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パチンコネタ縛りの本格お笑いライブ！人気芸人続々登場の『Pお笑いライブ』で爆笑してきたぞ！

あしのゆる調~パチンコパチスロゆるゆる調査隊~

Pお笑いライブ画像１

いきなりですが皆さん、「お笑い」は好きでしょうか。

流石に「嫌い！」というひとはあんまりいないと思うのですが、意外と「劇場まで行ってライブを観るのが趣味！」というレベルでお笑いLOVEな方は少数派かもしれません。なんせここはパチンコ・パチスロサイト。夢にまでホールが出てくるぜという人は山ほどいると思うんですけども、お笑いに関してはよく知らない人も多いかも。

どっこい、最近は「パチンコ」と「お笑い」というのがかなり接近しつつあります。

霜降り明星の粗品さんを始め、岡野陽一さんや空気階段のもぐらさん辺りは地上波でもパチンコの話をガンガンされてますし、またEXITのお二人はパチンコチェーンのYou Tubeチャンネル上でMCを務めておられたりと同様の例はかなりたくさんあります。というか我らがパチ7もハニートラップの梅木さんや橋山メイデンさん、チャーミングじろうちゃんさんとは縁が深いですし、元アームストロングの栗山直人（くり）さんやあきげんの秋山良人さん、やまちゃんボンバーさんなど、現役・元を問わず、お笑い芸人でライター活動をされてる方もたくさんおられます。

筆者なんかパチンコもお笑いもダブルで好きなのでそういうネタを見るとほとんどパブロフの犬の如く条件反射で笑っちゃうんですけども、結局「笑い」って最大公約数的なものよりもターゲットを絞ったニッチなものの方が、特定の層に深くぶっ刺さる、みたいな所が絶対にあるわけで、この「お笑いとパチンコの接近」という近年の流れを、歓迎してるファンももしかしたら多いかもしれませんな。

はい、というわけで前置きはここまで。

なんとですね、そういう「パチンコ」と「お笑い」がダブルで好きな方にめちゃくちゃディープに響くであろうお笑いライブが、先日池袋で開催されました。はいドン！

パチンコしばりのお笑いライブ。その名も「Pお笑いライブ」！　直球です！　「CR」じゃなくって敢えて「P」な辺り、絶対詳しい人が作ってるライブだというのがわかりますな。

そしてポスターでひときわ目を引く森本レオ子さん。「なぜ！」と思う人もおられるかもしれませんが、レオ子さんはヒロシ・ヤングさんのYou Tubeチャンネル「ヤングちゃん寝る？」の人気コーナー「日曜パチパチ演芸ショー」にコメンテーターとして出演されておる事からもわかるように「お笑い」とは縁が深いかた。この日は人力舎の三福エンターテイメントさんと共にMC枠でのご出演との事でした。

うわーこれめっちゃ面白そう！　パチンコ・パチスロメディアとして取材しないわけにはいきませぬ。というわけで不詳筆者あしの、行って参りました。ホントは編集長も一緒に行く予定だったのですが直前で急用が！　みたいな感じだったので人生初の「ひとりお笑いライブ」体験であります。うひょー！　ちょっとコワイ！

場所とか出演者とか

▲暗くてスマン

当日はこのライブの制作者で構成作家の「かーしゃ」さんのご厚意により取材とカメラ撮影のOKを頂きました。とはいえフラッシュを焚くわけにもイカンゆえ画像がやや荒いのはお許しを。

ライブは池袋駅すぐ近く「としま区民センター」の小ホールにて行われました。パチンコ系のネタオンリーということで開場前に入場抽選があったりしたら面白いなと思ったのですが、普通に予約順の入場だった模様。

なおこの日のお客さんはだいたい1/3程度がパチンコ経験者であとの方々は「パチンコを知らないお笑いファン」とのことでした。芸人さん達がぶっ込むネタのマニアック度によってはとんでもねぇことになりそうな予感がビンビンです。どうなるんやこれ……。

ちなみに各芸人さんの出囃子は「Pお笑いライブ」にあわせたスペシャル仕様。なんと「それぞれが好きな機種のBGM」が使われておりました。以下、レポートのを前に出場芸人さんと出囃子情報を分かる範囲で。

1.ニュークレープ（浅井企画）	♪バジリスク絆「ワイルドアイズ」
2.シティホテル3号（タイタン）	♪BLOOD+「空色のナミダ」
3.パキオ（浅井企画）	♪たぶん花の慶次の曲のどれか
4.クロコップ（ケイダッシュステージ）	♪牙狼「FAINALクロスファイト牙狼」
5.ターリーターキー（人力車）	♪倖田來未「キューティハニー」
6.脳みそ夫（タイタン）	♪ファインプレー
7.マジメニマフィン（浅井企画）	（すみませんわかりませんでした）
8.LLR福田恵悟（吉本興業）	♪フィーバークイーン
9.入間国際宣言（吉本興業）	♪海物語「Go!Go!SEASTORY」
10.Yes!アキト（サンミュージック）	♪ダンベル何キロ持てる？「お願いマッスル」
ママタルト（サンミュージック）	残念ながら欠場

