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【ぱちんこ魔法少女まどか☆マギカ特集】ダンナくんの、原作語ってよかですか？

ダンナくん「ぱちんこ魔法少女まどか☆マギカ」特集

パ、パチスロ打ってる場合じゃねェ！

みなさんこんにちは。
パチ7漫画家のダンナくんです。

今回、パチ7でぱちんこ魔法少女まどか☆マギカ特集を組むにあたり「ダンナくんて原作アニメ好きだったよね？原作紹介を書いてみない？」と声が掛かったワケですが、普段から色んな形で原作愛をまき散らしている私ダンナくんに断る理由などひとつも見当たりません。

こんなもん即受けですよ、即受け。

本来であれば原作ストーリーを全て網羅したい所なのですが、今回は「ぱちんこ魔法少女まどか☆マギカ」を楽しく打つ為に最低限知っておきたい原作情報を、STEPUP形式で紹介したいと思います！

そんなワケで愛を込めて書きましたので多少「大丈夫かコイツ？」という箇所もあるかもしれませんが最後までお付き合いくださいませ！！

STEP1★魔法少女まどか☆マギカの世界観を知ろう！

作品タイトルを見ると原作を知らない多くの人は萌え系変身バトルものを想像するでしょう。そんなカテゴリーがあるのかは知りませんが（笑）でも原作の世界観を知ったら印象もかなり変わると思いますよ？

物語の舞台は見滝原市という架空の街。その世界では〝魔女〟が存在し、人間の弱い心に付け込んで結界に取り込み、食い物にします。魔女は基本的に人には見えないので、その実害は自殺や事故、天災・災害などとして表面化します。そしてその魔女を退治するのが魔法少女。魔法少女はキュゥべえがその資質を見出した少女とある契約を結ぶ事で生まれます。

「どんな願いでもひとつ叶う代わりに、魔法少女となりその生涯を魔女退治に捧げる」

1つの願いと引き換えに、魔女に倒されるその日まで未来永劫魔女退治をする。なかなかに重い十字架を背負った少女たちの話なのです。死と隣り合わせの終わらない戦いに葛藤する少女たちの心情がリアルに描かれていきます。

絵は可愛いのですが、色々と考えさせられるちょっとダークな背景があるわけですね。
どうです？印象、変わりましたか？

STEP2★登場キャラを知ろう！

登場キャラが魅力的である事は人気アニメの必須条件と言えます。それぞれの想いを胸に魔女を打ち倒していく魔法少女たちも、その条件を満たしている事は言うまでもありません。ざっくりですが相関図を作ってみましたので主要キャラの関係性を把握しておきましょう。

ホントにざっくりです。

『ソウルジェム』と『グリーフシード』

登場キャラ同様、これを知らないと一歩も前に進めないくらい重要なアイテム。それが本機の役物としても活躍するソウルジェムです。

これは魔法少女に必要不可欠な宝石で、魔法を使うと少しづつ濁っていく性質を持っています。魔女を倒すと手に入るグリーフシードによってのみ、その濁りを浄化する事ができるのです。

え？濁ったまま放っておくとどうなるか？
それは最後まで読んで頂ければお分かりいただけると思います。ふふふ。

STEP3★ストーリーリーチの原作背景を知ろう！

本機リーチでは最強カテゴリーに属するのがストーリーリーチです。5人のキャラに対応したそれぞれのリーチが用意されて、発展するだけで激アツ！

どれくらいアツいかは実際にホールで確かめて頂くとして。ここではストーリーリーチに沿って彼女たちがそれぞれどんな想いで魔女と戦っているのかを解説していきましょう。

ついでに私の個人的解釈も添えさせて頂きます。
というか、むしろそこがメインです（笑）

マミさんストーリー　第3話「もう何も恐くない」

事故で両親を同時に亡くしていたマミさん。魔法少女としても孤独に戦い続けてきたマミさんはいつも気丈に立ち振る舞っていました。しかし、まどかから「魔法少女になりたい」という決意を聞くと、これまで抑えていた気持ちが溢れ出し、こらえきれず涙をこぼしてしまいます。

仲間ができる心強さに、活き活きと魔女と戦うマミさんでしたが、まどかとさやかの目の前で無残に殺されることになります。そのあまりの衝撃と残虐さに、まどかとさやかは魔法少女になる事を思いとどまるのです。

私も衝撃を受けたこの第3話は、魔法少女の厳しい現実を描写した、この物語で必要不可欠なエピソードなのです。この話を境に物語は一気にダークになります。それはもの凄い落差で。

