イマジナリーシンフォギア

ある日曜日。まだ今みたいに寒くなくて薄い上着を1枚羽織る位がちょうど良かった季節。



腰が痛くて目が覚める。これは完全に寝過ぎた奴や。寝返りも大して出来なかったんだろう...

時計に目をやるとお昼の12時ちょっと過ぎ。

甘いパンケーキの匂いとコーヒーの匂いで完全に目が覚める。相変わらず腰は痛いが。

「ゆっくり寝れたみたいだね。パンケーキちょっと焦がしちゃったけどもうすぐ出来るよ。コーヒー飲んで待ってて。」

彼氏の優しい言葉に甘えコーヒーをカップに注ぐ。

ブリーチしまくって髪にキューティクルが無のボサボサ頭な自分の事は棚に上げて彼の耳上の寝癖がちょこっと気になった。

言うほどでも無いから何も言わなかったけど。

出来立てのパンケーキをテーブルに用意してくれて2人で「いただきます。」と言ってちょっとだけ焦げたパンケーキを食べていたら彼氏が突然思い立ったように言い出した。

「ねぇ今日パチンコ屋さん行かない？今ね1円でパチンコ打てるんだよ！台はそうだなぁ...あ、シンフォギアとかも１円で打てるんだよ！アニメ観てたよね？ゲーセン感覚でさ！...そうだなあ1人3千円位で結構楽しめると思うんだけど。興味無いかなぁ？」



いぐにぎまっでるだろ！！！！！！！

パチンコでシンフォギア打ってからアニメ観たんやけどな。

何なら1パチじゃなくて良い。俺のフィーリングで台選ばせてくれよ。並んで打たなくたってこちとら構わんわ。




「へぇー！そんなのがあるんだね！！行ってみたいなぁ！！楽しそうだなぁ。今日はパチンコ屋さんで遊ぼう！」と私はふふっと笑いながら彼にこう答えた。



そして彼とホールに着いて彼が「この台で未満は打ちなよ。俺はここにする。」

「わかったー楽しもうねー♫」


2人並んで1パチのシンフォギアの台に座る。


「これ...なんだっけ？？保留玉？？だっけ？？？〈てがみ〉ってなってるけどどうなの？」と聞くと彼はちょっと間をおいて「うーん何とも言えないなぁ」と答えた。


並んで打ってあーだこーだ言いながら笑ったりして「今日の夜は焼肉にしようか？」と彼は言った。

負けても買っても焼肉。1パチデートも悪く無いな。負けても3千円だもんな。



正直この後の事が思い出せない...
























全部妄想だからですけど。
書いてて楽しかったです。それ以上に私のメンタルやられましたけど。

イマジナリーフレンドとかイマジナリー彼氏とかいるんだからイマジナリーシンフォギアもあっても良いじゃない？

正確にはこのタイトル、イマジナリー彼氏であってシンフォギアは存在してるんですけどね。

そんなのどうだって良いんだよ。


「良い大人は夢を見ないと言ったな…そうじゃない…大人だからこそ夢を見るんだ。」

風鳴弦十郎／アニメ「戦姫絶唱シンフォギア」第10話より。


はいっ！！！せーの！！！！戦姫絶唱！！！！



おわり。

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