うおー！　んー惜しい！　全くわからない曲が1曲と何の台かはわかるけど曲名不明が一曲。脳みそ夫さんとLLR福田さんだけ年季が違う曲でちょっと面白いのはさておき、Yes!アキトさんの「お願いマッスル」はSANKYOさんが気合い入れてオマージュPVを作ったりしたことでも話題になってる曲ですな。さすがアンテナが高い。

ちなみに開場前に技術の方が音のチェックなどをされており、筆者は取材の準備をしつつそれらの曲を聞きながら心の中で早押しクイズやってたんですけども、その中に『うる星やつら2』の「Cosmic×L.O.V.E」がありまして。めちゃくちゃセンスいい選曲してる出場者さんおるな！　とか思ってたら流れませんでした。なのでもしかしたら体調不良により惜しくも欠場となったママタルトさんがそれの予定だったのかも……？

なんにせよ、筆者がわからなかった曲が何か知りたい方は、この記事のケツの方に期間限定の配信URLを貼ってますんで、そっちから答え合わせしてみてください！

んで今回は賞金を賭けたネタバトル方式になっており、優勝者は全ネタを観た会場のお客さんと森本レオ子さんによる投票で決まるとの事。レオ子さんはお客さん5人分のポイントを持つジョーカーになってます。

以上を踏まえて、どんなネタが繰り広げられたか見てみましょう。

ネタバトル開始！

▲初っ端から超マニアックだった

言っても観客の6～7割はパチンコを知らんお客さんゆえ、いくら「Pお笑いライブ」とはいえそこまでマニアに寄せはしないだろうと思ってたんですけども、一発目のニュークレープさんはヤングさんのとこでパチネタやってる常連でありまして、今回のネタも「パチ屋で動画撮影してる無名の女YouTuber」という門外漢には恐らくチンプンカンプンなシチュエーションかつ、開口一番「オスイチジュゴンノーマルビタ!?」というアクセル吹かしまくりのセリフから始まるコントでした。

あまりにも意表を突かれて筆者はこの時点だいぶムセたんですけども、観客で笑ってるの6人くらいかつその6人が腹もねじ切れよと言わんばかりに大爆笑しており、やっぱニッチ向けのネタほど刺さったら深いんだなぁというのが再確認出来た次第。

▲山佐から埋まったそうです。

シティホテル3号さんのネタは「ケロット柄のマントで客寄せするプロの呼び込み師」みたいな感じのヤツでこれもまたニッチもニッチ。この辺は「パチンコ・パチスロ」を知ってるとか「ちょっと打ったことある」じゃなくて、「好き」じゃないと絶対出来ないネタでした。「わかる人にはおもしろい」という言葉がこれほど合うネタもそうないかも。

だって知らん人がみたら「なんでカエルの模様のマントにスロッターが突進するんだろう」とか「山佐から埋まりました、ってどういう意味なんだろう」みたいな疑問しか出てこないと思いますもん（笑）

一方「分からない人が抱くパチスロのイメージ」みたいなので勝負してたのが、「パチは打たないけど6年間ホールで働き、誰よりも玉づまり解除が早くなった男」であるパキオさん。

自作の（ダンボールで作った）機種を用いたショートコント的なネタでした。これちょっと写真載せるとネタバレもネタバレなのであえて伏せるので是非配信でご覧いただきたいんですけども、まあオチに使われた某有名洋画がこれまた今どきの若い人は絶対知らんであろうものであり、一方で好きな人はとことん好きなタイプの映画だったんですね。

つまり「パチンコ・パチスロ」というニッチなネタにさらに別ジャンルのネタでマニアックなオチを付けるという、もはや流行とか一般受けとかを潔くパーフェクトに捨て去ったものなわけで、両方の要素がヒットしてしまった筆者はここで膝から崩れ落ちそうになるほど笑ってしまいました。んでもうこの辺で取材とかどうでもよくなってきちゃった感じです。

なんだこれ、すっごい面白いぞ……！　

筆者いままでお笑いライブも結構行ってるしなんなら今回の出場者さんも他で観たことある方もおられるんですけども、なんだろう、その時より演者さんとの距離がグッと近い気がします。なんか知りませんが、仲の良い兄ちゃんがステージにいる感じというか。実際は全然違うんですけども、「パチンコ」を一個噛ますだけで、ここまで親近感が湧くモンなのかとちょっとびっくりしました。

