パチンコ・パチスロ情報サイト パチ7!
最新のホール情報は下記より!

  1. パチセブントップ
  2. コミュニティ
  3. パチ7自由帳トップ|ブログコミュニティ
  4. コラム(ブログ)詳細

【長編パチ小説】 【第6話】 タイトル未定

★フリーテーマ | コラム

【長編パチ小説】 【第6話】 タイトル未定

プロフィール画像
芥川パチ之助さん
初めまして!念願のパチンコを題材にした小説を投稿さえて頂きます。感想その他お待ちしています! ※中の人の詮索は絶対におやめ下しあ※
投稿日:2016/05/23 14:56







「どうか・・・しましたか?」






不思議そうな顔で話しかけられた。そりゃそうだ、こんな時普通の大人だったら、現れた子供に対して反応を持つ。すっかり大きくなったんですねとか文字通りお茶を濁すような反応をして当然だ。



だがそれどころでは無い、俺の目の前にはアレックスがいるんだ。いいか?アレックスだぞ?あの時代に生まれた事がある種悲劇ともいえる黄金の鳥。俺たちにとっての一つの完成品。しかし話題の中心になることはない。そんな不遇の名機が目の前に急に現れたんだ。











「いや、、アレックスが・・」








なんて事を言ってしまったのだろう。男とは、詰まるところパチスロ好きなんて馬鹿野郎はこうゆう所でボロを出す。口説きに口説いて念願のホテルに惚れた女を連れ込んだ時、たまたま部屋に設置してあった大花火がリーチ目を出して放置されていた。


ガセ目だろ?3枚がけじゃないんだろ? でも、回したい。そして集中出来ない口説きに口説いたソレが邪魔に見える。心変わりなんて一瞬なのだ。思いが深ければ深いほど。











「あぁ、シン君も、たまにやってますよ」







今その話が必要ですか?と言いたげな表情だった。でも俺には必要だった。あいつはまだアレックスを打っている。俺にはそれで十分だ。





「少し見させて貰っていいですか?」





半ば強引にアレックスに近づいた。綺麗にしてある。台鍵が下皿に置いてあった。少しのメダルも一緒に。そして出目を見て気づく。











ボーナスが成立してる。








奥さんが子供と一緒に近づいてきてこう教えてくれた。




「たまにやってるんですよね、7が揃うまで。だからいっつも7が揃った状態で止めてあるんですけど、そういえば・・・いつも揃ってる7が揃ってないですね。」





少しやっていいですか?




どうぞと言われる前には台鍵を差して開けていた。電源を入れ扉を閉めて、メダルを持つ。








1枚がけ、ド真ん中の鳥。そこにボーナスがいる確実な合図。そのまま右リール上段にBAR図柄を狙う、停止する、BIGであることを教えてくれる。そして左リールの中段に鳥、無駄なく、綺麗な、準備目。




揃えてしまってもよかったんだが、いつもは7が揃うまでやるシンが、揃えていない7を揃える事に抵抗があった。シン、なんで揃えてないんだ?こんなに綺麗な出目を出しておいて。










なんとなく気まずくなって、ありがとうございましたと台の鍵を手にし電源を落とそうとした。そして気づく、ホッパーの中に入っている紙切れに。








心臓が少し脈打つのを感じた。手を伸ばし紙を握る。悟られないように電源を切る。不自然な所はないはずだ。


立ち上がりながらズボンに手を入れ、紙をポケットにしまう。







「長々とすいませんでした。とにかく俺も探すのを手伝ってみます。何が出来るかわからないけど。」







急に帰るそぶりを見せた俺に戸惑うこともなく、奥さんはありがとうございますとだけ言った。何かあればまた連絡する事を伝え、何かあれば連絡を下さいと付け足しておいた。


帰りは送って貰わなくても大丈夫ですと。
早く、紙切れを確かめたかった。






まだ夕焼けの眩しい外で紙切れを開いて電話番号が書いてあることを知る。この町の外線番号が記載された固定回線の電場番号。ためらうコトなく電話を取りだしかけてみた。






その瞬間、発信ボタンを押した瞬間に驚く、その番号の先がわかったんだ。その数字は数少ない俺の携帯に登録された番号だった。



その表示名は「BAR 5line」この町のロクデナシ御用達のバー。







シンとはそこで会ったことも、飲んだこともない。あいつがここの存在を知っていたことも、自分は知らなかった。





通話をすぐに切って、考える。進むのか、ここでやめるのか。



あのバーの名前が出た以上、シンの身には何かが起こっている。そしてこれに首を突っ込めば、俺の身にも何かが起こる可能性がある。進むのか。やめるのか。考えた。












もちろん。進む。











-第7話へ続く-


 









※この話に登場する人別、名称、その他は全てフィクションです。ところでなぜフィクションと言うぼやけた英語を使うか君は知っているかい?空想と言えばいいじゃないか、わざわざフィクションだなんておかしくないかい?嘘ッパチです!でもいい。なんでわざわざこんな得たいのしれないフィクションなんて横文字を使うのか、せっかくだから教えてあげよう、いいかい?






そもそも妖怪変化とはね?


うしおととらって面白いよね。

7

芥川パチ之助さんの

※本記事はユーザー投稿コンテンツです。

共有する

コメントを送る

ログイン・会員登録してコメントする

このコラムへのコメント(2 件)

プロフィール画像
+馬ッ+
投稿日:2016/05/24
うしおととらも面白いですが個人的にはからくりサーカスのが好きですw
プロフィール画像
あきうめ
投稿日:2016/05/23
キタキター!
続きをお友達のジェットマイトさんに催促したんですよ!
いやぁジェットマイトさんに感謝しないと。
きちんと伝えてくれたんですね!
次回も楽しみだなぁ~。
いつになるのかなぁ~(´・ω・`)

パチ7自由帳トップに戻る

パチ7自由帳月間賞│特集記事