ちなみに萌え系が受け付けないという人に、魔法少女まどか☆マギカの原作アニメを薦める時「3話まで観ればハマるから！」というのは、あるあるです(笑)

さやかストーリー　第4話「奇跡も、魔法も、あるんだよ」

マミさんが死んだショックで魔法少女の契約を思いとどまったさやかとまどか。しかしそんな折、事故の後遺症で二度とバイオリンが弾けなくなった、さやかの幼馴染である恭介が、バイオリニストの夢を絶たれた絶望から自暴自棄になってしまいます。恭介に密かな思いを寄せていたさやかは、その姿を見て決意するのです。

恭介の後遺症を治すという願いと引き換えに、魔法少女になる決意を。

第4話のタイトルでもあるさやかの名言「奇跡も、魔法も、あるんだよ」
このセリフはその「間」と「イントネーション」が超重要です(お？どうしたどうした？)

このセリフを知らない人がそのまま読むとおそらく語尾が「…あるんだよ？」と少し諭す印象を与えるイントネーションになりがちですが…

違うんです。

これは確かにさやかが恭介に向かって言ったセリフですが、実はさやかが無意識に自分に言い聞かせるように言っているのです。「私が魔法少女になれば恭介はまたバイオリンを弾けるんだ」と。

だからマネする時はそんなイントネーションでお願いしますね（笑）
「奇跡も…魔法も…あるんだよ」…ええ、私の推しキャラです。

杏子ストーリー　第9話「そんなの、あたしが許さない」

事ある度にさやかにつっかかっていた杏子。
その背景には似たような理由で魔法少女になり、結果的に家族を失ってしまった自分と重なる、さやかへのもどかしさがありました。そんな二人が幾度かの衝突を経て互いを理解し始めた矢先、ソウルジェムが濁り切ってしまったさやかが魔女化してしまいます。

そうです。ソウルジェムが濁り切ってしまうと魔女化してしまうんです！

初めてその事実に直面し混乱しながらも、さやかを救いたい杏子は、まどかと共に魔女化したさやかへの呼びかけを試みます。しかしまどかへの容赦ない攻撃を目の当たりにし、それはもう叶わない事なのだと悟った杏子は、さやかと共に死ぬことを選ぶのです……

「いいよ、一緒にいてやるよ。独りぼっちは……寂しいもんな」と。

このエピソードも物語上超重要です。
「魔法少女はいずれ魔女になる存在である」という事実がこれによって明らかになるのです。
これも衝撃だったなぁ。それに、死を決意した杏子がリボンを外し髪をおろすシーンは、それまでの杏子のガサツな印象を一遍させる、作中でも1・2を争う名シーンなんですよ。

悲しくも美しい友情に涙腺崩壊必至です。
ホールでは涙がこぼれないように気をつけないと（笑）

キュゥべえがひっくり返った瞬間！

このちょっと怖いキュゥべえの意味がここで明らかに！

えーと、ストーリーリーチ紹介の途中ですが、ここがベストなのでカットインさせて頂きます。

そう！キュゥべえの正体がここで明らかになったのです。

「この国では成長途中の女性の事を少女と呼ぶんだろう？だったら、やがて魔女となるきみたちの事は魔法少女と呼ぶべきだよね」

……こんな恐ろしいセリフとともに。

キュゥべえはインキュベーターと呼ばれる地球外生物で、宇宙を存続させるためのエネルギーを回収するのが、その主な役割。そのエネルギー回収方法として最も効率的なのが

〝少女の希望と絶望の相転移時に発生するエネルギーの回収〟

なのだそうです。よくわかりませんよね(笑)

つまり魔法少女が絶望して魔女化する瞬間が、キュゥべえのお仕事の時間ということですね。
そして、このエピソードを境にキュゥべえは一気に開き直ります。

「この宇宙の為に死んでくれる気になったらいつでも声をかけてね」

などと、さやかと杏子が死んで落ち込んでるまどかに平然と言ってのけます。
どうです？上写真の禍々しいキュゥべえの意味、わかって頂けたのではないでしょうか？

ほむらストーリー　第11話「最後に残った道しるべ」

時間遡行者(じかんそこうしゃ)……時を遡る者。それが暁美ほむら。

実はほむらは始まりの時間軸で、最大級の魔女「ワルプルギスの夜」に殺されたまどかを救う為
〝まどかとの出会いをやり直したい〟という願いと引き換えに魔法少女となっていたのです。

時を遡る魔法少女となったほむらは、まどかを救う為に何度も過去をやり直す事になります。
しかし、まどかを救うどころか、度重なる時間遡行が逆にまどかを窮地に追いやっていた事実を知る事になり、ほむらはひとりでワルプルギスの夜を倒すしか道はないと考えます。