続くクロコップさんのネタも相当面白かった。これも諸事情により写真は載っけれない……というか説明するのすらちょっと危ない気がするネタなので、配信でご確認を。最後の方の怒涛の展開でみぞおち辺りにズドンと重いのが入るでしょう。さすがライダーの当たりセグを全部覚えてる男がいるコンビです（笑）

▲結構ガッツリ立ちトーク

▲あぶねぇ話が6割くらいだった

前半戦・後半戦の切り替わりには出演者らによるトークコーナーがありました。

ネタの振り返りやパチンコ経験などがメインテーマなのですが、コンプラにバキバキに縛られたライターからすると「まじかよ」みたいな話がガンガン飛び出すのに対し「でも確かにみんな居酒屋で友達と喋る時はこういう事言っちゃってるよね」的な感じで深く共感。

いろんなエピソードが飛び出しましたが、印象に残ってるのは入間国際宣言さんの「台をドツキ過ぎて外れてこっちに倒れてきた結果バックドロップみたいな形になった」というもの。うそやろ（笑）　でもこういう誇張気味のエピソードはわかりやすいしパチンコ知らん人にも「なるほどパチンコってそういう感じなんだ」みたいな感じで伝わるし、「アメトーーク」の○○芸人の縛りの回はだいたいどのジャンルもこういうのが面白いわけで。実際、この話はパチンコを知らん人にもかなりウケてました。

そんな入間国際宣言さんのネタはそのまんま「台パン」をテーマにしたもので、どう考えてもコンプラ的にアレでしたが勢いが凄くて笑わざるをえない系でした。ちなみに実際に「ガラが悪すぎて何回も出禁になってる」とのことで、ネタも実体験を元にしてる模様です。

今回の出場者で唯一の女性芸人コンビ、ターリーターキーさんのネタはまさしく「あるある」でして、パチンコを打ったことがある人なら深く共感できる「歌パチの歌は一番良いところが聴けない」というジレンマに関するもの。ネタの作りが丁寧だったんでパチンコをやったことがない女性のお客さんもスッと入った感じかも。ちなみに10組の芸人さんたちの中で漫才形式はこの2組でした。

続いてマジメニマフィンさんのネタに関してはちょっとノーコメント。これは是非実際に見て欲しい。だいぶ反則技ですが、パチンコとかパチスロに関係なくむっちゃ面白かった。このフォーマットだったらジャンルを問わず全部いけるっちゃいけるんですけど、とりあえず「パクリ演出がデフォのパチンコ業界に警鐘を鳴らす」的な意味ではなにげに哲学的かもしれません。

筆者の奥さんが非常に好きな芸人さんである脳みそ夫さんのネタは「CRタイタン」というタイタン所属の芸人さんたちが活躍する架空の台をモチーフにしたネタ。これは圧倒的にクオリティが高かった。え、単発のネタのためにこんなん作る!?　と思ったらどうも別のライブ用に作ったネタがたまたまパチンコネタで、奇跡的に今回のテーマに合致したとの事。ミラクル！

余談ですけど事務所をテーマにしたパチンコ・パチスロといえば人力舎の「ビジトジ」が実際にありました。これに関しては冒頭でちょろっとMCの三福エンターテインメントさんが触れられており、そこにピクっと来たレオ子さんが「ありましたね！」と食いついておられ、これもよく考えたら普通のライブでは絶対あり得ないやり取りだなと思った次第。冒頭でMCがパチンコ・パチスロの「ビジトジ」の話するライブなんか恐らく金輪際ないです。

▲ソロ出場＆下ネタ全開だった。

▲ダブルハンドル！

LLR福田さんは今回はソロ出場。ネタはパチンコエロフリップ漫談というか、いわゆる「パチンコあるある」を「女性との関係」に置き換える……というもの。福田さんはギャンブル系の動画観てると良く目にしますし筆者もだいぶ好きでライブも行ったりするんですけども、今回は取材中に気づいたらまさしく氏が横に座っておりバチクソびっくりしました。なにげにコレが一番の思い出。

そして「やすだドキドキチャンネル」でも活躍中、最近は「怪奇！YesどんぐりRPG」のメンバーとしても色んなところで見かけるYes!アキトさんのネタは、なんだろう、パチンコがどうのというよりも、いつものアキトさんという感じでした（笑）　福田さんとアキトさんはパチンコが分からん人が観ても笑える感じだったので、お客さんも安心して観てた感じがします。

制作者さんに話をきいてみよう！

序盤は緊張気味に取材してた筆者も最後にはカメラ撮影を忘れて爆笑しまくっておりました。パチンコやらないお客さんも「そういうものか」という事で後半はリラックス。ヘンに気負わず、普段のお笑いライブとそんなに変わらない空気感で楽しまれていたようです。

