収支であれば賞品が貰えるということでね、
私、キッチリ万発狙って『ダンナくん湯呑み』をゲットするのに必死だったのです。

ダンナくん、好き……！　　←突然、ゲイのような表情で告白



【連れ打ちバトル・前半戦】

私のヤル気スイッチをプッシュしてくれそうなエヴァ11に座るものの、初号機は完全に沈黙。
アッと言う間に投資は30Ｋ、やっぱり広瀬の映画を観に行ったほうが良かったかな……。


「500円で出る台は無ぇが～！？　露出癖のあるコーヒーレディは居ねぇが～！？」

ナマハゲ気分で店内を徘徊していたところ『フィーバークィーンⅡ』のライトミドルの空き台、
そのデータランプが目に止まりました。
前日の大当りは何と、オール単発もしくは2連という、ハンマー待ったなしの悲惨な履歴。
私の中のオカルティーヌが、マンパチーノチャンスだと叫んでいます。
そして着席後のわずか数回転、サックリーヌが大当りを運んできたのです。
ホントに500円で出た、この大当りはピノコーヌさんに捧げたい……。

しかしながら本日も単発もしくは2連の呪縛（←藤商事っぽい熟語）から逃れられず、
なんとか16ラウンド2連チャンをカマしてドル箱3箱になったところで前半戦終了。

私の祖母も天国（もしくは地獄）でローラのモノマネをしながら、
「とりあえずオッケー！」と叫んでいることでしょう。


【お昼ごはん】
焼き鳥丼を食べました。
クランキーコンテストやアレックスのことを考えながら食べました。

デレンデレンデレンデレンデンデデ、デレンデレンデレンデンレレ、
デデンデデンデデンデデンデンデデ、デデンデデンデデンデンデデ……
（↑グランシエルのＢＢ中メロディーを脳内再生してお読みください）


【後半戦】
食事から戻ると、オカルティーヌが遂に本領を発揮。
怒涛の11連+3連チャンでマンパチーノ炸裂、みごとな逆転勝利でございました。

さて、勝利の美酒を味わいますか……！


【今回の参加者紹介＆飲み会の模様】

・ゆうジンさん
今回のイベントの主催者。　パチ＆スロを渡りあるいてのプラス収支、さすがです。　
改めて、この場を借りて御礼もうしあげます。
サンキュー！！

・ＣＲ岡本物語さん
ゆうジンさんのお友達。　が、私は最初『CR岡本太郎』さんだと勘違いしておりまして、
「やっぱり芸術は爆発だ全回転とか、太陽の塔SPリーチって考えましたか？」という、
トンチンカンな質問を危うくぶつけそうになっておりました。
細かな立ち回りで勝利を掴んでいらっしゃいました、ナイス！

・uskさん
嫌がる『おぎやはぎ』の小木さんを顔だけ出してムリヤリ砂場に埋めて、
毒を抜いた後のような顔をした男性。
残念ながら負けてしまったようです。

・カメキチさん
愛を知る県、略して愛知県からやってきた私と同い年の男性。
常に笑顔を絶やさない紳士的な人のように見えるのですが、
私には浦沢直樹の描くサイコパスのように感じられました。
たぶん、笑いながら拳銃の引き鉄に指をかけられるタイプだと思う……。

・ふかちなまさん
組織の重大な秘密を知ってしまったため、地下施設に監禁されていた教授。
そんな感じの謎めいたルックスが印象的な方。
カメキチさんと同じく愛知からの参戦ですが、パチ7には愛知県民を狂わせる何らかの要素があるのでしょうか？
「右と左、どっちの乳首が感じますか」という質問をしたら告訴されそうだったのでヤメました。


・薬師寺モロザワさん
元・バンタム級王者が全裸で襲ってきそうなお名前は事前に知っていましたので、
「コラ、おっさん、早よ出玉よこさんかい、2箱！」みたいなことを言われるんじゃないだろうか、
ああ嫌だな～、怖いな怖いな～と思っていたのですが実物は何と女性！
初めて打ったパチンコが初代エヴァということなので、良い人に間違いない。

