ゆるゆる養分日記#1｢出会い｣

こんにちは、にるにーるです。少し長くなりますが、今日はピュアなチェリーボーイだった僕がパチ屋に飲み込まれるようになった経緯を書いていきます。


時は云年前、当時よく遊んでいた友人(後のAタイプに関しての師匠)から突然メールが来ました。


｢パチ屋行ってみない？｣


今考えると宛先を間違えたのではないかと思うくらい突拍子もありませんでした。


そもそもあまりパチンコスロットにいいイメージはなく、真っ赤な収支を見せてくる師匠を見ては絶対打たねえぞ、と決めていました。


しかしにるにーる、安い人間です。次の一言で出かける仕度を始めました。


｢晩御飯奢るから。｣


飯は命より重い──。


〜ホール前にて〜


午後3時半、全くやる気のない時間に集まった僕は早速基本的なお金の入れ方、店のシステムについて、そして今日がノリ打ちであることを知らされ早速足を踏み入れました。


耳をつんざく轟音とタバコの臭い。


初めてのスロットは｢何で来ちゃったんだろう……｣といった気持ちからスタートしました。


〜運命の出会い〜


｢とりあえず打ちたい台があったら座ってみ、俺その横に座るから。｣


典型的な養分同士の連れ打ち、設定は無視。まあ初めてなので致し方ないのですが、そうこうしているうちにある一台の台と出会います。


｢これ原作知ってる……！｣


バ ジ リ ス ク 甲 賀 忍 法 帖 Ⅱ


｢これ目押しほぼいらないからオススメ。｣


追 い 討 ち を か け る 師 匠


｢じゃあ打ってみます！｣


狂 い 始 め る 人 生


そうです、バジリスクは原作を知っているが故に深い沼に沈んだ機種です。一年後の自分がタイムワープしてきてたら全力で制止してたと思います。


打ち始めるとコンスタントに強チェリー、花火絡みからBT。座ってから大体、150Gでした。


しかし枚数があまり伸びず、200枚ほどの獲得で終了。その後は200GまででポンポンBT突入するも4桁どころか500枚にも届かず。


ヒキ弱養分の片鱗が既に見え隠れしていました。


ちなみに師匠はこの時点で2300枚を隣のバジⅡで叩き出していました。よくやるわ……


〜結局〜


投資は1000枚(5スロ)を越えました。最後にしようと決めていたBTで弦之介さんが中々頑張ってくれたおかげで1100枚回収。


その後は師匠が打ち終わるのを待つために色々店内を見て回りました。コーヒーサーバーや漫画、柔らかなソファとマッサージチェアなどが充実していてパチ屋に対するマイナスイメージは少し和らいでいました。


爆音なのは未だに少し慣れませんが。


一時間ほどマッサージチェア(有料)で身体をシバかれていると、師匠から打ち終わったとの連絡。5800枚一撃で出してました。ほんとよくやるわ……


結局

にる 投資5k 回収5k
師匠 投資3k 回収22k


と、ビギナーズラックを活かしきれない初スロットになりました。ですが、


｢楽しかったろ？｣


という師匠の言葉に僕は首を縦に振りました。このあと一年間、AT機にボッコボコにされると知らずに。


僕がバジリスクで散々痛い目に遭ったAT一年間戦争のお話はまた別の機会に……。最後まで読んで下さり本当にありがとうございます。

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