いやぁ、楽しかったなぁ……。

いうわけで、こんなステキなライブを制作して下さいました、かーしゃさんにも話を聞いてみました。かーしゃさんは元ジャイアントジャイアン（浅井企画）のボケ担当の方。現在は構成作家として活躍中であられます。

すみませんかーしゃさん、ちょっとだけお話お願いします……！

▲スーパーフレンドリーな御仁でした。

──なぜパチンコネタ特化のライブをやろうと思ったのでしょうか？

自分が制作しているライブは「自分がやってみたい」「見てみたい」「他ではやっていない」というコンセプトでやっております。もともと自分もパチンコスロットが好きだったので、そこで「これをネタにしたらいいんじゃないか」と思ったのが開催のきっかけです。

ただ、普通にパチンコネタライブするだけじゃおもしろくないと思ってたところ、お仕事で以前ご一緒したことある森本レオ子さんに出ていただいたら「ライターさんも出るお笑いライブ」という、あまり見たこともないライブになるなと思いました。森本レオ子さんの出演が決定し、今回ライブの開催が決定しました。森本レオ子さんありきです（笑）

──通常のお笑いライブと比べ、お客さんの入りや反応はいかがでしたか？

普段とそこまで変わらない数のお客さんには来ていただいたのですが、やはりパチンコネタということで敬遠されてる方は多かったです。厳選されたお客さんしかいなかった分、ものすごく反応していただけました。コアな知識やあるあるが伝わるか心配してたのですが全部ちゃんと伝わり、思ってた以上に満足しました。

終わったあと何人かで打ち上げ行ったんですが、ずっとハイテンションでパチンコスロットの話していました。お笑いの話は０だったとおもいます（笑）

──今回のライブを振り返り、何か感じた事などがあれば！

パチンコ好きが演者もお客さんも集まるとここまで盛り上がるんだと思いました。アーカイブも3/15から２週間限定で公開していますが、パチンコスロット好きには本当におすすめです！パチンコスロット知らない人は、他のライブ見てください（笑）

もしアーカイブや評判が好評であれば２回目もやろうと思ってます！

マジで観に行って良かった！

▲レオ子さんの希望で脳みそ夫さんも参加になったそうな

最後にちょびっとレオ子さんにもお話を伺いました！　チワッス！　どうでした今日？

「クオリティに圧倒されましたね（笑）　わたしこれが決まった時に『誰か他に観たい芸人さんはいますか？』って聞かれて、その時に「脳みそ夫さん」って答えたんですよ。前にテリー伊藤さんと脳みそ夫さんで対談されてる記事を見かけたことがあって、その時『めちゃくちゃ詳しい上に凄い打ち方する人だな』って思ったのがずっと記憶に残ってて（笑）　だから今日、生で見れて感動しちゃいましたね。他の方々のネタも完成度が高くてびっくりしました。ほんとに面白かったです……！」

「へぇ！　脳みそ夫さんブッキングの決め手はレオ子さんだったんだ……！」と驚いているところでちょうど横を当の脳みそ夫さんが通りかかったのでその件について聞いてみるとこんなやり取りが発生していました。

「その記事はアサヒ芸能かな……？　それで、前にレオ子さんからTwitterをフォローして頂いて……」
「それは単純に好きでフォローさせていただきました（笑）」
「ああ、それは……こんちわ～す」
「生こんちわ～す！　うれしい！」

だそうです（笑）　筆者も良いもん見れて満足。というか振り返ってみれば、全ネタが見応えバグツンでして、それもやっぱ「パチネタ」という共通項部分がそもそもぶっ刺さってるからなんですな。筆者なんかが知らん人にパチンコ話しても何も面白くないんですけども、そこを如何に料理して笑いにつなげるか。やっぱプロはすげえなと思いました。

はいこちら、最終的に優勝したのは誰なのか。そして筆者がわからなかった出囃子はいったい何か。本文で触れなかったクロコップさん、そしてマジメニマフィンさんの衝撃のネタはどんなものだったのか。立ちトークでの絶対ほかじゃ聴けない危ない話とは……！

マジで全ネタそれぞれめちゃ面白かったので、気になる方は是非アーカイブにてご覧くださいませ。こちら「期間限定！」「期間限定！」となっております。大事なことなのでもう一回くらい行っときますが「期間限定！」ゆえ、早めにチェックされてください。マジ面白かったです。

以上！　あしのでした……！　第二回目希望です！

【関連Twitter＆動画などのアドレス】
かーしゃさんTwitter（https://twitter.com/ka_sha27）
かーしゃさんライブ告知Twitter（https://twitter.com/live_kasha）
「Pお笑いライブ」アーカイブ（3月29日まで!!）