二次会でモロザワさんに描いて頂いた『カタギリ天膳』。
また死んでおられるぞ！


・松田つーちゃん
作詞家としての才能を完全に失った秋元康のようなルックスのアラフォー。
「9万円、持ってきました」というセリフを吐いた瞬間、彼の大負けを全員が予想。
事実、77Kをロストするというアバンギャルドな立ち回りを披露し、
編集長から『ポンコツ』の称号を与えられた男。
マラソンの給水地点みたいに、ガブガブ酒を呑んでいたのが印象的でした。

・マスク・オブ・ジ・ワイルド氏（途中参加）
見た目は新興宗教の教祖、心はムツゴロウさんというポッチャリ系ヒゲメガネ。
もし私がフィリピン人女性だったら、彼に逆プロポーズを炸裂させていたと思う。
ワイルドサン、ワタシ、モウ、オカネナイヨ～！！


・右キモさん（途中参加）
ゆで玉子を1日に13個ぐらい食べてそうなイメージの不思議な男性。
私の肩をトントンと叩いた直後、私の打っていたフィーバークィーンⅡを指さしながら、
「ちょうどいいですね」
という、青カットインみたいなセリフを吐いたのがその日、最初で最後の会話でした。
「ちょうどいい」のはクィーンのスペックなのか？　それとも私がライトミドルを打つことなのか？
その答えは、風に吹かれている……


・ダンナくん（途中参加）
悲しそうな目をしながら笑顔を浮かべる、ご存じ脱サラ漫画家。
私がエヴァ11で金扉をハズして茫然としているタイミングで、
「カタギリさんっ、コレ見てくださいよっ！！」
と言いながら差し出したスマホの画面には、プチボ中の赤カットイン画面が……！
また、私とほとんど年齢が変わらないにも関わらず、
「えーっ！！　ダンナくんって見た目、若いですよねっ！？」
という声をしょっちゅう聞かされているので、カタギリさんはサイレントジェラシーの嵐。

・ボラスくん（途中参加）
私にリアルゴールドをおごってくれた好青年。
どうか、君がアラフォーになっても忘れないで、その優しさをっ！！


・パチ7編集長
「ヌヘヘヘヘヘッ！！」という独特な笑い声でおなじみ、
人間の根底にある優しさを失った渡部篤郎のような素顔を持つアラフォー男子。
読者を甘やかしたり気を遣ったりしない、というドＳな性格のため、
マゾ奴隷を自称するアナタは、まずはツイッターをフォローしてあげましょう。


・カタギリちゃん（筆者）
今回の連れ打ち会場であるベルファンに10年ぐらい前から通っているオジさん。
3万以上ヤラれると浮遊霊のように店内をウロウロし始め、
5万以上ヤラれると地縛霊のような表情で休憩スペースにうずくまり、
7万以上ヤラれると宇宙との交信を開始する電波系ユーザー。
好きな飲み物は、ネクター。


参加者はこんな感じッスね。
飲み会では連れ打ちの結果報告や、歴代の名機ナンバーワン決定アンケートが行われたりと、
とにかく楽しかったのはトモダチナラ、アタリマエ。　←アラフォーギャグ

『レゲエパンチ』、桃の風味が中年の心を癒す。


【まとめ】
今回は初対面の人が多かったので開始当初は少し不安でしたが、
やはり同年代＆共通の趣味を持つ者同士、スグに打ちとけるものですねぇ。
普段の連れ打ちだと、若い人達の会話の輪に飛び込めないトゥーシャイシャイボーイな私も、
今回のような同窓会みたいなノリの雰囲気に助けれらた感がありました。
念願のダンナくん湯呑みもゲットできたので、言うことナシですね。

あと、
私は桃の味がする飲み物が好きだということに気付けて良かったです。
はいっ、
どうでもいいっ！！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～おしまい～

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