それなのにどうしても倒すことは叶わない。
もし再び時間遡行すれば、さらにまどかを苦しめてしまう……もはやなす術はないと悟ったほむらは絶望し、そのソウルジェムを限界まで濁らせてしまうのです。

第11話……ほむらと一緒に絶望できるエピソードです（？）
ワルプルギスの夜の前に倒れたほむらが、時間遡行も意味がないという状況に気づいた瞬間、それまでの覚悟に満ちた力強い表情が絶望へと変わっていくのですが……この描写がほんと秀逸なんです。

しかしストーリー的にはこれで全ての舞台が整います。少し興を削ぐ言い方かも知れませんが、全てのキャラが緻密なストーリーを完成させる為の役割を全て果たし、残る選択肢がひとつとなった局面ですからね。そう、いよいよまどかが魔法少女になります。

まどかストーリー　最終話「わたしの、最高の友達」

絶望と共に死んでいった魔法少女たちと、それでもたった独りでワルプルギスの夜に立ち向かうほむらの姿を見て、まどかは〝ある答え〟に辿り着きます。

それは、魔法少女になること。

そして、現在・過去・未来・全ての魔女をその手で消し去ること。

そのまどかの祈りは未来永劫、魔法少女を絶望から救い続ける概念となる事を意味していました。時間という概念からも解放されたまどかは、それまでのほむらの孤独な戦いを知り「ほむらちゃんは、わたしの最高の友達だったんだね」と気づきます。

こうしてまどかは、この世界から存在ごと消え去り、「円環の理」という概念として、未来永劫、魔女を消しさり続ける魔法少女の希望となったのです。

……凄いよなぁ。
個人的にはこれ以上ない最高のラストですよ。
それまでの、めそめそ泣いてばかりだったまどかの印象が全て布石となって、涙腺を直撃しますからね。まどかの矢によって闇に覆われた空が晴れていく描写は、まさにそれまでの鬱憤を全て晴らしてくれる最高のシーンですよ。絶望と希望を見事に表現しています。

ここまできて改めて言うまでもありませんが
「魔法少女まどか☆マギカ」の主人公、鹿目まどかは最終話まで魔法少女になりません（笑）

ね？こんなぶっ飛んだストーリーなかなかないでしょ？
ああダメだ。またDVD観たくなってきた。

ちなみにテレビ放送シリーズのアニメを見ようと思ったら、「Amazonプライム」「hulu」などで視聴可能みたいです。また、テレビ放送シリーズとほぼ同内容の〝劇場版魔法少女まどか☆マギカ前編・後編〟であれば期間限定で「GYAO！」にて無料視聴が可能となっているようです。KYORAKUさん、太っ腹!!

STEPFINAL★初打ちにおける心構え

さて、ここまで読んでくれた人は、おそらく読んでない人と比べてぱちんこ魔法少女まどか☆マギカを10倍楽しめます！……たぶん。

初打ちの心構えとしては…

〝制作チームの原作リスペクトを考察しながら打つ〟

これでしょう。

例えば「ほむらの時間遡行擬似連は想像ついたけど、これはあえて真っすぐいったな？」とか
「魔女バトルリーチで賛否ありそうな3Dを採用したのは、ストーリーリーチとの差別化の為だな？」とか……え？わかりづらい？

いいでしょう。
それでは最後に、そんな心構えから私が試打で実際に気付いた小ネタをひとつ紹介しましょう。

筐体には各キャラ対応の武器役物が液晶を囲うように配置されています

そして、その間あいだに配置されているまどかの弓矢

〇で囲った箇所が各キャラ対応の武器です。

紫➡ほむらの盾
赤➡杏子の槍
黄➡マミのライフル
青➡さやかの剣

そして、その間あいだに配置されているのが、まどかの弓矢。
ほら、よーく見てください。何か気づきません？

…私はすぐにピンときましたよ？

そう！

基本全部液晶側（内側）に向ってるのに、まどかの矢だけ外側を向いているんですよ！

何故か!?

それはまどかが宇宙の概念を壊した存在であるからに他なりません。
矢が外側に向って放たれているのは、まどかがその矢で概念を打ち破った様を表現しているワケですね！

え？メーカーに確認？
してません。妄想ですから（笑）

それでは、皆さんの「ぱちんこ魔法少女まどか☆マギカ」初打ちが、円環の理によって希望に導かれることを、心からお祈りして、この記事を終わりたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

さて……
おれも打ちにいこーっと!!